ハセヒロバックロードホーン MM-181 with ALTEC CD408-8A 2004年2月にMM-151S with ALTEC CF204-8Aを購入・組み立てて ジャズやピアノ弾き語りなどのライブ音源を聴いた時の 定位の良さ、空間の広がり、そして解像感の高いアルテックサウンドに惚れた私は もう少し低音が欲しいな、との思いで一回り大きなSPに挑戦することにしました。 と言っても転勤族でMM-Tシリーズはやや無理があるため、わがままを言って CD408をマウントするのにMM-181というサイズをオーダーしました。 181というサイズ用のフロントバッフルは特注だったのですが、 151Sからほぼ半年たった2004年8月下旬、楽しみにしていた荷物が長谷弘さん発キット屋さん経由で届きました。 実は待ち切れなくてCD408の方は先に購入し、裸で鳴らしたり 段ボール箱にマウントして ^^; 鳴らしたりしながらエージングしていました。 その段ボール箱から外して早速マウントしてみました。 真正面からの写真です。一般的なマウントです。 某ショップで聴いたMM-191Tほどではないにせよ、151Sを上回る迫力に満足しておりました。 ところがその内、(ユニットを内側からマウントしたら更に低音がビシバシ出るのでは?) (ユニット背後の空気室にいろいろ入れる代わりに空気室の容積そのものを減らしてもいいのでは?) などと考え始め、CD408を内側に取り付ける事について長谷弘の社長さんにメールで意見を伺ってみました。 するとなんと社長さんも内側にマウントして試してみたとのこと。 容積の減少よりも厚さ2cmとは言え、バッフル板のホーン効果の方をよく感じる、というお返事でした。 そこで欲張りな私は通常のバッフル板の内側にもう1枚インナーバッフルを重ねてみたいと思い、 2枚/片chの特注加工をお願いしました。2枚重ねた時にテーパーをつけて開口するように頼んだのです。 そしてまたまた前回から半年過ぎた今年2005年2月、特注バッフル&インナーバッフルが届きました。 仕事が忙しくしばらく手を着けられなかったものの、やっとこさ組み立てたのが下の写真です。 以前のマウント位置 最初のマウントと比べてユニットがだいぶ中に入り込みました。 バッフルとインナーバッフルは普通の木工用ボンドではなく、エポキシ系接着剤で じっくり強固に接着し、わずかにあった開口部の段差もエポキシ系ウッドパテで滑らかに埋めてみました。 写真でははっきり2枚重ねの様子が見てとれますが、 指で触った感触では1枚もののようになめらかにできたと思っています。 さて肝心な音ですが、低域も若干UPした気がしますが、それ以上にホーン効果でしょうか、 最初の頃にも増して音が前に飛んでくる感じになりました。 あくまで私の駄耳でのイメージですが、最初はSPの30cm位前で鳴っている様に感じていたのが 今は1m位前まで音が飛び出して来るイメージです。(現在左右の感覚は1.5m弱 狭いのです) ただバッフルを厚くするのは多くても2枚までが良さそうです。 実はしばらく1枚だけの内側マウントでも聴いていたのですが、音の拡がりでいくとそちらの方がいいような気もします。 前への押し出し感だと2枚の方が効果が大きいので、ここらは好みのように思いました。 どちらにせよ、大変満足してますし、愛着がより一層深まりました。 できればMM-151Sも若干加工が必要ですが内側マウントにしようと企んでいます。 わがままなリクエストに応えてくださった長谷弘さんの社長さん、誠に有り難うございました。 (ブラウザの戻るボタンでお戻りください)