火傷や手術のは傷跡の全てが消える
火傷のケロイドは本人はもとより、見る者の心にも深く突き刺さる。治す方法はないものかと思う。寂動正体療法の中心にある鎖骨矯正の施術技術を使えば、酷い引き攣れも、黒く硬化した皮膚の状態も見ている目の前で消えていく。リアルタイムで消滅する様子を見る事が出来る。
ケロイドが起きている皮膚の中身は、傷口を治そうとして集まったリンパ液が循環の出発点の心臓に戻れなくなって溜まったままになっている姿である。リンパ液は火傷の傷面を治す為に色々な働きをした後、活動面にあった老廃物を抱えたまま傷面から移動出来ない為、抱え込んでいた物質が皮膚の下に見えているから黒いのです。どんなに長い年月が経過していようと、リンパ液の戻り口である胸鎖関節の奥にあるリンパ管と静脈の合流点の引き連れを取る事によってリンパ液の滞留の解放が達成出来たとき、火傷の面は奇麗な肌に復活する。
まず、リンパ液の滞留によって起きていた皮膚を着色させていた物質が運び去られ、本来の皮膚の色が回復していく。引き攣れと見られているものは、リンパ液の集積である。緩やかに消えていく。
一回ごとに、痕跡は薄れてなくなる。消えたものは再び元に戻る事はない。引き攣れが消える日、引き攣っていた皮膚の面に赤い血管が復活していくのが見える。どのような状態になっていても、痕跡は消える。
私がこうしたケロイドの痕跡を持っている人に胸を痛めるのは、長い年月の間に凍てついてしまっている心である。ケロイドが消えた時、涙を流し、心が解き放たれて、自由になっていく姿である。ケロイドを隠そうとする僅かの心の揺らぎが人格を捻じ曲げ、頑なにしてしまっている。私はその心を本来その患者が持っていた解放された心に戻してやりたいのである。
火傷で手が開けなくなっていた女性の例
この女性は、翌日が死んだ父の49日と言う事であった。この女性か家を出る頃。私の方では翌々日のキャンセルが入った。何か不本意なキャンセルのようであった。
患者が来て、予約対象の母親の病状を書いて貰うと、その女性の指が作るカーブが非常に美しいのだが、身体の大きさと不釣り合いに小さく感じた。その事を指摘すると、女性は手を隠した。やっぱりいわくありの手なんですね。生まれつきですか。怪我であれば治りますよ。と言うと、手を出した。半分握りこぶしのままで、4本の指が開かなかった。手術も何度かしたのだけど治らなかったとの事。これは、ちゃんと治ります。軽いものです。と説明。
二人目の母親をする段になって、今日はお前がして貰え。私は後からで良い。と言う。母の心をするわけね。と言うと、姪がどういう事。と聞くので、親は子供の火傷の傷に一生癒されない心の痛手を負う。亡くなった父は、通夜の席で俺の話題が繰り返されているのを見て、娘のキスを治せる人が居る。何とかして直してやりたい。と閻魔大王に直訴したんしゃないかな。それで、さっきのキャンセルの意味が分かったぞ。おばあさんは、明後日でよければ出来ますよ。娘の傷が治ると言われたら、それより先に元気になる事は出来ませんよね。そうです。49日の後だけど、続けて家を空けられるかい。と言うと、姪が、私が連れて来るから、おばさんがしてもらって。で、決まり。
大阪で看板を書く仕事をしていると言う事であったが、誰も気づいていないのだと言う。大看板専門で、市の全ての行事の看板書きは指名付きなのだとか。
そうした事で、軽作業に近いので、施術は簡単であった。一応の施術後、手の動きの実感を確認して貰った。手は、4本とも正常に開いた。何回か繰り返してもらったが、1回ごとに開きは自然なものになっていた。
そして、呟いた。
これは夢ではないのよねぇ。本当なんだよねぇ。今まで、正常に開いている掌を見て何度目がさめた事か。その度に涙を流しながら手を握り締めるだけだった。だけど、今見ている手は本物なのよねぇ。夢なら覚めないで欲しい。
じゃあ、夢かどうか、頬を抓ってみてあげましょう。彼女の言葉でしんみりとなっていたので笑わせる為に、跡が残らないように思いっきり厚く抓ってやった。
痛いっ。夢じゃないでしょう。痛いんだから、本物である事に確認出来たでしょう。めでたし、めでたし。
でも、痛い。
痛い様に摘まみました。摘まんだんです。摘まん切ってはいませんよ。祝福の思いを込めて実感させてあげたんです。
この後、3回来て殆ど完治状態になって、痕跡は手術の後も含めて消えていた。
続きはまた。1998.09..04
この文章は、火傷の後遺障害に苦しむ方々の会に送ったものです。
拝啓
熱傷者の会を結成された事を南日本新聞で知りました。会の御結成をお喜び申し上げます。あなたの怪我をされた時のニュースに「頑張れ、死ぬなよっ、神よ、彼がしっかり握って放さなかった命の綱を太いものにしてやってくれぃ。」と祈った事を思い出して感無量でした。淀川製鋼にいた頃、工員が硫酸タンクに落ちて死んだ事故があったものですから、元気になっておられたことを知り感激しました。
さて、ここに申し述べることは信じて頂けないかも知れませんが、新聞に報じられたことを人の身体を健康に戻す仕事をしている者として喜び連絡申し上げます。
何を言わんとするかを理解させることが難しいだろうと思いますが、ありのままに述べてみます。信じられない時は御笑捨下さい。信じられないことは覚悟しております。信じられたとしても、義務を感じないで下さい。
現代医学で一命を取り止められた方にとって、現代医学の素晴らしさは神仏に通じる思いがされること思います。速やかな医学の助けがなければ命は失われていたはずですから当然のことです。
助けられた身体にとって、残った引きつれについては本人は元より口には出さなくても見る人の全てが胸を痛めます。本人にとって生きている限り傷を人目に晒すことは胸が張り裂ける思いであること、拝察するに余りあります。
私は、現代医学が治療を放棄した難治の身体を完全に健康な身体に復活させることを本業としている者です。施術法の名前は寂動正体療法と名付けています。私自信の創案によるものです。簡単に言えば身体の関節をミクロン単位で精密に矯正することによって病気の原因である関節のズレを無くする仕事をしている者です。
1987年10月から11月まで、6回に亘り美空ひばりさんの足の施術をして、施術前、諦めていた東京ドームでの公演を成功させることが出来ました。しかし、もう一つ命を落とすものがあったのに警告したのにも拘らず施術をしないままになって絶命しました。原因は私の施術が痛いということにありました。
このひばりさんの施術をしていた11月17日、当日、川口浩さんが亡くなった知らせが施術中にもたらされましたが、ひばりさんは施術を始める前に、それまでのひばりさんの施術中に使った私の施術法の中に、人体の仕組みの秘密を解き明かす技術が含まれていたことの啓示を与えられました。その時はひばりさんが教えられた施術結果の意味が分かりませんでしたが、それからの6か月間その意味を掘下げていった結果、癌が起きるのを阻止する仕組みに迫るものであることが分かり、現在まで手掛けた癌や腫瘍は治せることが分かってきました。
その過程で熱傷の皮膚が完全に普通の状態に復活することも分かってきたのです。この事実をどのようにして心を痛めている熱傷の患者の方々に伝えればいのか困っていました。よしんば伝えたとしても信じてもらえない可能性の方が高いので、人の傷に触るのはしたくない思いでいました。それが、この度会を結成されたということで御便り申し上げたわけです。
熱傷になると何故皮膚が引きつって正常に回復しないのか。これまで当たり前の事として研究の対象にもなり得なかったのであろうと思いますが、私はひばりさんが与えて下さった啓示により、熱傷の後遺障害を完全に解消することが出来る技術を開発した者として、熱傷の後遺症に苦しむ方々の役に立つ事が出来れば嬉しい限りであると思っています。
私の施術の内容と結果について説明いたします。
熱傷の傷跡が引きつる原因は、リンパ液が正常に流れていないことにあります。リンパ液の流れは胸鎖関節の状態によって大きく阻害されます。胸鎖関節の異常の原因は出生の時に産道で受ける強い圧力によって肩が圧迫され、鎖骨と胸骨柄の関節が異常なままに止まってしまうことにあります。殆ど全ての人がこの胸鎖関節の異常を持っています。従って、殆どの人が熱傷を受けるとリンパ液の循環が異常である状態に応じた皮膚の引きつれが起きるわけです。ただ、胸鎖関節のズレの程度によって個人差があることになります。虚弱体質の人がありますが、その様な人ほど胸鎖関節のズレが大きくなっています。また、アトピー性皮膚炎の人も同じです。これらの事は、今年3月まで大分市の病院でX線写真を見ながら施術していた経験で確認しているものです。
では、何故このような事が現代医学の目に触れなかったのかと疑問に思われることでしょう。理由は簡単なのです。現代医学は病気が関節のズレによって起きることを認めていないからです。従って、異常の起きている関節を見分ける技術もありませんし、ましてや正常に回復させる技術もないわけです。
ここで言うズレとは1mm以下の微細なものでX線写真では殆ど識別不能のものです。しかし、慣れると写真を見ただけでどのような病気があるかを判定できるようになります。
胸鎖関節については、ズレの程度が大きくなっていますので、正面からの写真だけで見分ける事が出来ます。そこで起きる様々の症状がX線写真に写っている姿から推定できます。
その胸鎖関節を精密に矯正するのが私が開発した寂動正体療法であるのです。寂動正体療法は全身の関節の矯正を行いますが、その中で、1つの関節で全身の筋肉の状態を支配するものが2箇所あり、左右にありますので4箇所となりますが、この関節は矯正する前は大きく腫れているので、矯正のために触れるだけで激痛を伴います。完全に矯正が終わると痛みは消滅します。
その時、熱傷による引きつれは消滅して普通の肌が表れてきます。上に4箇所と書きましたが、引きつれに拘るものは左右1箇所ずつの胸鎖関節だけです。それも突き詰めていくと、胸鎖関節の4つの方向のズレのうち1つだけが拘っているのです。この特定の1つの方向のズレを矯正するためには他の方向成分のズレを先に矯正しなければスムーズにいかないので、他の方向成分についても必然的に矯正する必要が生じることになります。
この引きつれを消滅させる矯正は、痛みはありますが非常に簡単なものです。そして、矯正が完結した瞬間、劇的に引きつれが消滅するのです。肌色のむらがあったものも熱傷を受けなかったところと違いが無くなります。
他の病気の施術目的で来た患者に熱傷の傷跡があるのを見付けた時、ためらいながらも「この部分の傷は消してもいいんですか。」と聞くことが多いですが、殆どの人が治ることを信じてくれません。しかし、治った肌を見たとき感激に胸を詰まらせています。60歳を過ぎた人が3歳の時に受けた熱傷の後が1回の施術で消滅するなんて考えることが出来ないことは当然ですが、他の病気の場合に比べて自分が治ったことを他の人に伝えてくれないのです。これには本当に困っていたのです。あらゆる病気の患者が自分が治ると別な人を連れてきますが、こと熱傷に関してだけは違うことは、熱傷が心に刻み込んだ傷の深さであるのだろうと思いますし、引きつれが消滅することを信じる人がいないことと共通しているのでしょう。アトヒー性皮膚炎の患者の会に出掛けていってアトピー性皮膚炎は完全に治りますよと言っても、無視されたり、ぜん息の会の方にぜん息は1回の施術でも激減するものだと言っても、けげんな顔をされるだけで信じてもらえないのと同じで、現代医学の治療を受けていた結果で治療不能だと思い込んだものを解放することは自分で治ったのを見ていてさえも信じられないようで
す。本当に歯痒い思いでいます。
それだけに、熱傷の後遺障害を持つ方に向かって、治るもの、引きつれが完全に消滅するものであるということを伝える術がないことは、人類の不幸であると思うしかありませんでした。私が医者でなく、民間療法の研究家であると言うことで、引きつれで悩んでいるはずの方々との間を繋ぐ全ての道は閉ざされているのです。人の命への拘りについて現代の法律は医師だけが全能者であると規定し、それ以外のものには真理は存在せずとして排除しています。これは織田信長の時代の座よりも強い独占化の仕組みです。
この仕組みは例え医学以外の所で人体の仕組みに関する原理が見つかったとしても、それを人類の普遍のものとする方法がありません。そこで、先程述べたように病気で苦しむ方々の存在を知ったとき手紙を差し上げて医学が知らない仕組みの存在と、その技術を私が開発していることを知らせていますが、NHKが大人のアトピー性皮膚炎の問題を取り上げたとき以外は無視されてきました。
この手紙も無視されることは承知の上で記してみましたので、結成された会の目的と違いましたときは読み捨てて頂いてよろしいです。
なお、施術は現在のところ鹿児島県坊津町の自宅において予約により行っております。施術の効果は1回毎の施術によって胸鎖関節が矯正出来た程度に応じて正常な皮膚に激変していく事が確認でき、復活したものは元に戻ることはありません。これは正常な方向へ矯正された関節は更に正常側への矯正は受け入れるが異常な方向へのズレは絶対に許さない、非常に強固なシステムが存在していることを裏付けていると考えています。
以上、無駄なお知らせかもしれませんが、会の根本的な問題に応えることが出来るのではないかと思い、お知らせいする次第です。
敬具