アマミノクロウサギには天敵はいるの?

ハブが巣穴から出てきて数分後、アマミノクロウサギが同じ巣穴からでてきた。以前、森に詳しい老人からきいたことがあったが、この事実にはびっくり。だが、すべてのハブがクロウサギと同居しているわけではない。今回、偶然撮影できたのが、特別なものかもしれない。特に逃げ足が遅い子ウサギはハブに襲われ、食べられてしまうものもいる。
クロウサギが何者かに襲われ、無残な姿になってしまった。野犬か、野ネコか、マングースであろう。奄美の森にはこれまで肉食の大型の天敵はいなかったので、アマミノクロウサギは、太古の昔からこの奄美の森で生き延びてこられたのだが、非常に残念だ。マングースは、俊敏で昼行性。巣穴に潜り込み、クロウサギを捕食してしまうのだろう。今、環境省は、ワナによるマングース絶滅作戦をとっているが、生態系が崩れてしまわぬ前に、なんとかしたいものだ。