2005年1月の編集日記

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実は〜!   1.31

 今日でもう一月が終わり。新年が明け、もう12分の1が終わったのですね。毎年、時間は早いですね。で、実は今日はうれしいことがありました。南日本新聞社が発行している「てぃーたいむ」という生活情報誌に、2月号から太くんの写真とわたしめの文で、なんと巻頭を飾る年間企画が始まったのです。初めは自信がなく、なにをどう書こうか試行錯誤の繰り返しで、飾らない自分がようやく見え出したのは何十回もの書き直しの後。こういったとき、パソコンは便利ですね〜。ケシゴムもいらないし、ペンだこにもならないのですもの。ああでもない、こうでもないとどうにかなんとかなったなあと思っても校正をみてがっかり。こんな文章しか書けないんだと、正直ショックでしたが、今日、ある方から感動したというお電話をいただき、こちらが感動してしまいました。いつも気にかけてくださるその方には、お世話になっているばかりか、こうして励ましの電話をいただける今の幸せをしみじみ感じています。
 次号はもう書いて送ってあるのですが、これから再来月号の原稿を書かねばなりません。今はスタートにたつ前の快い緊張感が漂う感じですが、そのうち形相ものすごい顔になっていくのでしょうね。でも、これも勉強。機会を与えてくれた南日本開発センターの奇特な編集者に感謝し、今後もなんとか搾り出していこうと思います。まあ、機会があったら、読んでくださいまし〜!
 

 
「かずみ」にて  1.27

昨日、ひさびさに「かずみ」へ。かずみ姉さんが、以前とほとんど変わりないようにふっくらしていたので、とても安心しました。太ると前のように声もでるようになるとかずみ姉さんもいっていましたが、笑顔も昔と同じでホントよかった!!いつものように、昇清子さん親子との歌遊びがはじまると、おや?お客さん?いえいえ、なんと貴島康雄くんと、山田葉月ちゃんたちではありませんか。去年の奄美民謡大賞の舞台でとても印象に残っていた彼女がきたとあって、わたしは大喜び。まあ、ヤスオ君にもひさびさだったので、これはもうけものと思っていましたが、若い子たちの島唄もいいですよねえ。特にこの葉月さんは。力まないでフワ〜っと歌をだせ、とても不思議な雰囲気がある唄者です。ヤスオくんたち「ピンポンズ」といっしょに、鹿児島でショーがあるそうで、打ち合わせもかねて、この店にやってきたのだとか。朝花、よいすらなどを歌ってくれました。帰り際、「葉月ちゃんの隠れファンです」というと、「わ〜、もう泣きそう〜」なんていって笑っていました。いやいや、ほんとわたし、ファンです。ヤスオくんも頑張ってね。


カサブランカ  1.26

 オキエラブのお土産に買ってきたカサブランカが今満開です。でも、以前買ったのに比べ、なぜかあまり香りがしないのがちょっと不思議。何故なのでしょうね。
 さて、今、ノートパソコンに挑戦しています。念願かなって、やっと入手いたしました。マッキントッシュに慣れていたせいか、いろいろ勝手が違って、戸惑いもありますが、これがあれば、どこにいてもメモがわりに原稿もかけて、メールも送れて、写真も送れるから安心です。時間がかかるけど、少しずつ頑張ります。

今日は豚足料理     1.23

 今日は今年度最後の健康料理教室でした。うふふ、大好きなプリプリの豚足料理でしたので、楽しみでしたよ。実は昨日は、息子といっしょにチャーシュウをつくったのですが、これもこの教室で習ったもの。チャーシューはラーメンのほか、いろいろ使えるし、そのまま食べられるからでしょう。息子がいっしょにつくりたいといったのです。しめしめと思ったのですが、そっけないふりをしてあれこれ指示。すると、帰宅した太くんは、「これは珍しい!」といっていそいそとカメラとビデオまで持ち出したのですが、すでにそのときには息子の出番は終わり。残念!。でも受験勉強中の息子が親といっしょに料理をするということがなんだかうれしく、これはこれで成長の瞬間なのだと思いましたね。
 さて、今日の豚足ですが、プリプリはよかったのですが、わたしにはちょっと甘すぎ。で、今度は塩煮をつくってみようかと思っています。塩をまぶしてから、湯がくだけというもの。これまた誰でもできるおいしい豚料理ですよね。コラーゲンたっぷりなため、女性は特にたべるとお肌にいいらしい。わたし、一生懸命に食べようと思います。なにせ、これからですからねえ。?!

親子ラジオ    1.21

名瀬には「親子ラジオ」(大洋無線)というラジオシステムがあります。親である会社から、契約をもらった子である家などに、奄美の島唄やジャズ、クラシック、歌謡曲、ポップスなど様々なジャンルの音楽が届けられます。昭和40年代の紬全盛の時代には、紬織りをしながら聞かれたとのことで、古いのあたらしいのあわせて、なんとここには、2万枚ものCDやレコードがあるそうです。船の出入情報や天気情報なども時には流しているため、生活になくてはならないものだったのでしょうね。しかし、紬が衰退するにしたがって、聴衆者はどんどん減っていったそうです。
 今日、久しぶりにこの「親子ラジオ」を訪ねました。昔使われてくたびれたラジオや録音室などがあり、ちょっとノスタルジックな異空間は面白いですよ。


寒いですねえ。  1.19

奄美も今は寒いですね。スタジオはコンクリなので、じっとしているとシンシンと寒くなってしまいます。で、恥ずかしながら今年もしもやけができてしまいました!去年、多少運動を始めたので血行が少しはいいのではないかと思っていたのですが、やはりできてしまいました!この奄美でとお思いでしょうが、奄美の人でもできる人を先日発見!しました。
 処方はというとマッサージしか方法はないため、オイチニオイチニと足の指の運動とマッサージをしております。
さて、 今日、ホライゾンのバックナンバーの購入のお電話があったのですが、その方は関西奄美会の方。南海日日新聞に出ていた10周年記念号の記事が荷物の中に入っていて、その記事をみてお電話してくださったらしい。こういうこともあるのですね。最近、特にバックナンバーのご要望が多いです。でも残念なことに12号までは絶版。13号からは、まだまだいっぱいあるのですが、ないとなると皆さん、ほしくなるのですよね。今あるうちに買ってくださいまし〜。


あぶしまくら のゴマザタが美味!  1.17

昨日、お昼にエラブから帰ってきたのですが、あまりお腹がすいたので、途中下車し、新しく龍郷にオープンした「あぶしまくら」というお店にいってきました。そこから見える海の青のグラデーションの素晴らしさ。いい場所にオープンしたと思いましたね。で、あぶらソーメンを注文したのですが、まずでてきた自家製のゴマザタの美味しさにびっくり。軽くて、品のいいお菓子に仕上がっているのです。これはおいしい!あぶらソーメンの野菜もも自家菜園でつくっているとのことでしたが、ニンジンや野菜の彩りがきれいでしたねえ。女性ばかりで切り盛りしているのもいい感じ。またお邪魔したいなあと思いました。


オキエラブへ行ってきました。  1.16

昨日からオキエラブへ行き、今日帰ってきました。行きもそうでしたが、帰りも風が強くかなり飛行機も揺れましたねえ。ちょっと恐かったです。
 実は次回のホライゾンがオキエラブ特集も考えているので、16日の墓正月にあわせ、ちょっと前取材もかねての旅でした。エラブはとても平らな島なので、海がいつも目線の近くにあるのですが、こういった風が強い日とか台風のときにはとても大変なのが分かります。とにかくさえぎるものがないから、おおげさにいえば、太平洋側の風が東シナ海側へ抜けてしまうぐらいなのです。
 おととい、前取材のことをオキエラブ高校の出村先生に相談したところ、ナント、10人ほどもあつめてくださり、びっくりするやら、感謝するやら、とても有意義な前取材となりました。またエラブの田皆集落の墓正月にも感激いたしました。たぶん、沖縄からの影響なのでしょうが、お墓の前に親族などが集まり、お供えものをしてみんなで会食するのです。これがなぜか冬の1月16日。南の島でもやはりこの時期は寒いですよね。特に今日は風も強く寒かったけど、みんなニコニコしながら、お墓の前でなかよくしているのがとてもいい光景に見えました。写真をとらせてくださいというと、はいはいどうぞとおって、あれ食べてこれ食べてといっていただきました。エラブの人もとてもやさしいですねえ。まだよく調べていませんが、去年の暮れにご先祖さまをお迎えし、正月をずっといっしょにすごし、この日にお送りするとの聞きました。これ、肉やさんのお話。田皆と瀬利覚が盛大にやるそうですが、田皆の帰りに屋子母海岸でもこの集落の人たちが、お墓で共食していました。昔はきっともっとされていたのでしょうね。お墓に供えるのは、吸い物とご飯、豚の三枚肉の塊を茹でたものと厚揚げの大きなもの、厚揚げ風に「大きな長方形の卵焼き、焼酎とくだものやお菓子。昔は田芋もちを持っていったそうですが、田芋をふかしたものに、黒砂糖醤油をからめてものをいただき、とても素朴で美味しかったです。
 帰りに出村商店で、豚のチラガー(顔)の味噌漬とカサブランカの花を土産に買ってきました。そうそう、奄美からのお土産で最近人気なのが、「黒うさぎの子守唄」(春風堂)というお饅頭。です。イラストは、鈴木えいすけさんで、とてもかわいらしいちょっとオデブちゃんのクロウサギです。

転んだ!  1.14

とにかく運動不足。このところ、パソコンにつきっきりで、自分ではわからないのですが、どうやらかなり反射神経がにぶっているようです。今週のノルマをなんとかこなして、ほっとしながら、運動をしにいったのですが、ナント、足がついていけず、すって〜ん!肩はビリビリ痛いし、眼はかすむし、今年はぐっとふけるのでしょうか。
 これから太クンのお下がりの一眼レフのデジカメを練習していきたいと思っています。太くんがなかなかやさしく教えてくれないので、いままで勝手にやっていましたが、いつまでたってもそれでは上達しません。「素直じゃない」と怒られながらも、我慢我慢。子育てがようやく終わりかけているので、なんとか自分なりの楽しみをみつけたいと思っています。カメラだけでなく、ちょっと今年は挑戦したいものがあって、泣き言をいっている場合じゃありません。えっと、明日は出張します。


リュウキュウアサギマダラの越冬 1.11

 今年もこの蝶の越冬風景を撮影してきました。ところが、昨年いった場所では、ナント一頭しかいなかったんです。たぶん、手前にあったさとうきび畑が刈り取られ、風がもろに入ってくるようになったからかもしれません。しかし、びっくりですねえ。自然は、こんなにも簡単に変わってしまうものなんだと実感してしまいました。それから心当たりを2〜3箇所まわったのですが、なかなかいい場所がなく、今年初めて紹介してもらった場所にいってみると、かすかにいました。薄暗い林のなかに羽を閉じていると、枯葉にそっくりなのでなかなか見つけるのに苦労しますが、そこはそれ執念てやつですかね。まあ、女の勘?なのかもしれません。ふふふ、恐るべし!
 ホライゾンの蝶特集でお世話になった森川先生にお聞きしたら、「水が近くにあって、光と風が入らない薄暗い林が条件のよう。食草は海岸林によく生えるツルモウリンカ。30年前はいっぱいいたのに海岸などの開発で、今は恐ろしいほどいなくなった」とのこと。30年前をみてみたかったですね。
 撮影をなんとか終わらせ、車にのった途端、雨が降ってきました。やはり、わたしは誰かに守られているのかなあなどと漠然と感謝しながら、戻ってきました。


かるかんとひきゃげ 1.10

昨日、料理教室でかるかんとひきゃげをつくりました。かるかんて、こしゃまん(鹿児島ではヤマイモでしょうか?)と卵の白身と砂糖だけでつくるのですねえ。ほんと、簡単なのでびっくりしました。かるかんには餡をいれず、上品なお味。ひきゃげは、正月の残りの御餅と茹でたサツマイモを合わせて練ったもの。上に黄な粉をふってできあがり。これもおいしい。黄な粉はなつかしい味ですね。御餅につけて安倍川餅にするのを昔よくしましたが、この食べ方の方が繊維質もはいって体にいいかもです。う^ん、どうです?売りものになりそうな出来でしょ?ま、私は写真撮影を頼まれて料理は熱心にお手伝いできませんでしたけど。ま、いいか。



みずきさんの記念碑ができました。  1.6

この日は朝から野口みずきさんの金メダルをたたえる記念碑の除幕式でした。素晴らしい石碑で、土台は笠利町節田でとれる砂岩を使用していて、正面の黒い石は黒御影石。ここにレーザー光線で薄く彫り込み、アテネ五輪でのゴールの瞬間を写し込んだのです。きれいでしたよ〜。隣は藤田信之監督。みずきさんの言葉によると、「雑草のような無名のわたしを、庭に植え替えてくれて大きな花を咲かせてくれた」人。藤田さんはとても気さくな方で、いつも大きな声で冗談をいっては周囲をなごませていらっしゃいました。だからこの方が行く奄美についてくる他のチームも多いのだそうです。以前はワコールの監督でしたが、指導方法で対立、監督のあとに従い、失業したみずきさんたちはあるときはみんなで共同生活していたそうです。このとき、みずきさんたちは二十歳。でもとても成人式どころではなく、もちろん、選手生活は行事などに参加できず、練習にあけくれる毎日だったといいます。実は、五日は奄美では成人式。ある方の取り計らいで、みずきさんと田村郁子さんという1500メートルの日本記録保持者の人が二人、大島紬での記念写真をわたしたちのスタジオで撮影いたしました。みずきさんは、150センチというほんとに小柄で華奢な感じなのですが、キラキラ光っていましたね。シンがしっかり決して妥協はしないという感じでした。


ヒカンザクラ開花宣言   1.5

昨日の雨が心配されましたが、本日午前10時に龍郷町の奄美自然観察の森でヒカンザクラの開花が宣言されました。いつも早い開花をする花は今年は遅め。なぜかというと、昨年の台風でかなり雨風に痛めつけられたからではと観察指導員の作田先生はいってました。で、今年はいつもより、ピンク色が薄めの桜になったので、桃の花のようです。桜の名勝地は沖縄県名護市が有名ですが、この桜は気温の低い山手から咲くという特異な特徴があり、普通のソメイヨシノなどとは反対、ヒカンザクラ前線は寒いところから暖かいところへ向かって咲くのでした。これってすごいですよね。三分咲きは30本位、これから次々と咲いていくでしょう。20日ころから2月下旬まで各地でみられるそうです。奄美の野山はこれが咲くと彩りが添えられ、華やかになります。



奄美にあられが降った!!
   1.3

一日の夕方、暇だったのでドライブがてら、ヒカンザクラの観察にいってきました。途中、バラバラと細かく白い発砲スチロールのようなものが路面に降ってくるではありませんか。びっくり仰天、奄美にもあられが降るのですね!!正月早々、いいものに出会いました。どうりで寒いと思ったです。昔、小学生のころ、長野に住む叔父のところで夏休みを過ごしていましたが、収穫時期の葉タバコの上に直径3センチはあろうかという大きな雹が降ったのには、驚きました。おかげで葉タバコには大きな穴があき、大損害だったようです。あの時代、まさか自分が奄美に来るとはまったく予想もしていませんでしたが、人生、ホント、わからないものですね。 さあ、今年は記憶を呼び覚ます努力をしたいものです。ボケないうちに、ね!
 さて、ヒカンザクラはつぼみがずいぶん膨らみ始め、すでに開花しているものも結構ありましたね。5日に開花宣言の予定とか。去年、12月の初めにいったとき、既に咲いていたものもあり、狂い咲きなのかなあとちょっと桜がかわいそうになったのを思い出しています。

新年の朝に   1.1

2005年の、元旦未明、鹿児島から船で奄美に帰ってきました。昨日の強風で、船が大揺れしたので、大晦日の夜はずっと眠りこけておりました。お土産に買ったさつま揚げをムシャムシャ、ビールを一缶、グビっとやるのはほとんどオジサンの域、いやあこの年になると、色気も褪せてしまって、人工着色もあまりつけないので、いけませんねえ。やはり新鮮なピチピチしている時代が輝いていますねえ。私にもそんな時代がありました。もっとあの時代を大切にしておけばよかったなあと嘆いてもいられません。まだまだ現役で頑張っていかなくてはならないのですから、心を引き締めて、皺を刻みながら、なんとか味をだしたいなあと願っております。少しずつ子どもも手を離れ、これからは夫婦二人、自己主張といたわりを大事に、これからの年を重ねていきたいものです。さて、みなさんは、今年、どんな年になるのでしょうか?
 さあ、これから、三献の準備。あらためまして、みなさん、あけましておめでとうございます!!今年も何卒、よろしくお願い申し上げます。写真は、船から下船するところ、締め縄が初々しいですね。

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