2005年3月の編集日記

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卒業ライブ 3.31

日々様々なことに追われていまして、日記も滞りがちですみません。
さて、先日、アシビで金久中学校卒業生が卒業ライブをやりました。父兄主催ということで学校の先生方はノータッチ。生徒の自主を重んじていただき、感謝しております。もし、なにかあったら、せっかく高校の入学がきまっていても、取り消しがあるやもしれず、生徒達の責任も大変なもの。みんなで声掛け合っていた姿がとても新鮮でしたね。すべての生徒達が参加してわけではありませんが、受験が終わり、卒業と同時に島を離れていく友人たちへの思いもこめて、せいいっぱいの声で歌い、精一杯の声援で応えていたのがとても印象的でしたそれにしても女子も男子も観客は、ステージでの演奏にグルグルグルグル、まるで、水槽のなかのマグロのように店のなかを走るのです。走る走る、ワ〜ワ〜叫ぶ叫ぶ。とてもついてはいけません。これが若さなんだっけ。こんなにしていたことがあったけ?と思いながら、過ぎてきた自分の時間を思っていました。
 息子達はきっと母親たちにも青春があったなんて想像できないでしょうね。そうそう、こんなに男子も女子も仲良くはなかったなあ。ほんとうらやましい。男子が仲良いのも見ていてうらやましいですね。
 さあ、子供たちがこうして巣立っていくとき、親は今後、どう自分と向き合っていくのか。これからの時間をどう見詰めていくのか、そんなことを考えながら、騒音のなか、頭のなかはシンとしておりました。
卒業万歳!巣立ちおめでとう。元気でがんばれよ〜!!アシビのスタッフの方たちにも深謝。

コイとカラス     3.27

なんか書くことから遠ざかっているような気がします。ほんと、ご無沙汰しておりました。今日は朝から雨で。一日梅雨のような天気でした。昨日の上天気が嘘のようです。
 さて、昨日は外来種について、あの千石正一先生の講演があったため、大和村へ出かけていきました。どこでもそうですが、その土地を故郷としている生物以外のものが入ってくると、その地の生態系がくずれます。珍しいペットは勿論、飼っていた犬ネコもなどの放棄も同じことですよね。奄美でも近年マングースがクロウサギや様々な生物を食べ荒らしているのが、問題となっていますが、講演で名瀬市の新川に放流されているコイの良否を問う質問がありました。コイを汚い川に流すと、ものすごい食欲で川をきれいにしてくれるのですが、様々な魚などの卵も食べてしまうようです。「川にいるコイに餌をあげるのを楽しみにしているのですが、餌をあげてもいいものでしょうか?」という一般人の質問に先生はなんと答えと思います?
 「カラスに餌をあげる人はいないと思いますが、コイに餌をあげるのは、これと同じようなものです」う〜ん、なんとわかりやすいお言葉!思わず、うなってしまいました!
 その後、場所を変え、ウォーターレタスという淡水の川や池に繁殖している外来種の駆除を取材してきました。「食べられればいいのにね。」というほど、青々とした食べられない水上のレタスでした。ちょっと毒があるようですが、この繁殖力はすごい。水面をすぐに覆ってしまい、光が水面下にいかなくなるため、様々な水中生物が死んでしまうと聞きました。それにしてもこれが今日のイベントでなくてよかったと、きっと主催者は胸をなでおろしていることでしょう。千石さんも、せっせと駆除していました。
昨日はまたこれで終わらず、中央公民館で少年少女島唄があったので、ひさしぶりに駆けつけました。昨年、日本一になった澤愛香さんを取材してきました。おちゃめな子でしたが、今後大きく成長していくいのが楽しみな中学一年生でした。





ハウルの動く城   3.19 

 今日は一日パソコンとにらめっこ。」鹿児島行きなどが続いたため、仕事が山になているのを少しずつ片付けていたのです。でも、やはり人間気晴らしも必要ですから、夕方、帰省している娘といっしょに今、シネマパニックで上映中の「ハウルの動く城」をみてきました。特別大きな感動があったわけではありませんでしたが、三輪明宏がやっていた「荒地の魔女」がとても面白かったですねえ。首周りの特段太い妖怪魔女が、現実の年にさせられ、かわいい老人になっていったところがとても面白い。あの真ん丸い邪気のない目がいいし、三輪明宏の声もそのまま役にあっていて、ここが一番面白かったですね。ソフィー役が賠償千恵子だというのは途中でわかりましたが、ハウルが木村拓也だというのは、最後まで分からないでよかった!だって、わかったら、年の差があまりに違いすぎて現実的に見えてしまうから。90歳のおばあちゃんでも、気持ちは18歳とそれほどかわらない部分もあるとは思いますが。うう、わたしもいつかはそうなる運命ですが…
 この連休は集中して仕事ができるのがいいです。ホライゾンもほぼ構成が決まっていますが、もうちょっと考えたいのもあって、うん、この魔女みたいに面白いのはないかなあと思っています。真面目ばかりではイヤ。空想の世界にある真実のようなものを探りたいですね。



公立高校合否発表!   3.16

昨日は中学校の卒業式。我が家の一人息子も卒業でした。式の最後では合唱があり、男女の声がはもってとてもいい感じ。あかんぼだったころの温かさ、重さ、甘い香りはいまでも記憶に残っていますが、こんなに大きくなってしっかり目をむいて話す子になってくれたことに母は喜んでおります。これで義務教育はすべて完了。あと少しで親の責任も軽くなるなあとうれしいやらさみしいやら、複雑な気持ちで感慨にふけっておりました。
 で、夜は奄美恒例の卒業祝い。太クンの同窓生を中心に友達関係の方たちや親戚、従業員など20名近くがお祝いに来てくれました。で、わたしは料理つくりに頭がパニック。お祝いの汁物(7種の具)と刺身(3切れとお祝いは必ず奇数なのですね)を基本に、おすしと焼き鳥は刺身は出前、煮物は義理姉にお願いして、形をつけましたが、作りすぎの頼みすぎでいっぱ〜い余っています。これから何日かはこれらを整理していくのかあ…。でもみなさん、平日にもかかわらず、遅くまでお祝いしてくれて本当にありがたく思います。息子もこれからの施政方針?をいわされて、いい会となりました。こういうのはやはり奄美などの田舎だからやってもらえるのでしょうね。地域や友達が見ていてくれるのですね。ありがたいです。
 さて、ところで、コワ〜い入試の発表が本日ありました。昨日は後片付けなどで寝たのが2時でしたから、とても眠いし頭がぼ〜っとしていたのですが、9時から10時の間に不合格者だけに連絡があるので、どきどきしながら掃除やら洗濯で気を紛らわしながら、待っておりました。あと少しで10時というとき、なんと、電話が担任からかかってきたではありませんか。どちらも半々の確率でしたから、「ああ、だめだったか!」と落胆しましたが、「合格しました!」という大きくてしっかりした先生の声でした!不合格者に連絡し終わったので、心配しているかと思い、10時前にかけるのは悪いかと思いながら、かけたというのです!ホント、一瞬どき!っとしましたが、いやあ、ホントによかった!実は息子は鹿児島の高校へいきます。明日、説明会があるので、今夜の船でのぼります。


閻魔大王の骨?  3.11

 雪情報が共同通信配信で各紙に掲載され、またテレビでも報道されたようで、大きな反響にこちらが驚いております。奄美で雪を撮ったらスクープになるかもということを聞いていたのですが、新潟の人には怒られそうな溶けかかっている雪の名残でしたから、どうかなあと思っていたのですが、いやはや、様々な方から電話をいただいているようです。うれしいやら恥ずかしいやら。名瀬測候所の観測では1901年に名瀬で雪が降ったことになっているようですが、これは名瀬で降雪し測候所職員が観測しないと記録にならないため、今回太クンが撮影した雪は記録には残らないそうで、この点も様々な反響を呼んだようですね。測候所まで文句の電話をした方も何人かいるようで、恐縮しております。
 さて、この写真の貝は、15年前、宇検村で15年前にみつかったエンマノホネガイというなんとも面白い名前のホネガイです。今まで日本ではみつかっていなかった貝で、インドネシアやフィッリッピンが北限でしたから、大幅に北限を更新したことになります。このトゲのような貝を見てください。恐ろしいほどですよね。そう思ったからか和名はエンマノホネガイ。閻魔大王の骨を連想させたのでしょうか。いやあ、やっぱり奄美大島は不思議な島なのですねえ。宇検村の焼内湾でアサヒガ二捕獲用の網にかかっていたとか。ふむ〜ん。



絵はがきを作っています。
   3.5

 ご無沙汰しておりました。いやあ、あまり寒くてなかなかホームページをつくる材料にかけていたものですから〜。さて、今、浜田太写真事務所では、新規絵はがきに取り組んでおります。既に印刷に入っておりまして、そろそろ出来上がりかなあと毎日心待ちにしているところです。で、どうです?今回の絵はがきは。このケースがまたなかなかオシャレ〜!額縁のような薄い半透明な袋に入れております。これ、わたしの発案。絵はがきのケースはほとんど捨てられる運命ですが、結構お金はかけなくてはなりません。この不合理と節約と洒落気を追求したものが今回のもの。各お土産店などでも販売しますので、是非お買い求めくださいませ。
 そうそう、そういえば昨日、MBCテレビのニューズナウが放映されたらしいのですが、私らは見ていませんでした。当日の朝、太くんに連絡がはいったそうなのですが、違う仕事でパニックになっていたらしく、すっかり忘れてしまったというのです。なんてこった!!後からビデオを貸してもらって見ていたら、殆どわたしのコメントがカット。それでもって太くんばかりがしゃべっているではありませんか。まあ、おしゃべりは最近負けているからねえ、仕方ないの。しかし、結構みなさん、みているのですね。いろいろ声かけていただきました。ホライゾン10年は皆様の応援があってこそ。21号は、これまたびっくり玉手箱の特集ですので、今まで買ったことがない方も是非よろしくお願いいたしますね。


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