夏休みイベント情報

 夏休み、海洋展示館では、様々なイベントを開催します。昨年開催以来、好評のナイトアクアリウム。8月末までの毎週土曜・日曜の午後7時から午後9時まで、館内の照明を最小限に落とし、夜の水槽をガイドします。サンゴ礁水槽では、昼間、岩陰に隠れているイセエビ類やネムリブカが、活発に動き回り、2年前大浜で自然孵化したアカウミガメの仔ガメが、水槽上部で寝ている様子を間近で観察できます。生きたサンゴ水槽では、ブラックライト(紫外線光)を点灯し、緑やオレンジの蛍光色に光るサンゴを展示。個水槽で飼育しているアカモンガニやセミエビ等の甲殻類、光る貝ウコンハネガイが反射で光る様子も観察できます。映像体験ホ−ルでは、新作映像ソフト夜のサンゴ礁探検2001」を上映。この映像ソフトは、今年6〜7月に大浜沖サンゴ礁で夜間撮影したもので、約30種の生きものたちが、様々な夜の生態を見せてくれます。粘膜に包まれて眠るナンヨウブダイ(青ブダイ)、素早く逃げるカノコイセエビ(赤エビ)、寝ぼけているネズミフグ(アバス)や、リ−フ内でビデオライトに群がるキビナゴの大群。新聞やテレビでも紹介された、ツマジロナガウニが、一斉に産卵するシ−ンや、リザ−ドキクメイシやセンベイアナサンゴ、ハナバチミドリイシの産卵(放卵放精)シ−ン。最後には、大浜で産卵するアカウミガメも登場します。ナイトアクアリウム上映用ですが、昼間の開館時間内も、「太陽からの贈り物」と2本立てで上映しています。
 
 夏休み特別展示水槽「サンゴ礁の幼稚園」では、今年生まれた、約20種類の幼魚たちを展示しています。体長1〜2pのおもちゃのようなかわいい幼魚たち。夏休み期間開催中の「海の生きものスケッチ大会」のモデルにしては、いかがでしょうか?
 
 夏休み期間、毎週日曜日午後3時から30分間は、「サンゴ礁弱肉強食ショ−」を1階展示室で開催します。サンゴの顕微鏡観察やサンゴガニvsオニヒトデvsホラガイの対決を実験水槽で再現。岩のようなオニダルマオコゼ一瞬で小魚を補食する様子やクマノミが宿主のイソギンチャクに餌を運ぶ様子を観察できます。サンゴ礁水槽の給餌では、ブダイ類(エラブチ)が、海藻の代わりにレタスを食べる様子を観察できます。

 
 


トップへ

News目次へ