2005年7月の編集日記

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喜界島へ   7.31

おととい。喜界島へ日帰りで行ってきました。ホライゾン22号へ向けて、前取材の前取材です。喜界島は今、ゴマの収穫季節。写真はゴマの草です。ふっくらとした袋のなかにゴマが入っていて、これを乾燥して、この袋からゴマを出すのだそうです。今回はゴマ島一番の収穫量を誇る人のほか、ゴマドレッシングを作っている人とか。喜界島独自の島唄や踊りを楽しむ人。パパイヤ入りの島豚を育てている人。などなどとお会いし、あ、そうそう、喜界島の中島鶴子さんという方で、エッセイを書かれる方には既にお願いしてきました。「わたしの喜界島」というエッセイ集がとても新鮮です。こんな風にてらわず、書けたらいいなあと思いつつ、こうして島々でエッセイをかかれている方にお会いするのも楽しみの一つです。まだまだ前取材なので、何回か通わなければいけません。
 ひとつ大きな発見。喜界島のサンゴ石垣つくりには、二つ種類があるということ。ひとつは野積み。もう一つは丸目積みという方法。現役職人がまだ数人元気で頑張っていらっしゃるそうで。今度お会いするのが楽しみです。
詳しくはまた!!

愛知万博  7.28

今日、太君は、愛知万博会場へ向かうため、奄美を出発しました。環境がテーマのこの博覧会で、地球の授業を一日3回、講演するのだそうです。奄美からは、佐仁集落の踊りとか一村美術館の前村先生などが出演するようです。太君は、明日。わたしは、息子と長女を連れて、来月行く予定ですが、テレビで見るかぎり、ものすごい人出ですね。気持ち悪くなるくらい。昔、朝の通勤ラッシュを経験していた私ですが、こうやって、奄美にいると、もうあの時間が嘘のようです。環境がテーマなのに、テーマがなんだかわからない万博になっていると、今日、テレビでやっていましたね。ま、そんなところになってしまうのかもね。だって、あのマンモスの脳だって、永久凍土が温暖化のために溶けてきたから露出してきたもので、それは珍しいことなのかもしれないけれど、喜べない状況なのではないでしょうか?それが目玉だというのも、なんだか変な話です。
 さあて、一人でいると、何をしているかというと、テレビの歌番組をみて、感動して涙をながしている私でした。加藤登紀子が学生の頃から好きでしたが、いろいろなものがダブってきて、いやあ、参ったなあ!「あ〜あ、人は昔々、鳥だったのかもしれないね、こんなにもこんなにも空が恋しい…」そんな時代もありましたねえ。


夫婦二人きり   7.26

子どもが三人とも家からいないので、食事の量が少なくてなかなかうまくいかないのです。二人だと、ご飯を炊いてもあまり食べないので、特に夜は晩酌になったり、昼は仕事で外に行ったりですから、朝にご飯を炊いてもそのまま、お釜にいれっぱなしにしておくこともしばしばでした。黄色くなったり、あるいは?大変なことになっていたり。で、最近は、ご飯を二合ほど炊いたらすぐ冷凍してしまうことにしました。ご飯一膳分を小分けにして冷凍しておけば、食べたい時にほかほかにして食べられるからいいのです。まあ、おかずにしても作りすぎると、腐らせてしまうし、なんか、二人分だけつくるのになれないわたしは、よく作りすぎてしまいます。ま、どうせ、残りを私がお昼に食べるからいいか!と、巣立ちを促した親たちは、きっとどこもこんな感じなのでしょうね。
 来月、三人が帰ってきます。母は、大した料理はつくれないけど、みんなでワイワイいいながら食べるのを楽しみにしていますよ。娘二人はもう成人したからお酒も飲めるね。また、うるさいおかあさんていわれそうだけど、5人が集まるのは、これで当分お預けだから、仲良くしたいです。みんないつのまにか、大人になっているのだろうなあ。うれしいような寂しいような、晴れがましいような…。

環境シンポ  7.25

 さてさて、夏休みに入ってどの位人が集まるか心配していた「環境教育シンポジューム」ですが、いやあ、なかなか盛況で、よかったです。
この日、午前中は役勝川でリュウキュウアユと川の生物の観察会があったので、まず、10時にこちらに集合。前回、ジーパンを捲し上げたので、今回は初めから短パンとゴムぞうりで出かけました。夏休みが入って初めてに日曜日だったので、子供の人数が少なかったなあ。で、カメラをもっての撮影班が多くて、大人が入らないのもなんかつまらない。私だったら、絶対入りたい。けど、やはりカメラ班になっていたので、ごめんさい。役勝川は、ひんやり冷たくて、気持ちよかったし、小魚が結構いるんですねえ。今度、一人でこようっと!リュウキュウアユ保全の会の方達、本当に手弁当で沖縄、鹿児島などから駆けつけてくれて、ありがとうございます。奄美の人たちがもっと関心を持たなくてはいけませんね。行政も含めてですが。
 で、急いで帰って、着替えてお昼ご飯も食べずに、大島高校で環境シンポへ。打ち合わせぎりぎりで行きましたが、!いやあ、少しずつ、人が来ているではありませんか。いや、だんだん、集まってくる人たちは、ぎょ!これは先生だったり、研究者だったり、自然保護関係者だったり。当たり前ですよね。環境教育シンポなのですから。いやあ、なかなか覚悟ができないままでしたが、龍郷小学校の加納先生やヤジの会の方達も声かけて、出席していただいたから、がんばらなくっちゃ!!う〜ん、でも気の小さい私。声が上ずってしまいましたよ〜。
 「環境教育は感動を共有して伝えていく」このことが奄美で親から子へ、学校から生徒や地域へ。まずは、奄美を体感し、感動が知識欲を膨らませ、さらなる探究心につながり、それが奄美のこの素晴らしい自然を大切にしようと、いうことに向かうのだと思います。全国の取組みやつながりを持っている小澤先生のような方を師にして、これから奄美もどんどん、頑張っていきましょうね。今年度、小学生用の体験型教材をつくります。まずは、私たち製作者が面白がらなくっちゃね!!
ところで全く関係ないけど懇親会の席で、目の前に座ったかなりエキゾチックな女性から、「わたしのママにそっくり!」といわれて、びっくりアンドショック!ととととと!どうすればいいのお?



男のきもの  7.22.

銀座もとじの泉二弘明さんて、ご存知でしょうか?男性の着物を推奨している方ですが、実は奄美大島出身。銀座に四店舗ほどの小さいけれど、感性のエッセンスのようなお店をもっていらっしゃいます。以前、書きましたっけ。で、今日、郵便が届いていて、なんだろうと思って開けたら、「銀座もとじの男のきもの」というムックが入っていたのです。別冊家庭画報ですよ!すごい!「銀座もとじ店主のこだわりとコツをすべてお見せします」というのがサブタイトル。男性の着付けのコツなどが丁寧な写真説明とともに掲載されています。
 泉二さんは、小柄な方ですが、着物をきていると、とってもかっこいい。それにいつもニコニコしていて、なんか求心力をもっていますよね。新聞古紙のちり紙交換でお金をためて、努力されてここまで来られたのです。素晴らしいですよね。知り合いになれて、とっても光栄です。何回か取材させていただいて、紬のコンテストなどでもお会いしていますが、いつもいつも着物で過ごされているところがいいです。奄美でここまで徹底して着物や紬にこだわっている人がいるでしょうか?やはり、こだわりこそ、成功の鍵ですね。ただ売ろうとするだけではダメ。努力をしなくては!

自然観察の森   7.21

今日、龍郷の自然観察の森へ行ってきました。ハイビスカスが元気一杯に咲いていて、蝶がふわふわいっぱい群れ飛んでいました。いいですねえ。吸蜜しているのでしょうね。またここは、珍しい陸生の蛍(キイロスジホタル)が群れ飛ぶ北限らしいですね。観察指導員の作田先生によれば、今年はかなりいっぱい蛍がみられるそうで、必見です。蛍が飛ぶのと夜空の星がきらめくのが、混ざって、とっても幻想的。そうそう、光るキノコもあるので、夏の夜はここはかなり楽しいです。まあ、ハブには気をつけなくてはなりませんが。せっかく、出かけていったのに、作田先生には来客があって、もっとお話ししたかったのに、残念でした。またいきますね!。

あにょ!   7.20

そろそろ夏祭り。今年も舟こぎは盛り上がるだろうなあ。若い子のエネルギーというか、楽しそうという感じを一番感じるのは、この夏祭りですねえ。見ているだけで、汗かいてしまうほどですが、さあて、今年は花火の協賛金はどうかなあ、などと思っていたら、プルルルルr〜。電話がなりました。市役所さんです。今年の協賛金を集金しに回っているというのです。太くんが金額を決めて電話をしといたよといった数分後、なんと、あの「あにょ!」が集金人となってわがスタジオへ登場!!う〜む、なかなかハンサムじゃん。
 で、今年は、財政厳しいので、こんな感じで〜なんていいながら、領収書。ではでは。なんていって、お帰りになったのに、ウチのF嬢(事務担当)が、わざわざ、市役所にお金を届けにいっていたとは露知らず、つまり、わが社は2倍払ってしまったわけ。ですから、当然、またお電話したら、またまた、あにょ!がすぐさま、登場。そこで、わたし、写真とらせて!なんてミーハーをやってしまいました。しかし、普段のあにょ!はこんな、かわいい青年なのでした。ちなみに、あにょ!とは、サーモン∩ガーリックの新元クンです。みなさん、花火の協賛金には、あにょ!がやってきますよ!



きゃ〜!なんと、素敵な!驚きでした。インターネットで検索していたら、偶然,、浜田百合子という女優さんの写真を見つけました。すごい!です……。                              7.19(番外編)

台風の余波   7.18

海岸道路を走っていて、青い海が白波がたっているのがいい感じなんておもっていたら、これは台風の余波。いつもながら、気が付くのが遅いわたしでした。こんなときには、手広海岸へ。台風でなくてもサーファーのメッカのここは、いつも波があることで知られ、よくわたしも写真を撮りにやってきます。車がいっぱいあるから、もしやこの日、サーフィンしているのかなんて。しているわけないよね。ところが、このオジサン(かどうかは?)。海岸をウロウロしていると思ったら、やおら釣りを始めたではありませんか。素人のわたしにはとても危険に思えるのですがどうなんでしょうね。こういう日は魚が釣れるとかは聞いたことがあります。反対に、台風が去ったときにも、港の岸壁には釣り人が群れだすのですから、みなさん、好きなんでしょうね。
 さてさて、今日はお昼は、みなとやの鶏飯を食べてきました。久しぶりでしたが、いやあ、おいしかったです。地鶏のコクがでていて、スープにまろやかな油があって、元気でる〜という感じ。やっぱり、元祖なのでしょうね。それから、奄美パークで唄アシビをみて、絵画展を見てきました。人形を描いたブルーがとっても素敵でしたよ。やっぱり私は、ブルーが好き!


交付金化?7.15

 予算がついても、市町村が補助金を払わなくてはならないアマシン法ではなく、交付金にして全面的にこれを使えるようにしたらいいという提言があります。これらを、国の内部にいた方たちが、おっしゃっているので、即、可能なのかというと、奄美群島がひとつにまとまることが条件なので、市町村合併でもゴタゴタしている奄美群島では、ことは簡単ではないと思います。それにもまして、今まで400億近い予算がついていた補助金つきのお金ですが、仮に奄美群島がひとつになったとしても、国の一般財政からこの金額全面が予算化されるということは、おそらく可能性はないに等しいのではないかと思います。また、たとえ、少しでも予算がついたとしても、何に使うかと言うアイディアがお粗末。奄美にきたこともない人たちが、メンバーになっているのも問題ですし、机上の空論という感さえあります。「奄美は時代にとり残されている」といった方がいましたが、どういう状態になることが、時代にあっていることなのかを具体的に聞いてみたかった。もっと、奄美の実情を把握してから、考えないと、いつまでたっても平行線でしょう。奄美の人に笛吹けど踊らずというのは、こうした状態をいうのでしょうか?
それより、面白い話。今、市町村担当者は、様々なアイディアを国にかけあい、事業費を全面的に予算化することに頭を活用しているらしい。先日、聞いた話では、紬組合の電子名刺のようなもので、シリアル番号を打ち込むと、作り手がわかるシステムづくりをしていますが、これが700万円ほどは全面補助。また、さとうきび農家を増やす目的には、1億円ん千万、ソゾノハナには3千万の予算が取れたと聞きました。これはすごい。こうした予算獲得ができれば、アマシンに頼らなくてもオーケー。市町村の持ち出しはまったくないですし、たなぼたですから、こんなに美味しい話はないですよね。こっちにこそ、頭を使っていくほうが、現実的だし、確実に予算化できる可能性が高いと思います。公務員の給料がいろいろいわれますが、こうした予算獲得をできるのも公務員。是非、頑張って、予算獲得をして、奄美が補助金漬けのアマシンに頼らなくてもいいようにしたいものです。

環境教育シンポ   7.14

知床が世界自然遺産に登録されましたね。ここは自然は勿論、これを守っていく人々の努力があったと聞いています。ところが、おなじく日本候補となっている奄美∩沖縄はどうでしょう?世界自然遺産になるために、保護するわけではないけれど、奄美でも最近、環境教育が盛んです。開発と自然保護の板ばさみをどうしていくか、大きな問題ではあります。それぞれが、同じように突き進んでいるようなとてもおかしな奄美。それはそれ、これはこれ。といったへんてこな論理もあって、なかなか一筋縄ではいかないのが現状です。
 先日書いた記事ですが、奄美の道路ののり面に、外来種ではなく奄美自生種の苗を植えていこうという運動が始まりました。奄美グリーンベルト。これは、アフリカケニアのマータイさんという環境運動家が砂漠緑化をするためにしたグリーンベルトの奄美版。とてもいい企画なので、是非農林課だけでなく、土木課も考えて欲しいと思いました。農林と土木では、担当者の情熱の度合いが随分違います。いいものはいいと、やはり情熱をもって取り組んでほしいなあと素人ながら、思ってしまいました。
 環境教育もそうですが、実際、人を動かしていくのは感動なのですよね。勉強としてではなく、発見していく感動と喜び。これを教師が味合わないかぎり、子供に教えるのは難しいのではないでしょうか?無味乾燥の上からの押し付けではないものをどう分かち合うことができるか。鑑賞のための花壇作りだけではなく、野菜を育てたり、カエルと遊んだり、魚釣りをするなどから、自然と付き合う楽しさがわいてくるのかなと思います。環境教育は感動教育。お、我ながら、いいこというなあ!!。
 いやあ、すみません。ちょっと練習。実は、こんど、環境シンポがあり、学習教材「生命あふれる島」を編集した立場から、パネリストにならなくてはならないからです。少し、自分の意見もいわないといけませんから、考えの整理をしなくては!
環境シンポジュームは、7月24日、午後2時から、県立大島高校和親館3階多目的ホールにて。基調講演は、「島の自然と共存する島人」というタイトルで、東京学芸大教授の小澤紀美子先生が話されます。

噂の焼酎!?   7.13

これが今、噂の焼酎なんですって!西平本家「天孫岳(あまんでー)」。昨日、癒しツーリズムの会議懇親会での話。わたしもついでいただいたのですが、とろっとしたのみ口にびっくり!これは10年もの?と思わせるようなとろみ加減でした。へ〜!。
 へ〜といえば、トレビアの泉という番組に奄美のハブが登場するらしいです。名ゼ市紬観光課の泉さんがテレビで奄美のハブの話しをするとか。へ〜!がどれだけでるか楽しみですね。
 昨日の場所は「あしん」。なかなかしゃれた作りで、アダン炭などかざり炭がいろいろ飾られていて、なかなかグッド。こんど、ゆっくり行きたいですね。最近、島料理の店がいろいろできているようで、とってもいいですね。
食べ歩きも楽しみです。


リュウキュウアユ稚魚観察会    7.12

パソコンがある日、突然動かなくなってしまいました。一週間ほど、うだうだしておりましたが、復活してからも、書き込みをせず、申し訳ありません。奄美の自然学習教材がようやく出来上がり、ほっとしてしまったのも休んでいた原因でしょう。申し訳ありません。
 さて、今日は、リュウキュウアユが棲んでいる住用川へ行ってきました。川の水というのは、海の水みたいにべたべたしないし、この暑いなか、川に入ってもいいなあと思いながら、お昼も食べられないまま、急いで行きました。東城小学校が総合的学習の時間に川の生物たちということで、観察会を開いたのです。年4回、鹿児島大学の四宮教授もやってこられるのですから、すごい。環境技術協会の米沢さんももちろんいました。彼はリュウキュウアユの産卵風景を撮影した方。なんと、三味線も唄も得意という変り種です。ちなみに息子の名前が、鮎之介!
 以前行ったことがあるアユの産卵場所と聞いていたのですが、そこは方向音痴のわたし。ウロウロしているうち、ようやく、人が群れているのを発見。ほっとしました。まあ、遅れること10分くらいかなあ。初めの言葉が終わり、いよいよ川へというときだったので、まさにいいタイミング。川は澄んでいて、リュウキュウアユの稚魚は四〜5センチでしょうか?ハゼやウナギもいましたし、エビもいました。シュノーケリングで岩場に寄り付く小魚を観察するのは楽しいですね。涼しいし。ジーパンはかなり上まで濡れたけど、楽しかったです。24日には、役勝川で、観察会をするそうですが、これはヤジ(リュウキュウアユ友の会)などの主催となるそう。最近、こうして環境教育が盛んです。でも、みなさん、感動してますか?

鹿児島へ  7.4

またまた鹿児島へ行ってきました。息子の掃除おばさんとして。まあ、お金もかかるし、大変なんですが、あと何年かしかこうしてやってあげられないと思うと、すぐ親ばかになってしまうのですよね。いやあ、今回は超汗だくだくでした。少し痩せたかしらなどと思って帰ってきたのに、いざ、体重計にのれば、なんだあ。

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