2004年8月の編集日記

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台風16号  8.29

昨日も今日も台風に悩まされた奄美です。もしかしてかすめるだけという期待もありましたが、やはりそんなに甘くはありませんでした。今回の台風はとても大きいというだけではなく、大潮と重なるため、高潮が心配されていたのです。それから住用の戸玉の採石場の件もあり土砂くずれが心配。土石流などになったらと思うと、恐いです。今、29日の午後11時55分ですが、まだ吹き返しが強く、植木などがメチャメチャになっているでしょう。
上の写真は笠利須野です。昨日夕方の満潮時に撮った写真です。ここは地盤が低いらしく、川の橋に海からの海水が吹き上げていました。今朝の満潮時には、浸水もしたそうです。近くのご婦人は、以前、浸水したとき水だけでなく魚まで家に入ってきたといっていました。川底が以前より一メートルも上がっているとかで、これは大変なことですよね。おちおち寝ていられないでしょう。みなさん、大丈夫でしょうか。お盆はどうしているのでしょうか。
 右の写真は、大熊にあるケイズ電気からとった高潮の写真。道路を通る車にかぶさり、わたしも経験しましたが一瞬真っ白になるので、車を走らせることが出来ませんでした。いやあ、恐いです。大熊漁港は海水があふれ、浸水もしてきていましたね。いやあ、とても疲れました。
 





お盆だというのに!  8.27

 もうすぐお盆だというのに、巨大台風がやってきそうです。ひさびさに行ったスーパーのレジは超満員。船や飛行機輸送が途絶えるという危機感から、買いだめに走っているのかもしれません。奄美の人たちの台風への備えはこんなところに発揮されます。自然に立ち向かうことはできないですからね。備えるといったって、食べ物の確保がまず先決でしょう。しかし、今回は想像を絶する強風のようで、取材に出かけるのはいやだなあ。車ごと飛ばされちゃうのではないかしら?
 そうそう、みなさんのわらいの種だった五十肩は、脅威的な回復力?によりほぼ平常に戻りつつあります。病院で出会ったお姉さまが「わたしなんか1〜2年かかったよ〜!」なんておっしゃるもんだから戦線恐々としておりましたが、不思議不思議!ほとんど治りかけております。ほっほっほ〜。まだまだ、大丈夫なんだわ〜!!
 昨夜はセントラル楽器の会長、指宿良彦さんの「ふっちゅねせ  大人青年」出版記念会へいってまいりました。ぎりぎりまで夕飯の支度(ニンニクとショウガたっぷりの鶏の竜田揚げ)なんかつくっていたので、もしや香りもプンプンしていたかもしれませんが、これがいけなかった!指宿さんのパー^ティへ行くのにぎりぎりまで仕事していてはいけなかったのを忘れていました。滑り込んだ会場は、既に満場着席で、楠田さんのご挨拶中。坪山さんの祝い唄の終わっていたのでした。いやあ、まいった!!遅刻は許されないのを忘れていたのでした!またまたビリに席についたので、あやしい雰囲気。ま、シカトするしかありませんでしたけど。
 出席者はそれはそれは豪華。平田市長、瀬戸内町長、楠田豊春、坪山豊、築地俊三、のほかベテランや若手唄者や関係者、新民謡関係のほか様々な業界のお歴々のかたたちがおられました。麓クンもみかけましたけど、小川学夫さんのテーブルスピーチ、「奄美の島唄は歌の掛け合いにある。これからこれをどう守っていくのか」というメッセ−ジにこれからこの業界の取り組みの大変さに気づかされるのでした。島口によるのか、ラップのような言葉でわかりやすくいくのでしょうか。頑固な指宿良彦さんのご意見を聞きたかったです。













信じたくないけど!  8.24

ったく!ついていないなあ。50肩ですって!信じられない!あごの関節炎もまだ治っていないのに、またまた災難が降りかかっています。年をとるということはこういうことなのですねえ。ったっく、信じたくないけど、老化です。リハビリが必要で、痛いのを動かさないでいると固まってしまい、なかなか治らないそうです。気持ちを取り直して、仕事を始めなければいけませんね。

東京から帰ってきました。  8.21

 椿山荘での太クンの写真展と交流会にあわせ、東京へ行ってきました。たった2日だったのに、時間がかなりたっているような気がします。不思議です。これ、やはり時差ぼけなのかもしれません。椿山荘は、わたしが卒業した幼稚園と小学校が隣同士にあるところで、とても広い庭園をもっています。昔、この庭園で蛍狩りのイベントに行きたくて、500円の入場券をかって欲しくてダダをこねた記憶があります。婚礼やホテルのほか様々な催事もできるようですが、今回は健康鹿児島ふれあい交流博という催しの一環でした。伊藤新知事もみえたようで、なかなか盛況だったです。甑島の海洋深層水を始めて飲みました。ミネラルがいっぱいという水をのみましたが、ちょっとクセはあるみたい。ゴクゴクという訳には、いきませんでした。奄美からの出展は少ないので、ちょっと物足りない感じがしましたね。シルク化粧品はでていたかな?いろいろアイディアがでるのはいいのですが、奄美の物産の販売の仕方ももっと研究したほうが、いいのではと思いました。
 さて、東京が暑いというので、寝られるか心配しましたが、大して感じませんでしたね。ま、暑いのはどこでも同じという気もします。昼も夜も東京の我が家ではクーラーをかけませんし、扇風機もあまりかけていない。前には大きくさえぎるものがほとんどないからでしょうか、今のところ風通しもいいようでした。ほっ!
幕張メッセで、世界大恐竜博をみてきました。中国雲南省には恐竜の化石が次々と発見されているようで、将来ジェラシックパークにしたいと専門員の方がいっていました。(字幕スーパーで)それで疲れきってしまったのですが、お台場の日本科学未来館へいき、ロボットを見学。実は閉館された直後だったのですが、あきらめきれず、出口付近をうろうろしたあげく、中に入ってしまった!!息子はなにやら、後ろめたさでいっぱいだったようですが、そこは、年の顔の厚さ!平然と残り30分の見学を楽しみました。すみません!で、それから、まだまだ8じまで会館しているという江戸東京博物館へ。寄席や唄や踊りの実演もあって、ここは結構面白い。もっと体力と時間をたっぷり蓄えていくべし。帰りにどこぞで食べて帰ろうかなあと思いながら、歩いているうちにいつのまにか自宅へ。いやあ、充実した東京出張でした。文化と情報はやはり都会が密集していてすごいです。

徳之島のお盆  8.17

昨日、朝一番の飛行機で帰ってきたのですが、まだぼーっとしてなかなか仕事モードに入れません。瀬戸内学芸員のMさんは、昨日の船でかえってこられたと思いますが、お元気かなあ。
 伊仙でお会いしたYさんのお宅では、明治時代から続いている蚊帳のような幕で囲み、ご先祖さまをお迎えしていました。その菓子器や茶たく、湯のみもとても古いもので、かなり格式があるおうちのようです。ご先祖は、薩摩藩が侵入してくる前から琉球から来られてきたかただそうで、お庭も椿やコサンダケ、みかんの木などがあって、実用と鑑賞が施されているとても立派なものでした。
 でも同じ地域でも家々によってずいぶんと違うのですね。まったくの精進料理の家もあるし、オリジナル料理の家もあるし、豚や刺身も仏壇に飾っているところもありました。もしかしたら、精進料理は薩摩からきた風習で、もともとは豚なども並べられていたのかもしれません。庶民は豚を、ゆかりッちゅは、精進料理だったのかもしれません。とにかく、あちこちで、食べてばかり。二日分食べたかも。

手々のムチタボレ   8.16

昨日の朝から徳之島へ行ってきました。徳之島は、お盆の送りでしたが、朝からいろいろ有意義な取材ができ、いよいよ念願の手々のムチタボリへ。この時期、ムチタボレ(餅給れ)があるのは、夏休みでみんなが帰ってくる時にしたからとか。
 6時から子供たちの連が家々を回り始めていました。小学生から高校生まで男の子が白い布を頭からかぶり、女の子は浴衣姿。単純そうでいてなかなか難しいと先頭の男の子はいっていましたが、なぜ、こうして白い布をかぶるのでしょうか。周囲に聞くと、おまわりさんの制服?というのです。確かに制帽のような帽子をかぶっている子もいましたし、持っている棒は警官の棍棒だというのです。途中でなるピーというのは警官が警戒で鳴らす笛の音のような。もっと幻想的な踊りとばかり思っていた私はちょっと拍子抜け。沖縄から来ていた観光団の方たちは、三味線の音や踊りに沖縄のエイサーに似ているといっていたようです。結構にぎやかな踊りで、三味線がじゃんじゃらならされる中、一踊りしては、お菓子や飲み物や祝儀をもらい、次の家に。
 大人連が始まったのは午後9時近くなってからでした。手々小学校で集合した人たちはまず、殿地と呼ばれる一番坂上にある家に行き、踊り始め、次々6箇所の家をゾロゾロ歩いていきます。こんな光景は都会ではまずみられないでしょうね。汗と暑さと疲れの濃密な時がゆるゆるながれていきます。白い装束はノロや神などを想像してしまいますが、ホントのところはどうなのでしょうか。次々疑問がわいてきます。でもまずは出かけること。これからはもっと現場へいきたいと思っています。

あごが関節炎?  8.12

 運動不足だと思ったわけですよ。あごがカクカクして食事をするときにカチンカチンと音がしたんです。だから、口を大きく開けたり、ガムをかんで運動不足を解消しようと思った訳で。噛み方が偏るとこんなことがおこると聞いたような気がしたものですから。ところが、あまり痛みがひどく口があけられないので病院に行ったのですよ。そしたら、ナント、関節炎ですって!!そんなことってあるんですねえ。びっくり!!。でも軽い症状なので、薬で治るそうです。まったく、なんてこった!!
 そんなこんなでしたが、はやホライゾン20号に向けて企画案を構成しました。今回は記念すべき20号。なんていっても10年も頑張ってこれたのですね。すごいことです。予算の関係で増ページはちょっと難しいので、特集に格式があるものをもってきました。
 19号は表紙がいいからなのか、料理特集だからなのか、とても評判がいいです。ま、売れるからいいというわけでもなく、売れなくても発信すべき情報はあるとは認識しているつもりですけど、やはり売れ行きがいいとうれしいですね。




写真展が終わりました。  8.9

 昨日、奄美パーク田中一村記念美術館で開催されていた写真展が終わりました。いろいろな方がきてくださったようで感謝申し上げます。取り外しなどの後処理には,写真仲間というより大先輩の方たちが来て下さり、サンプラザビアガーデンにてお疲れさん会をしましたよ〜。
 今年で80才になられる榎木さん(写真左)は、野鳥を追いかけている現役カメラマン。早く、集大成を出されるようみんなで説得しました。最近、デジカメをはじめ、パソコンも学校へいって習いだしたそうです。歩き方もスタスタと私たちより軽やか。とても80とは思えません。
 川田(右)さんは、今、名瀬の公民館講座で写真を教えている方。いつもニコニコ穏やかな方です。民俗だけではなく、今とこれからの奄美をまとめたいとおっしゃっていました。写真ばかりではなく、この方たちには過ぎてこられた時間や人々があります。このエッセイを写真に添えていくというのはとても面白いのではないでしょうか。いろいろな表現者がいるのはとても素晴らしいです。写真は若さだけでも技術だけでもない味があるはず。モノクロも面白いですよね。是非、期待したいです。

ツルランがいっぱい  8.6

先日あるところへ行ってきたのですが、そこはツルランがいっぱい咲いていて、とても美しいところでした。なぜ、その場所にツルランがいっぱい咲いているのかはわかりませんが、湿度や養分なのでしょうか。とても貴重なところです。森の小川のすぐ傍でしたが、緑が多いなか、真っ白い花が咲いているととても美しく目立ちます。野生の蘭の美しさがわかったような気がしました。ランの写真をとっている山下弘さんがこれに虜になったのは、そんなことだった記憶しています。森自体がだんだん野生のままでなくなると、こうした人知れずひっそり咲いている花たちもきっと無くなってしまうのでしょうね。ツルランだけではなく、人知れず、絶滅していく植物もきっといるでしょう。植物は動けません。近くで赤土を流しながら工事しているのを見ると、とても悲しくなりますよね。


10年ものの極秘焼酎   8.4

ここだけの話。ふふ。10年ものの焼酎を飲ませてくれるところがあります。いやあ、ほんと、これがまたたまりましぇん!!こんなにおいしかったのかと思わせる凄みがあるんですねえ。思い出しても、ふふ。
 さて、今都会ではイモの次の黒糖焼酎が売れに売れているようですね。「まんこい」「長雲」は幻の酒、もちろん他のも手に入りづらいのだそうです。面白い話があって、ずっと売れないでいたある焼酎が、このブームで倉庫から初めて外界へ。ところが、これが長年売れずにいたために長期熟成し、とてもおいしくなって、人気になっているとか。今では在庫もないほど売れている焼酎なので、反対に寝かすことなく出荷してしまい、評判を落とすところが出てこないようにと心配していると聞きました。時代は変わるのですね。でも、これっていつまで続くのかしら。原料の問題もあるし。


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宇検村の花火   8.2

 へへ、ちょっとサボっていました。夏祭りで8.1に宇検村の花火大会へいってきましたが、なかなかよかったですよ〜。花火と花火の間に時間が長くあって、それはそれで田舎の時間が流れ、いいのではないかなあと思っていました。都会だと連続に息もつかせず、ばばんばんばんといきますが、宇検村では「これはどこどこの提供です。」といってその会社のコマーシャルもするわけ。だってこんな僻地の村で大きな花火を何発もうつにはスポンサーがいないと成り立ちませんよね。村外の会社もけっこういて、ま、当社は宇検村の仕事をしていないのでコマーシャルはありませんが、それぞれの花火に各社のコマーシャルが放送されていました。焼けうち湾を活用した水中花火が特に圧巻。でも魚はびっくりでしょうね。
 ま、そこまではよかったのですが、帰りが大変。8時から10時までとかなりゆるやかに終了した花火大会は、終わった途端に、帰る人たちの大渋滞となり、いやあ、もう、疲れました。およそ2時間もかかったような気がしますよ。いつもは1時間で帰るところが、その倍。帰ってきたら、疲れて、駐車場で座席を倒して眠ってしまったです。それも一時間も!いやあ、それからちょっと疲れがなかなかとれないのです。

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