1991.9.28 子供の虐待について 寂動正体療法 創始者 上村 巖 9月25日放送の「子供の虐待」の件について、かねてから原因となっているものに心当たりがありますのでお知らせ致します.私がどのような者であるかについては同封の資料を御覧ください。 さて、分かり易くするために昨年12月に施術した、一人の患者の例を示してみます。 1.施術に訪れるまでの症状 @ 呼吸が停止しチアノーゼの状態で救急車で病院に搬送して命を取り留めた。 A それから痙攣が頻発するようになった。 B 脳波に異常があり、腹に影が確認されており、肩が後ろに向き、胸を張る。右足が 捩れてX脚になっている。 C 成長が遅れた感じで、言語はマンマと時々パパと言う事が出来る程度 D 首が座らず、抱いている姿勢で10秒位経過すると眼球が上に向かって釣り上がって いき、しゃっくりが始まり、頭が後ろに引き付けられて全身が逆海老状態となる。 E 泣き声が傍に居る者の神経を掻き毟り、苛立たせる成分を含んでいる為、非常に強 い不快感が起きる。母親も父親もこの感情を堪えて育児をしていた事を確認する。 2.X線写真の観察の結果、 @ 右肩関節の脱臼がある。 A 胸鎖関節のずれに原因する全身症状が確認できる。 B 環椎が異常であるように見える。 C 第3頚椎が棘突起を欠いている。 3.触診の結果 @ 右腕が内転している。 A 右胸鎖乳突筋が非常に強い拘縮の状態にある。 B 右肩胛挙筋が強い拘縮の状態にある。 C 腹部の腹筋が拘縮している。 D 右大腿筋膜張筋、右大腿直筋、右大腿膜様筋、右大腿腱様筋が非常に強く拘縮して いる。 4.施術内容 @ 肩関節の復旧と胸鎖関節の矯正を行なった。 A 後頭側頭縫合線の矯正を行なった。 5.施術後の状況 @ 右手は握ったまま動かさなかったが、動かす様になり、掌を握ったり開いたりする ようになった。 右手を母親の左肩に挙げて抱くと、ぶらんと落ちていたが、手で左肩を捕まえてい る感じが出てきた。 A 泣き声が正常な音声になり、聞いていて不快感がなくなった。両親ともこの泣き声 の変化をはっきりと自覚して、母親は涙を流した。 B 右大腿が開くようになった。 C 眼球を引き釣らせる動作がなくなった。 D 母親に抱き上げさせて確認すると、身体が母親の体にぴったりと着き、初めて体を もたせ掛けた感触を体験したことを感激していた。 E 抱いている間、全身が後ろに反り返る動作が全く起きなくなった。 F 1ヵ月後に来た患者の伯父の話しで、施術後は全く痙攣等の発作は起きておらず、 施術後の子供の状態に感謝している旨の伝言を持って来ていた。 以上のような施術経過であった訳ですが、この患者の状態は、過去にあった患者の症状の集大成となっているものでありましたので、状況を記録していたものです。 過去に報道された母と子の関わりの事件で、記憶に残るものとして、嬰児を襖に投げ付けて殺したものがありました。また、子供の泣声を聞いていて苛立ち、叩いて死なせたものや、泣声がうるさくて布団をかぶせている間に死んでしまったもの等がありました。 これらに共通しているのは、子供の泣声に対して母親が頭をかきむしられる様な感じがして思わず行動をして、その結果が子供の死になっていたと言う事です。この現象の意味が判らない為に、子供を死なせた母親は鬼同然の扱いを受けて報道されています。 何故母親が子供を投げ付けるのか。この原因が判らないと、子供を虐待する母親の心理も判らないと思います。 私は、全身の関節を精密に完全に矯正する事で、病気を治す仕事をしている間に、現代の解剖医学が見落としている人体の仕組みを発見し、その仕組みから起こる疾患の解消を最重要視して施術を進めている状況です。大分市の病院で施術していた頃に、私の施術法を習いに来た人は、私が発見した人体の仕組みは、中国の伝統施術法にもないものである事を驚いています。ですから、これは現代医学の中で発見したものであれば、ノーベル賞は間違いない巨大なものなのにと言って惜しがるものです。 何故なら、現代医学も東洋医学といわれる伝統医学も解決出来ない難病が完全に治る原因ポイントであるからです。以前、朝8時35分からの『おはよう広場』で、「大人になっても治らないアトピー性皮膚炎」というテーマが放送された時、たまたま見ていましたので、アトピー性皮膚炎は原因がはっきりと判っており、確実に治りますと手紙を送りました所、担当者の方が番組に出ていた患者に手紙を渡された様で、同じく番組に出ていた先生に見せたという事で、その先生に勧められて来た患者達は、奇麗に治りました。 施術不能といわれいたスモン病も完全に治せるものでしたし、喘息や呼吸困難等の呼吸器障害、白蝋病、リュウマチなど体質的なものも2〜3回の施術で治るものなのです。これ迄難治とされていたのは、治療法が不的確であったからに過ぎません。的確な治療が現代医学の中にあるとは限らない訳です。 『子供を虐待する母親』の原因は、子供が鎖骨関節に異常を持って居り、それによって子供の声の質が変化しており、同じ症状を持つ母親が、それに対して激しく反応している現象です。これは、子供のいじめも同じです。 子供の声の変質とは何かと言う事ですが、泣声を聞けばすぐに判るのですが、腸を抉られる様な高い周波数のパルス性の音質が入っているのです。これは、普通の会話の時には余り判りませんが、泣声を聞くと一目(?)瞭然です。私の隣にもこの音質を持つ子が居り、この子が泣き喚く時、母親は家から飛び出して頭を抱え、耳を塞いで居りました。子ども同志で遊んでいる時、泣き出すと、子ども達は履き物を履く余裕もないままに逃げ出してしまう事からもその激烈さが判る筈です。隣は鉄筋の家でしたので、窓から出た声が石垣に反射し、板壁と板壁の間を25m飛んでくる声ですら、私が仕事が手に付かなくなる苛立ちを覚えるものでした。それほどの激烈なものは多いとは思いませんが、その子の母親の事を「本当に偉いなあ。普通なら殺されているよ。」と語っていました。それ故子ども殺しの母親の話が出て来る度にその子の話が出て来ます。この度の放送でも釜石にいるこの子の噂をした事でした。 実は、私の子供も同じ様な声を持っており、色々工夫して見ましたが、解決は出来ませんでした。仕方が無いので、少し大きくなるのを待って施術し、今では、電話で話す声を聞いた人は優しい声だといっていますし、事実、兄弟で喧嘩をしている時もパルス性の音質は含まれていません。 このパルス性音質の原因は何かと言う事です。パルス性音を伴った発声の仕組みは何であるかという事に付いて、施術の過程で、胸鎖関節のズレがある場合にだけ、この発声がある事を確認しております。 以前から、子供殺しのニュースを見る度に、この問題が知られていたら『不幸な母子の発生』や『いじめ』を防げるのにと思っていました。 このパルス性音質の仕組みは、胸鎖関節のズレで起きます。胸鎖関節は鎖骨と胸骨柄の繋ぎ目です。この関節によって全身の筋肉が拘縮し、難病が発生するのです。この胸鎖関節のズレを矯正した瞬間に患者が口にする言葉は、『生まれて初めて全ての即搏から解き放たれた感じがする。』というものであり、全ての患者に共通しています。 股関節の大腿骨頭の障害で歩行不能となっていた筈の美空ひばりさんも、この胸鎖関節を矯正しただけの段階で歩いて貰ったら、スキップを踏み、左足でターンしたのです。しかしその下にある胸骨柄結合部のズレの矯正が出来ないうちに施術を止めてしまった為、「これを完全に施術しないと1年後には命を落としますよ。」と言った通り亡くなったのです。大腿骨頭壊死は酒が原因とされていましたが、私が小学2年の時に見たひばりの映画で足が悪い事を発見していましたので見当外れです。『花笠道中』の中で街道を歩いて来る場面で、足の施術がされないままになっているのを見た時は本当にショックでした。酒は股関節の痛みを和らげるために飲んだのです。14才の時からと本人が確認しました。 南高説君の声を1987年11月3日以前と以後の声を比べて見れば、大きな違いが判るだろうと思います。それ以前の3年と更にそれ以前でも違うはずです。記憶が定かでありませんが、1984年が最初の施術であった様に思いますが、それ以前の高説君は本当に虚弱だったのです。昨年4月12日に鹿児島での公演の時、施術しながら語りましたが、『先生は神様ですよ。まともなステージが出来なかった僕が健康に付いての不安が全く無くなりましたから。先生と出会う迄の僕は点滴とマッサージで気息奄々と、という感じでやっていましたからねえ。今は2時間でもやれるんです。サマーキャンプの時なんか6時間やり通した事もありますから、夢みたいです。先生と出会えたお陰です。』と助手をしていた家内に語りました。 1987年11月3日に問題となるパルス性音質の出る原因となっている胸鎖関節のズレの矯正をしたのです。この時、本人は物(錠剤も)を飲み込めなくなっており、夫婦で癌である覚悟をしていたと言いました。喉の状態が、非常に硬くなっていた事が判ります。 この施術が済んでからの語らいの時、『美空ひばりの同じポイントはもっと重症なんだが、施術しないままになっている。期限は12月31日迄に施術する必要があると言ったんだがそのままだから、このままでは来年になると彼女は死ぬ。早く施術する様に伝えてほしい。残り時間は50日余りだから。それをしなかったら、高説は残ってひばりは死んだと言う事になる。機会があったら頼む。』と言ったのでした。 高説君の声をスペクトルアナライザーで比較しても判るでしょうし、各帯域での声をシンクロスコープで比べれば、1984年以前の声は中心周波数が高い方にあり、1周期のカーブが鋭い立ち上がりのパルス波を含んだ波形になっている筈です。それ以後の声では中心周波数が低くなり、パルス波が消えてサインカーブの比率が高い波形に変わっているものと推定しています。彼の場合はテレビ嫌いでしたが、NHKにだけは出演していた様ですので、過去の録音された音声がある訳ですし、最近は夜7時半からの番組に出演していましたから、分析が出来るのではないでしょうか。高説君は1984年の施術の後も胸鎖関節のズレによる声帯の異常はそのままであり、1987年11月3日の施術によって軽くなり、1990年4月12日の施術で完全に矯正出来ていますので、それぞれの時機による音声波形の変化が追跡出来るはずです。1987年11月3日以前のものでは、比叡山の開基1200年祭のコンサートのものが使えます。この時の放送の中で、非常に重症の胸鎖関節の症状が見えていた為、11月3日の押し掛け施術になったのです。歌っている時の声は、声帯の異常を誇張しており、モノローグの時の声は本来の異常感と見なせるのではないでしょうか。 ひばりさんの場合は、施術したのが1986年10月17日から11月30日迄でありますので、1986年9月17日頃にレコード用に録音した『みだれ髪』と12月8日頃に京都で公演したものとを比較すれば最も鮮明であるでしょう。 一応NHKにある筈の装備を前提にして述べましたが、声紋分析機で調べる事が出来るならば、もっと鮮明なものとして変化を捕える事が出来るでしょう。 この結果の違いが、胸鎖関節のズレによる症状が消滅した事による音質の変化として評価出来るものです。加令による変化は、逆に消滅していると思います。何故なら、私が施術した人は、必ず肉体が若返るからです。ひばりさんの東京ドーム公演の顔が不気味な程の若返りを見せている事でも判る筈です。 9月25日放送に出られた方は二人の子供さんがありましたので、二人の子供の声を比較して見られても判るのではないでしょうか。そして、この二人の子供に対する母親の心理的な圧迫感と皮膚反応の違いを調べられれば、長子の声に対する反応は、異常な興奮を示している筈です。それはそのまま、母親の子供に対する虐待心理の惹起する反応として違いがある筈です。 異常のある声の人はそのままになり、変えられないのかと言うと、既に繰り返している様に、胸鎖関節のズレを矯正すればなくなります。胸鎖関節のズレが矯正出来た瞬間に、冒頭に例示した患者と同じく声が変わり、泣声に対して、聞いた者は自然に優しい心が湧き上がり、本能的に手を差し伸べたくなる声に変わります。これが一般的な嬰児と大人の自然な関係であると言えます。 例示した患者の若い両親と、施術をどの様にするかに付いて説明した時に、 「あなた達は、この子の泣声に胸を掻くきむしられる様な感じはなかったの。」と、尋ねると 『堪らない気持ちでしたが、一生懸命に堪えて守をしました。』との返事。 「偉かったなあ。この子の声は子供が投げ殺されている事件の子供と同じ状態だと思うなあ。よく我慢出来たなあ。本当は神様が取り上げてしまう筈の子供だったのだけど、あなた達の愛情の強さに神様が負けて取り上げられなかったのだと思うなあ。」と語りました。外れている肩関節を修正し、胸鎖関節を矯正すると、それ迄脳の痙攣による全身の引き付けの症状があったものが消滅しました。すると、穏やかな泣声に変わりました。 その瞬間、見つめていた母親の目から吹き出る様な勢いで涙が溢れました。父親も唇を硬く硬く噛みしめていました。痙攣発作と大腿背面(太股)の拘縮の消滅を確認して抱かせて見ると、初めて身体が隙間なくピッタリと着いた事を母親が感激の面持ちで語りました。 この胸鎖関節のズレによって一体何が起きているのか、疑問になる事と思います。 骨の関節のズレによって病気が起きる事は、現代医学は認めておりません。従って、胸鎖関節のズレによって何が起きているかを医学文献によって確認する事は出来ません。また、東洋医学の古典文献によって確認する事も出来ない事だろうと思います。浅学な私はこうした文献に関する知識がありませんが、私の施術法を習いに来た人は、全て今迄の教育の機関に於いて完全に無視されている関節に、こんな恐ろしい機能があるとはと絶句しています。私は古い施術文献を調べる暇と環境がありませんので、判りませんが、少なくとも、習いに来た者の半数以上が施術法の壁にぶち当たり、苦悩していた人達ですから色々調べていた筈です。その人達が、初めて胸鎖関節の機能を知ったと言う事でありましたから、X線写真の解析で確認した当初から疑問を持ち、患者の解決出来ない症状が胸鎖関節のズレにある事を見つけた私自身が、胸鎖関節のズレによって様々な全身症状が現れていることを、最初に発見した者である事は間違いないものと思います。胸郭出口症候群の原因に鎖骨の関わりがあるのではないかという事で東京大学医学部が厚生省の委託研究で研究チームを作って調べたものがありましたが、結論は無関係であるというものでした。 胸鎖関節がズレると、ズレのある胸鎖関節側の半身の筋肉に拘縮が起こります。そのズレを矯正すると、その半身側で火花が飛び散る様な感じがすると言う事です。神経が正常に機能していなかったものが、一挙に機能を回復し、筋肉が解放されるものです。触診によって筋肉の拘縮が瞬間的に開放されているのが確認できます。 その拘縮の症状は、胸鎖関節のズレの形によって様々な症状を現し、全てが同じではありません。現在施術不能や難治とされている病気や原因不明とされている病気、自律神経失調症とされて治癒の見込のない状態の患者の原因がこれであるのです。老人病、リュウマチ、アトピー、癌と言えば、もう信じたくなくなる事と思います。しかし、真実です。 こうした病気の患者を施術している間に子供の声が異常である事に気づいたのです。更に、戸塚ヨットスクール事件の時、インタビューに応じた子供の声に特徴があり、姿勢や首の横に現れる胸鎖乳突筋の拘縮の存在から推定して、胸鎖関節の症状であると見ていました。それは、発声の際の特有の動作となって現れていたのです。 どの様な動作かと言いますと、声を出す時に顎を突き出して喉を絞る様にしているのです。この動作は、昔の南高説君や足が悪くなり始めた頃のひばりさんの歌う姿勢を思い出せれば判ります。高説君の場合は、首に筋が立ち、いかにも苦しそうな歌い方です。ひばりさんの場合は、ツンとして取り澄ました感じで、傲慢に見えます。本人に確認しますとびっくりしていました。勿論、この事が足の異常が始まっているだろう事を入院の8ヵ月前に予測する手がかりであり、患者にも予測を話していた裏付けであったのです。 なぜ発声に当たり顎を出すのかと言う事ですが、原因は声帯が発声の振動を起こす為に使う息の消費量が多く必要としている事にあると言えます。つまり、沢山の息を使わないと声が出ないのです。原因は声帯が拘縮しているために、振動させる為の空気量を多量に消費する事にあります。その上、気管支が縮んで細くなっているので空気の流通に大きな抵抗があり、必要空気量を肺から絞り出す為に肺を硬くして、肺腔内の空気圧を高めようと横隔膜を押し上げる動作を強くしている事によるのです。吸い込みが思う様に出来ていないものを絞り出して使う発声になっているのです。 この現象は、ひばりさんには最初に施術の範囲を説明する時に直接確認しました。結果として内臓を圧迫して、肝臓を傷めていた訳です。1回目の施術の後で呼吸が非常に楽になった事が確認されています。別添の資料を見られればその時の会話があります。1986年12月23日の電話での確認の時、保証期限は1987年8月迄で、施術をしなければ呼吸困難の為に死亡する。その施術期限は1987年12月中であると説明して、念を押していたのです。従って、1988年に呼吸が出来なくなって死亡する事態はきちんと警告していました。それ故、絶命の瞬間に魂の絶叫として、私に助けを求められたのだと思います。 ひばりさんは、1回目の施術の後で語っていた時、「みだれ髪」の録音の時に演奏者達が1度高い音で伴奏したが、ひばりさんはこの音のままで唄い切ってしまったと話しましたが、この原因が声帯の拘縮が極限にあったため、発声が高音域にずれていた事を裏づけています。 この様に胸鎖関節にズレがあると、受入れ難いパルス性の発声が起きる事は理解して頂けたと思います。これだけでは虐待は起きないのです。これに母親の側に同じ胸鎖関節のズレがあった場合に、次の症状が現れる事によって発生するのです。 胸鎖関節のズレがある場合、全身症状が起きる事は説明しましたが、その一つに鼓膜の展張具合を調節する鼓膜張筋と言う筋肉がありますが、この筋肉が拘縮するので、聴力異常が起こります。大体、耳が少し遠い状態になります。これは本人の自覚があるもの、ないもの、比率は半々位です。殆どがテレビラジオのボリュームを大きくし過ぎる事を家族に注意されて気づいた者が多いです。また、耳が遠い事を自覚していなくても、電話のやり取りの時、何回も聞き直しをする事や、騒がしい場所(体育館の中等での人ごみ中)での会話が聞き取りにくい事を知っています。この状態の場合、鼓膜が飽和する音量の幅が非常に狭く、サインカーブの部分は潰れて、パルス波形の部分が神経を強く刺激するのです。潰れた部分は激しい圧迫感として感じます。胸鎖関節の矯正だけで補聴器なしでは会話が成立たない程度の重症の難聴者が普通の聴力に回復した例や、中耳炎や抗生物質の大量投与で聞こえなくなって28年経過した耳が聞こえる様になった例迄あるのです。理由はどうであれ、聞こえなくなっていた者はちゃんと聞こえる様になるのです。 こうした状態迄落ちる前の、本人は聞こえる積もりでいる程度の人達は、前述の様な胸鎖関節のズレを持っている子供の泣声を聞くと鼓膜の振動可能範囲が狭いために、泣き声で鼓膜の飽和が起こり、苛立つのです。激しい脅迫感を感じると言うべきでしょう。テレビに出られた方に電話をして、彼女の聞き返しの程度を確認して見れば、証明出来るかもしれません。彼女自身、長子の泣声に対して、耳が潰れてしまったかの様な、鼓膜の飽和を体験している筈です。鼓膜の飽和がどの様なものであるかは、貴局で飽和した音声を作って聞かせて見れば理解出来る筈です。 飽和するためであろうというのは、私の考えたものですので、逆にパルス波形の含まれた音声に対して、我々の生理的反応があり、鼓膜の音声に対する振動抑制機能が働くのかもしれません。とにかく、聞こえている波形は、声の大小すなわち音源の遠近に拘らず、飽和して聞こえるのです。これは、2軒隣の子供の例で、私の母も同じ様に、他の音が聞こえなくなる程の激しい飽和反応を感じる事を話していましたので、全く同じ現象を体験していたものと思います。その子の母親が、家を飛び出し、泣顔で耳を押さえて屈み込んでいた事も同じであると思います。ディーゼル機関車の高い汽笛の音を聞いた時に、耳が飽和してしまい眩暈がするのと殆ど同じなのです。 私は、子供を殺してしまった母親の困惑を見る時、この原理が理解されていたら、悪魔の様に罵られずに済むのにと悲しく思っています。子供を殺す瞬間、母親は自意識がないのです。 私は、沢山の方を施術している間に、身体の異常のために病院めぐりをしていた人が、よくなった瞬間、魂が身体から離れていたものが身体と一致して涙を流すのをしばしば確認する様になりました。魂が肉体から離れている時、自分(魂)では支配出来ない肉体の行動を日常的に体験していた人がいるのです。この時、肉体は不快感を排除するための行動に向かって直進するだけなのです。これは実際に患者が確認しています。すなわち、骨格に異常がある時、人格は理性を保証出来ない状態に陥っているのであるのです。 貴局が取り上げられた「子供の虐待」の裏に潜む、人間の身体の仕組みに付いて、ここに書いた事実の半分でも、苦しんでいる母親に伝えて、励まして上げられたら有り難いのだがと思い、駄文を献上する次第です。 胸鎖関節のズレは、矯正出来る人は殆どありません。残念ながら、私の所に習いに来た50人程度の方が出来るだけですが、応急処置の方法があります。 胸鎖関節の上を39度位のタオルで出来るだけ長い時間温めるのです。これは、ギックリ腰からリューマチ、神経痛、肩凝り、膝の痛み、癌・・・・・何でも良くなる副作用があります。鹿児島実業高校野球部が活躍するのも、胸鎖関節を治してある選手で構成しているチームだからだとも言えるのです。まあ信じられなくて無視されて元々ですが、医学者に確かめられれば鼻で括った様に笑うでしょう。現代解剖学にない原理ですから。 NHKで確認の実験をされますならば協力します。これが確認出来れば、いじめや登校拒否も半分以上は片づくのですが。パルス性音声は簡単に確認出来ますが、聴力の飽和現象の証明と意識の喪失については、理解ある医学部の施設を使わないと証明が難しいだろうと思います。 台風19号のため、文章が作れず、出来た文章は停電で消滅という悲惨な状態でした。 この文章が生きる事を祈ります。 著作権所有 1991年9月28日 著作権者 上村 巌 住所 鹿児島県川辺郡坊津町坊6510番地