2005年5月の編集日記

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いよいよ追い込みです!  5.31

今回のホライゾンは、もうひとつの大きな仕事とぶつかってしまい、大幅に遅れてしまいました。今、なんとか、全ページを入稿、文字校正に入っております。急ぎ、色校正に移りたいと思っておりますが、発行が遅れることは必死。大変申し訳ありません。今のところ、6月13日前後となってしまいそうです。本当に申し訳ありません。文字校正が終われば、すぐ色校に入り、一日も早く、発行にこぎつけたいと思います。
 今回、考えているのは、今の奄美と、これからの奄美。昔の奄美ばかり追いかけていたわけではありませんが、これからは、もっとこれからの奄美を考える材料になれればと考えています。島々を回ることもとても大切なことですね。今回はエラブですが、次回、12月は喜界島。ここがまた面白いですし、その次が与論、そして徳之島。奄美大島の請、与路島もやりたいですね。これだけで3年かかるのですから、遅いなあといわれれば本当に遅い。世の中、どんどん変わっていくのですから、ね。
 さて、明日から特定外来生物被害防止法が施行されますね。奄美では、マングースが生態系を壊しているといわれています。環境省では、これを防ぐため、予算確保のほか、環境教育の重要性を訴えています。また奄美では、マングースだけでなく、飼っていたイヌやネコが森で野生化しているのが、危惧されています。今、やらなけらば、もっと増えてから駆除するのは、大変なこと。今夜も森では、クロウサギが恐怖に脅えているかもしれません。

もずくの収穫    5.29

昨年から狙っていたのですが、今、もずくの収穫時期に突入しました。といっても去年に比べ、晴れの日がなかなかなく、涼しい日が続いたため、もずくの成長が遅かったようです。昨日まで、お尻がいたくなるほど、ずっと机とパソコンの前に座っていたので、今日、一日中、久しぶりに青空のもと、海でのもずく収穫の取材が楽しくて楽しくて。でも、帽子がなかなかみつからないため、車のなかにあった太クンのウミンチュが使うクバの葉帽子をかぶっていたところ、もずくのお兄さんが、「お遍路さんみたい」というのです。ま、たしかに。だって、白の上着に黒の日よけを手にはめ、頭はクバの葉なのですから。自分ではみえないけど、そう見えても仕方ないですねえ。
 しかし、奄美のもずくの採れたてを食べてしまいました。シコシコ、コリコリ、この食感は忘れられないですねえ。みなさん、生もずく、おいしいですよ。現地でしか、なかなか手に入らないようですが、今後、とても価値がでるような気がしますね。この親子、かっこいいでしょ。この方たちのもずくは台風がこなければ、今年は豊作らしいです。

喜界島へ行ってきました。  5.25

なんと、一週間もご無沙汰しておりましたようで。いやあ、なかなかあっちいったり、こっちいったりで慌しくしておりました。日曜日に喜界島へ行ってきました。朝から土砂降りのなか、笠利宇宿港から、浜千鳥という高速船にのって、50分ほどで喜界島へ。いやあ、この旅がまたすごく荒れてですねえ、しんどかった!!大波乗り越え乗り越え、始めは気丈にしていたのですが、やはりしんどくなるものです。
 ところで、このツアーは、喜界島で平家来島800年記念歌謡イベントのためのご一行様様、30人といっしょ。おっかけお姉さまたちなのでした。平家ゆかりの地をバスで回りながら、最後はこの方のコンサートへ。誰の追っかけだと思います?写真の方は、喜界島出身の富田己さんという地元では知られた歌手なのです。見るからに見たとおりなのですが、「わたしは、アマミの黒豚です!」などというものだから、みなさん、大爆笑。いやあ、歌もなかなかでしたが、笑いありの楽しいステージではありました。
 そこで、歌っていたのが、左のドキドキコンビ。兄弟なのですが、これがいい歌つくっていて、おじいちゃんを歌った唄でしたが、よかった〜。よくはもっていて、いい歌詞だったです。そのうち、テレビにでてこないかなあ。性格もとってもよさそうだったし、何より、喜界島が大好きという言葉に嘘はないように聞こえました。ホライゾン22号は喜界島特集です。21号も出ていませんが、今から、いろいろ前取材しています。



歌   5.18

今日、サウンズパルに行って話してきました。牧岡奈美ちゃんも、ジャバラレコードから洋楽器だけで歌うCD出しましたね。また、朝崎郁恵さんも「おぼこり」で沈没した嘉義丸のことを歌ったCDを今日だしたばかりだし、笠利のかわいい子も、コロンビアから癒系の歌を出すそうです。これがなかなかよいそうで、奄美の歌い手もどんどん進化しているようですね。
 昨日、久しぶりにカケロマ島へ行ってきましたが、。やはり、ここは一人たたずむ島ですね。夕ご飯をつくる煙でしょうか。ひっそりした家並みから三味線の音がしてきました。おじいちゃんでしょうか、サビがきいたかすれた歌声が、この風景にとても合っていて、この空間を初めて共有してような感覚でした。いやあ、旅をしてきましたよ。旅は一人がしみじみゆっくりできていいですねえ。ま、ちょっととんぼ帰りでしたけど。
 

平家来島800年   5.16

まだよく取材していないので、ナニですが、喜界島に平家の落人が来島してから今年で800年になるようですね。喜界島には、平家上陸の地とか平家森が今でも残っています。今、大河ドラマで義経はクローズアップされているからか、この時代に焦点があたっていますねえ。壇ノ浦の合戦から820年になると、今ラジオでいっていました。「平家伝承総覧」という本を、平家の流れを引く全国平家会という会が出したとか。へえ〜、そんな会があるんだ〜。その中に喜界島やカケロマの諸鈍などは入っているのでしょうか?興味シンシンですね。
 奄美には平家も源氏も流れてきたという伝承があります。本当のところはどうだかわかりませんが、奄美の方言が平安時代の言葉が残っているとか聞くと、平家の文化流入なのかと思えるのですよね。全国に散った平家残党は、こうした南の島へ文化を伝えることになったのでしょうか?

ギョエ〜   5.13

 最近、花壇の花が結構、根付いてきたなあと喜んでいたのに、この幼虫がなんと3匹も葉を食べつづけているのです。せっかく、かわいい花だったのに、ムシャムシャムシャと毎日葉や茎を食べているものですから、半分くらい枯れてしまったのですよ〜。ぐやシイ〜!!なんの蝶かなあと思って、最近出版された「奄美の蝶図鑑」(久保邦照著)をみていたら、おそらくツマグロヒョウモン。
 食草は、スミレ類やパンジーと書いてあります。いやあ、蝶もみたいけど、初めて花を育てているわたしのところでなくてもいいような気もするんですけど〜。昨日、そっと違う花に振り落としておいたのに、今朝また、この花に戻っていた!!鼻があるとは思えないのですが、とにかくとにかく早く蛹になって、花を食べるのはこれくらいにして、お願い!

発見の連続でした。   5.11

今日は午後からずっと取材で回っておりました。時間を気にしないで、取材にまわれるというのはうれしいですね。笠利方面を3ヶ所、とても面白く、発見の連続でした。まあ、あまりいってしまうとナニなので、いえませんが、一つはモズク。あまみモズクの凄さは、沖縄もずくの比ではないのですね。
 いやあ、一番びっくりしたのは、採りたてもモズクをお湯に浸すと、ナント、グリーンが色鮮やかに出てくるのですねえ。いやあ、びっくり。これがまたシコシコしていて、線が細い沖縄産とは、大違い。沖縄は2期作、奄美は一期。ここに大きなミソがあるのですね。沖縄はバキュームみたいな吸い上げで、育つまもなくどんどん収穫。これ利益優先 。奄美はゆっくり一番いいときを狙って収穫なのですね。水温や日照も関係してくるでしょうけど、モズクはこれからの奄美の大きなキーになるのではないでしょうか?そんなこんなで、ホライゾンでも取り上げたいなあと思っています。



奄美がオリンピック強化センターに!  5.10

奄美も大したもんです。北京オリンピックの陸上競技強化センターになったのですよ。2008年の北京オリンピック終了まで、全国強化拠点として、オリンピック委員会から認定されたのです。これがその看板。陸上では、全国で6箇所だけ。沖縄と北海道は前回もそうだったらしいですけど、後は初めて地域。これは実績がものいうらしいですね。アテネで日本代表になった方の来島は、なんと7名とか。候補まで含むともっとすごいでしょう。特に長距離の方達で、もちろん、野口みずきさんがその筆頭ですね。世界レベル、日本全国レベルの選手がいっぱいきているのです。
 三儀山競技場の帰り、「ゆてぃもれ」へ寄ってきました。ここは、地元の生産者が野菜や特産品などを持ち込んで、売る場所。いろいろなものがありました。もっと拡大すると、道の駅のようになるでしょうね。住用の道の駅より、ずっとそれらしいからですねえ。次々とおば様方が、野菜や苗などを買いに車で乗り付けてくるのにはびっくり。知人の加藤さんもにっこりしていました。よかったですねえ。




島唄大会  5.6

子どもの日。奄美パークで、子ども島唄大会と、六調大会でした。全部読むことはできませんでしたが、今年で4回目のこの大会、観客はお年よりが多いですね。子どもの日ですが、なんか敬老の日のよう。
 本当はこういった場所ではない海だったり野原だったりしていたのでしょうね。マイクの音が大きいのか、子どもが大きな声を出すからなのか、ちょっとさみしいかな。しかし、7〜8日には、南海日日新聞主催の島唄大会がありますね。なんと、わたしと同姓同名の人を見つけました。一人、紬学院の先生がいるのは知っていましたけど。そうそう、貴島康雄クンが出るのにはびっくり。8日にいけるよう、早く仕事を片付けなくては!!

大浜の夕日    5.4

シルエットがなかなかいいですよね。名瀬市街から、15分程度でいける大浜海浜公園。昔はよく子どもたちを連れていったものでした。子どもは海が大好きですね。小さいころは、真っ裸になっても恐れず、何時間も海で遊びたがり、親は日焼けを恐れ、早く帰りたがったものです。奄美では、夕焼けを見に海へ行く人とか、日が落ちてから繰り出す人もいて、暑い日ざしのなか、海にいるのは、子どもか観光客と決まっているのでした。素足で海岸を歩きながら、過ぎてきた時間を思い出して、ニヤニヤしてしまいます。
 あ〜あ、しかし、子どもは大きくなってしまうとつまらないですね。親といっしょに遊ぼうとしないですもの。鹿児島に帰る息子にせめて海をみせてあげようと、連れ出したのに、あんなに海から出ようとせず、ないていた子がナント、いまや海岸で読書!!なのです。親が一人、ソフトクリームを舐めなめ、海岸を散歩。なんともやるせない。毎日ギャーギャーうるさかったけど、今になれば幸せだったのかもしれません。南の島のせつないサンセットでした。


梅雨入り間近ですか?  5.3

昨日、沖縄では梅雨入りしたそうです。例年より早いそうですが、奄美でもそろそろでしょうね。太クンは、撮影にいこうかどうか悩むところなんだけど〜。なんて笠利から電話してくるものですから、「あれをとるだけでも価値あると思うよ。いってくれば!」とお尻を押してやりました。う〜ん。なんといってよいやら。梅雨時は、晴れ間が覗くときもあるし、やっぱり曇りか雨になるときもあります。でも、この時期にしか撮影できないものは、とりあえずとっておかねば、来年まで待たなければなりません。
 早朝、息子が鹿児島から船でかえってきました。目が急に悪くなったとかで、眼鏡をかけていたので、親としてもなんだか戸惑ってしまいました。昼には、大好きな鶏飯をつくっておいたので、久しぶりにお腹いっぱい食べてもらいたいもの。いやあ、わたしの料理でも、おふくろの味なんて、いわれてるのかなあとなんて、一人ほくそえむのでした。ふふふ。写真は、イメージです。念のため。
 

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