特殊塗装
当社の行った、塗装工事です。
別に当社はペンキ屋ではありませんが、必要に迫られて、塗装することがあります。
普通の塗装とは、ちょっと違います。
 これは枕崎高校の高架タンクです。
 FRP製のタンクは光を透します。このため、タンク内部で藻が光合成を行い、繁殖します。
衛生的でないのでタンクの外部を塗装することになりました。
 このタンクはアイボリー色に塗ってあるのですが、実はこの下に黒の塗料が塗ってあります。一回タンクの上と横を塗り、マンホールを開けてみたら何とタンクの下からも光が入ってくるではありませんか! 屋上に反射した光がタンクの下からも入ってきていたんですね。それで、あわててタンクの下部も塗装しました。
 現在は耐震補強工事の際に撤去されて、この高架タンクはもうありません。
 これは、某アバートの2階の浴室です。下の階へ水が漏れていました。それで浴槽を撤去して、修理を行い、元通りにするという工事でした。
 元通りにするときに、ちょっと考えないといけないのは防水です。防水しとかないと、また下の階へ水が漏れることになります。しかし、こんな少ない面積を塗るのに防水屋さんを呼び、おまけにあの、ネチャネチャしたアスファルトを塗るのはいやなんです。
 そこで登場するのが、「アステック」。魔法のペンキです。
 これは実績がありました。以前、同じような工事をした時に塗ってみましたが、一度も漏れていませんし、クレームもありません。アステックは、すごい塗料です。
 これがアステックです。
 アステックは、オーストラリアでは、トヨタ自動車の工場やマクドナルドなどに塗られています。塗るだけで防水と断熱ができる塗料です。水性で、無害です。後で建物を解体する時もアスファルト防水のように産業廃棄物として処理することもありません。屋根に塗ると、屋根の上と下では10℃位の温度差が生じます。
 アステックそのものを乾いた後に引っ張って見ます。そうすると伸びる伸びる。どのくらい伸びるかというと、250%です。250%ですよ! コンクリートに塗っておくと、コンクリートにクラックが入って割れてしまっても、アステックは追随していきます。つまり、防水には最適です。10年保証も付いています。
 うちでは、浴室の防水などにはアステックを使います。アステックなら、防水屋さんを呼ばなくても自分たちで塗ることができるからです。
 でも防水のために塗るのはアステックの本来の使用方法ではありません。そこは自己責任となりますので、ご注意を!