2005年6月の編集日記

各月一覧メニュー表示

サンゴの産卵  6.29

みなさん、新聞やニュースでご存知でしょうが、奄美の海で今、サンゴの産卵が始まっています。毎年、この観察を続けているのが、奄美海洋展示館調査員の興 克樹さん。今年は、いつもの大浜は南西の風が強かったため、住用村の和瀬海岸で撮影したそうです。ここは、近くに真水が流入してくるところがあるせいか、サンゴ礁もかなり残っていて、白化もオニヒトデの影響も思ったよりは少ないとか。ヒメマツミドリイシという枝状のサンゴは直径4メートルもの大きなサンゴ礁。大きかったからなのかもしれませんが、見事な産卵だったとのこと。興さんの映像を載せるわけにはいかないので、文字だけにいたしますが、後ろがみえないくらいバンドルというカプセルが目の前に広がったとか。いやあ、すごいだろうなあ。でもこれは、毎日のように、夜、一人で海にもぐっていた興さんならではのこと。苦労した人たちだけが、出会える映像なのでしょうね。産卵が始まると赤い魚がやってきて、パクパク食べてしまうとも。自然界はこれだけらいっぱい卵を産むのですね。いやあ、頑張ってね。卵たち。早く大きくなって、死んでしまった奄美のサンゴ礁を回復してね。
 

奄美も梅雨明けです  6.27

朝、沖縄の梅雨明けをラジオで知りました。奄美のそろそろかなあと思っていたら、午後に梅雨明けとなりました。長雨が続いた今年は、スモモの成長などを遅らせていましたが、山の水は蓄えられたことでしょう。奄美には山が多いので、水には他の島々よりは、恵まれているようです。これから、暑い夏が本番。
 ところが、島の暑さより、都会の方が暑いというニュースを聞いて、あんぐり。これはやはり、ヒート現象なのでしょうね。カキ氷が恋しい季節です。夏は暑いほうがいいです。汗をかくほうが、人間の生理にはあっているのですから、クーラーばかりに頼ると、外はもっと暑くなるという悪循環に。都会の人間は、やはりクーラーなしでは、夜も寝られないのでしょうね。私はクーラーをつけては寝られない人間です。

スモモ  6.26

昨日つくったスモモジャムを、今朝ヨーグルトといっしょに食べました。奄美のスモモは今年は、かなりの不作で、地元でもとても高いのですが、やはり、自分でつくるあまり甘くない甘酸っぱいスモモジャムが好きで、高くても買っちゃいましたよん。白いヨーグルトに濃いマゼンタ色はとても美しいです。この季節の奄美の色ですよね。
 去年、このスモモを取材に大和村に行きました。ちょうど、この赤い色がアントシアニンという赤ワインと同じような血液サラサラ効果があるという研究結果も出ていたので、全国ニュースにとおもった訳です。ところが、その写真の当日、台風接近というではありませんか。本当は、大玉といわれる3Lから5Lの大玉スモモの収穫風景をとりたかったのに、この台風でみんな落ちてしまったのです。なんとか、雨混じりでの収穫風景で間に合わせましたが、今年こそとおもっていたのになあ。地元もショックでしょうね。裏年のまた裏年のような、凶作らしいです。

 
群馬で奄美大島染織り展  6.24

群馬県の高崎市染料植物園で、7月14日から9月4日まで、「奄美大島の染織」という企画展が開催されるそうです。今日、ポスターやらチケットが届きました。写真などを提供したからなのですが、面白そうですね。ノロ祭祀のカミギンや芭蕉布のバシャギン、また花織りなどの模様織りなど奄美大島の染織展です。泥染め体験として、染織家の植田正輝さんが講師になるとのこと。
 こういった施設が市の経営でなりたつというところがスゴイ。本当は、奄美でもほしいところです。


長雨のあとで  6.23

昨日、一仕事終えて、自然観察の森へ行ってきました。このところ、ずっと続く長雨もほんの少し晴れ間が見えたりして、なかなかいい気分。時々、思い出したようにスコールが来たりしますが、それはそれ、梅雨明けもそろそろかもしれませんね。通年だと27日が梅雨明けだそうですが、今年はどうかな。
 さて、観察の森では、いろいろな蝶が飛び交っていました。雨では飛ぶこともできないから、ストレスがたまるでしょうし、短い一生の中でも、もったいないとおもうかしらん。そうそう、チョウに詳しい先生に聞いたら、チョウは1〜2ヶ月の一生なのですって。その中でも長命なのがオオゴマダラ。7〜8ヶ月くらい生きるそうです。いやあ、さわやかな薫風のなか、蝶が舞う風景というのは、とても美しいものでした。ダイエーで買ったフコイダン入りのお茶と抹茶あずきムース(?)を食べてしあわせ!な私。アカヒゲやセミの声も聞こえましたよ。


オクラが一ヶ   6.21

オクラの苗を栽培しています。黄色い花が咲き始め、一ヶだけ、実がなってきました。もったいなくて、収穫しないでおいたら、なんだか種がはちきれそうになってきました。きっと実も硬いでしょうね。かわいかったのは、つい昨日まで、今日見たら、ちょっと恐い。人間もこんな感じでしょうか。うわ〜、わたしはもっと恐くなっているのでしょうねえ。しかし、年齢は留められませんからね、仕方ありません。
 さあて、本当は今日は結婚記念日。またまたどっか行きたくなってきた。せっかくダイエットしたのが、もう、元にもどっているはず。でも、今でも夜遅くまで仕事しているんだから、さ、気晴らしにいいよね。さあて、明日には、少し仕事がひと段落するのです。
 今年は少し、食べ歩きしてみよう。この前行った喜楽というお店もおいしかったし。名瀬でも、いろいろな店ができているのですから、食訪探も仕事です。なんちゃって!!


ホライゾン。ようやく発送です。  6.19

毎日、雨です。笠利や、大和村では土砂崩れ、住用戸玉砕石場でも崩土が始まっているようで、地盤が緩んでいるのが恐ろしいですね。
 ほんとに全く恐ろしく遅くなってしまったホライゾン21ですが、ようやく明日、発送することができるようになりました。待っていてくださる皆様、ごめんなさい。いろいろトラブルも続出しましたが、やっとお披露目することができます。今回は、いろいろ試行錯誤の新シリーズを始めました。島々を回るシリーズは、今後すべての島を特集。8ページから10ページの大特集にしたいと思っています。島々はもっと深く見詰めていきたいのですが、あまり専門的になると、ついていけないので、難しいところです。素材特集は、かなりいいのではと思っています。今回はモズク。アイディア料理もついてます。夢、発信シリーズで、島々の人々の生の声を取り上げようと思います。やはり、人間を取り上げなくてはいけないことに気が付きました。なので、今回から、今までよく登場してくださった執筆陣がかなり、違ってきています。でも、順繰りですので、また登場いただくかもしれませんし、まったく新しい人が登場するかも。とにかく、島々にある人材をいろいろ誌面にだしていきたいです。奄美群島の面白さはこれからだぞっと!!
 ところで、今日、ITフェアだったので、大雨の降る中いってきました。これからは、テレビ電話で、映画も家で好きな時にみられるようになっていくらしい。Bフレッツ到来ですね。現在のADSLからどれぐらいいいのか、まだ迷っていますが、これから、要検討です。

Shall we ダンス?   6.16

実は、昨日は私めの誕生日。さしてオメデタイことでもないのですが、夫婦で焼き鳥屋さんで一杯飲んでから、映画を見てきました。リチャードギアがなかなかよかったですよね。ところが、ビールを飲んでいったものですから、二人してトイレに通う始末。まったく!でも、結構、楽しめましたよ。役所光司でやっていた日本版も見ましたが、このアメリカ版も笑いあり、情熱あり、ほのぼのありで、きわどい映画が多いような最近の映画では、熟年の夫婦がそろってみて、しみじみちょっと涙がでてしまう映画でしたねえ。
 ま、シネマパニックにいた夫婦は私たちだけで、熟年独身女性が何人かお見かけしました。派手な夫婦喧嘩をしてきた私たちですが、こんな日もくるんですねえ。喧嘩も体力勝負で疲れますからね。歳をとってきたということでしょうね、やはり。


梅雨です。   6.14

一昨日は朝から雨。昨日は上天気でしたが、今日も朝から雨。やっと梅雨という実感がでてきました。植物には恵みの雨。この時期の森は艶やかで美しいと太クンは、よくいっています。でも主婦にとっては、やはり洗濯ものが乾かないという悩みがでてきます。難しいですねえ。
 お待たせしておりますホライゾン21号は、近日発行ですが、今回は奄美のカエルも特集しています。9種類もいるのですよ。それをいっきょ公開します。カエル嫌いの人も、まあ、見てください。奄美にはこんなにカエルが、いっぱいいるのって知らない人も多いはず。わたしも今回企画して、初めて全部みることが出来ました。自分に感謝!!  さて、ホライゾンがようやく印刷に回っているので、今日は新聞切り抜きとか資料整理。この時間がなんとも、ふふふ、うれしいですねえ。連絡待ちでもあるので、今日は動けませんから、余計、ゆったりです。ふふふ。


ハンダマ料理  6.12

久々、料理教室へいってきました。今年も公民館講座を受講しています。朝から雨でしたが、落ち着いたいい日でした。今日の料理はハンダマの活用料理。ハンダマとは水前寺菜のこと。鉄分やビタミンAなどが豊富で、奄美では昔からよく食べられていたそうですが、最近、特に見直されているようです。きれいな紫色が出るのが特徴です。また、少し粘り気もあって、これが好き嫌いの分かれるところかもしれません。本日は、ハンダマ散らし寿司、ハンダマかき揚げ、胡麻和え、ジュース、ゼリーです。胡麻和えがこの写真には入っていませんが、黒ゴマで作ってなかなか美味しそうです。今日の夕飯はこれでいいかも。
 今年は、なかなか期待がもてる内容になりそうでうれしいです。ホライゾンでは、21号から奄美の可能性のある素材特集を組んでいます。初回は奄美モズクを取り上げましたが、次回はゴマ。それから、きびすやこのハンダマもいいかもしれません。普及活用をするためには、こうした料理教室のほか、いろいろ宣伝をしたいものです。新しい郷土料理をつくらなくてはいけませんよね。伝統プラス創作。いつの時代もきっとこれがあったのではないかと思います。だって、初めから伝統料理なんてないのですから。さあて、試食試食!ふふふ。

やっと山を越せそうです。 6.9

怒涛のような5月でしたが、ようやく山を越せそうです。運動にも行けず、パソコンと電話、ファックスに明け暮れる日々。あ、でももずく取材にもいったし、朝崎郁恵さんのコンサートも取材しましたねえ鹿児島にも行って来たりして。ま、結構、それなりに楽しんでもいたっけ?
 で、ようやく日の目をみることが出来そうなので、ほっとしております。ホライゾン21号は難産の末、来週発行予定です。今までのレギュラーを極力おさえた新企画が目白押し。当分、島旅は続きます。だって、島々は5つあるわけで、これをやるだけでも2年はかかります。島々の旅ができるのも、子育てがひと段落してきたから。ご飯も洗濯にも追われないから、仕事だけに熱中できるのですもの。男性は毎日がこうなんですから、立派な仕事ができて当たり前。女性が外にでられるのは、独身かはたまた子育てが終わったわたしのような人になってしまうのですよね。
 さあ、来週は、外にいっぱい出るぞ〜。取材したいところもいっぱいあるのに、そのままでしたからね。

ドルフィンポートにて  6.5

ガン検診とかもろもろで、鹿児島へ行ってきました。船のなかでは、かりゆしバンドの田畑てっちゃんやら、与論の人たちといっしょに。県交流センターでイベントに参加とのことでした。徳之島の義先生もお見かけしましたが、遠くにいらしたので、そのまま。
 昼食近くに新穂花の久留さんが、ドルフィンポートへ出店したというので、行ってきましたよ〜。まずは、お上りさんなので、どこかもよく分からず、また名称すらよくわからず、マリンポートへなんてタクシーの運転手さんにいってしまったくらい。しかしですねえ、昼近くから、お店は大繁盛、待ち時間があるのですから、すごい。夜にまたいったら、島唄のミニコンサートなどもあるせいか、ここが奄美化していましたねえ。入るのも大変。若い女性が圧倒的に多いのが、これまたすごい!周囲の店は、閑散としているところが多いのですから、これって奄美の味と唄が大歓迎されているという証拠なのでしょうね。彼女のバイタリティもすごいけど、店内の室内装飾も凝っていて、そのアイディアと心配りもにくいですよ。サンゴの壁、大島紬のガラスデザイン、奄美を全面的に出しているのが、とてもオシャレ。「モダン奄美」と、いった彼女のセンスがとても素敵ですよ。

イジュの花が満開  6.1

今日から6月ですね。わたしのバースディに限りなく近づく嫌な月でもあります。歳をとるのは仕方ないですが、年輪を増していくような歳のとり方をしたいですね。でも、年はとっても、なかなかそれができないのが現状。皺と白髪が出てきても、頭はなんとも情けない状態です。
 さて、車で走り回っていると、野山がイジュの白と黄色の花に彩られていることに気づきます。高いところにあるので、なかなか手にとってみることはできませんが、梅雨の野山はいつもこの花で美しいですね。車のなかから写真をとろうとしても、後ろに車が押しているときには、なかなか止まることはできません。残念。今度、必ずとってお見せいたしますね。
 さてさて、最近、子どもが島の外にみんないってしまっているので、太くんと二人だけ。子どもがいないと会話がないという話をよく聞きますが、わたしたちは別。話すことがいっぱいありすぎて、大変なのです。それから、ふふふ、二人で最近、野菜スープダイエットを多少かじっていまして、傍からみると、なんとも貧しい食事だと思われるのでしょうが、ふふふ、今日計ったら、なんと3キロも減っていました!二人とも。体重計がおかしいのかもとも思われるのですが、でも2キロは痩せたかも。ふふふ、今年の夏は少し元の服が着られるかもしれません。ふふふ。

←各月一覧メニュー表示