委員長挨拶

 

青少年共育委員会 委員長 中村 雅俊
 

「昔は貧しかったが心は豊かだった。今は物質的に豊かになったが心が貧しくなった」この言葉を一度は耳にした事があると思います。時代の流れと共に、青少年を取り巻く環境は様変わりしており、意識や行動が人間関係に大きな影響を与え、陰湿ないじめ問題、会話の減少やコミュニケーション不足などが問題視されています。これらの問題の解決を図り、青少年の心豊かで健やかな成長を支援していくためには、自然や人との直接のふれあいや体験により青少年の主体性と創造性を育くむことと、家族の絆・人間関係・コミュニティーの回復へと繋がることで、心豊かな社会が生まれると考えます。当委員会では野外体験活動を通じて「心」をテーマに事業を行います。この世に生を授かったこと、命の尊さや生きていることの素晴らしさ、身近にある幸せなどへ「感謝の心」を育みます。そして、互いの健闘を称えあう場を設けることで、共に苦しさを乗り越えた達成感を共有することができ「諦めない心」を育みます。また、仲間やスタッフの声援でやり遂げた後の感動や友情と信頼が高まり、自分への自信へと繋がる事ができます。自分と仲間との関わり方を考える場を設けることで、相手の立場や気持ちを考え、温かく親切にしようとする「おもいやりの心」を育みます。この3つの「心」のテーマを実践することで「生きる力」人間力の向上を育む成長へと繋がり、色々な場面に遭遇した時に、正しい判断や決断が出来る人材育成に繋がるよう考え取り組みます。本年度も一般ボランティアを公募し、地域において人生経験が活かされる思いやりのある献身的なボランティア育成運動を実践します。率先してボランティア活動に参加できる人材育成、そして、地域社会へ技術・知識や経験を活かし、共に心を育み成長する場を設けることで、地域ぐるみで青少年を育成するという意識を醸成します。青年会議所は地域に根差した活動をしており、多様化するニーズに応え成長を続ける為には同じ志を持った会員拡大は必須です。当委員会は事業を通してボランティア育成運動から繋がる会員拡大の実践にも力を注ぎ、50周年の節目に青少年育成の委員長を担ったことへ感謝し、事業を達成するため粉骨砕身の覚悟で臨みます

地域の未来創造委員会 委員長 成松 トキ子
 

現在日本では、震災からの復興及びエネルギー問題、国益に関わるTPP問題、領土・領海問題など刹那的な改革では解決出来ない深刻な問題に直面しています。ここおおすみにおいても、地域産業の強化、少子高齢化対策、新幹線開通後の交流人口の増加に向けた基盤づくりなど、地域の特色を活かした独自の解決方法を見出すことが必要です。その為には、私たち住民一人ひとりが責任をもち、力強い行動を起こすことが重要だと考えます。当委員会では、これからの未来を見据え、「ひとづくり」や「まちづくり」に対する住民の参画意識・自立性を高めるための地域政策事業を実施し、1人でも多くの地域の方々に、「ひとづくり」や「まちづくり」に関心をもつ「きっかけ」を創出いたします。そして、内に潜む郷土の誇りと気概を顕在化し、市民意識の向上を促すための運動へと繋げます。また、設立から半世紀を迎えた鹿屋青年会議所は、その年その時代の社会的背景に基づき、時代に適応した地域に対する様々な取り組みを行ってきました。その幾多の事業をもとに、鹿屋青年会議所がどのように成長し、どのように地域と向き合ってきたのか、そして自分たちの運動で地域がどう変わってきたのかを検証いたします。そして現状の地域の問題点と真摯に向かい合い、これまでの伝統ある蓄積と変化を恐れない革新ある青年としての独自の方法による、地域が輝き続けるための次世代へ繋ぐ政策提案書を作成いたします。また、これからも継続して地域と共に歩み、地域の新しい未来を創造していく団体であるために、「拡大しなければ成長はない」という危機感をもって会員拡大を行います。「自分達が未来を創っている」という気概と自信に充ち溢れた「自立したおおすみ」の発展へと繋げていくことを目的とし、鹿屋青年会議所創立50周年という記念すべき年に委員長を務める責任を重く受け止め、地域への感謝を胸に今年一年邁進して参る所存です。

 
組織連携戦略委員会 委員長 有村 良一 
 

おおすみには様々な思いを持った各種団体が多数あり、個々に地域の発展の為に活動しております。目的や考え方に少しの相違はあるものの、「郷土(まち)を良くしたいという気概や直向きな行動」は同じと考えます。他人任せではなく、おおすみに住む我々、鹿屋青年会議所が率先して、社会的課題を自ら解決できる地域づくりに行政・各種団体と連携して取り組む事が重要です。今まで自分達がどのように郷土と向きあってきたのか。そして、自分達の運動で郷土がどのように変わったのか。「この郷土に生きる」と、強い決意を持った各種団体と新しい郷土の形を考え直すことにより、同じ方向性が生み出されると考えます。その担いを我々でリーダーシップをとり多くの方の話を聞き、そして、市民のニーズを捉えつつ「独りよがりではない」次なる組織連携を戦略的に構築し実践します。さらに、我々の熱い想いも伝えつつ、組織連携を強固なものへと発展させ、おおすみの特色を活かした、市民主導型のまちづくりを各種団体と実践します。そうすることにより、各種団体の特色が活かされ郷土の誇りを再認識出来ると共に、社会的課題を自ら解決できる地域づくり・地域の活性に繋がると考えます。本年度も賀詞交歓会・夏祭り・体育大学新入生歓迎等、行政・各種団体と連携し参画します。また、先輩方から引き継がれ実践されてきた青年会議所運動と、我々が取り組んでいる運動を地域の方々に理解して頂く機会として、青年会議所説明会を開催します。これから出会う仲間に「この郷土を一緒に良くしよう」と、いう思いを全会員で熱く語りかけ会員拡大に努めます組織としてより一層進化し、郷土を思う新しい躍動感溢れる仲間を増やし、「明るい豊かなまちづくり」へ繋げます。「各種団体と地域の方々と連携し行動する」すなわち、「志」を同じくする事により「人が動き」「人が感動を与え」「人の思いが変わり」感動と共に絆が生まれます。今まで以上の組織間の繋がりを高め、更に大きな市民意識変革運動を推し進めることができると確信し、精一杯頑張りますので一年間よろしくお願い致します。

50周年運営委員会 委員長 三宅 真五
 

社団法人鹿屋青年会議所が1963年に誕生して本年度は50周年の節目を迎えます。「明るい豊かな社会」の創造に志を掲げ、設立より半世紀にわたり先輩諸兄が流された汗、絶え間ない努力と情熱に、そして今日に至るまでの50年間に関わって頂いたすべての皆様に感謝すると共に、我々現役メンバーは今一度先人たちの創ってきた熱き想いと伝統が受け継がれてきたこの団体に大きな誇りを持とうではありませんか。この50周年という節目の年は、初心に返る絶好のチャンスであると同時に新たな未来への一歩を踏み出す為のスタートと捉えます。理事長所信にもあります「伝統」と「革新」、我々が新たな未来へ向かうにはこの激変の時代の中、「守るべきもの」と「革新すること」を見極めることが大切です。まずは鹿屋JCがこの地域にこれまでどのように貢献してきたのか、地域と共にどのように歩んできたのかを再認識と検証し、先輩方より受け継いできたものを感じ理解し、感謝を示すと同時に設立時からの熱い想いをメンバー全員が強く持てるよう意識の共有を図って参ります。さらに、これら「守るべきもの」を継承し、この歴史の延長線がいつまでも続くために我々現役メンバーが今後何をすべきで何ができるのか、未来と希望を語り「革新すること」を共に検討し、鹿屋JCの将来へ向けた指針を示します。そして50周年事業を通じて内外に対し鹿屋青年会議所運動を発信すると共に、JCの魅力を現役メンバーが己の言葉で語ることができるスキルを身に付け、設立50周年を迎える事が出来た賜物の一つでもある、会員拡大運動へ繋げていきます。会員一人ひとりが感謝の気持ちと誇りを持つためにも、熱き友情と絆を育みながらこれまで以上に強い団結力を持ち、これからの未来を背負って立つという決意を胸に全員で作り上げる記憶に残る素晴らしい50年の節目となる様、精一杯の努力をお約束して50周年運営委員長方針とさせていただきます。



        

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