2004年6月の編集日記

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島に帰ってきました〜!  6.29

「ちょっと実家へ帰らせていただきます〜」なんて奄美空港で冗談交じりに知り合いの方とお話したあと、(一瞬、Sさん、ぎょっとしていましたね。)東京さ、いってきました。もう、3日間の重労働でしたが、やせると思ったのにぜ〜んぜん、やせない。ちょっと太ったくらい。おかしいですよね〜。
 で、今日、昼には奄美に帰ってきたのですが、これまた日差しが強いのなんのって。やはり島の太陽は目を開けていられないくらい強烈なのですね。外に出て改めてこんなことに気が付きます。ソテツの緑は美しいし、さざなみたつ海のやさしさに、あ〜あ、やっぱりいいなあと実感するのでした。東京にいるとなんで、こんなに便利で快適でなんでもあるの?とだんだん腹立たしくなってくるのですが、島はその辺、あまり便利でないのが反って素敵なのですよね。人間、満たされすぎると傲慢になるし、不遜になりませんか?だから、都会の人ってそうなのかなあ?などと元都会の人間だったわたしは考えるのです。
 今回、飛行機のなかでは殆ど寝ずに本を読んでいました。本をこうやって読むのも久しぶり〜。いいなあ、優雅で。いろいろこれから過ごす何年間かの目標を考えていました。一冊ともう一冊の3分の一も読んでしまいました。歩きながらも、バスの中でも読んでいました。日常の忙しさに紛れても、なんとか読書やいろいろ開拓していきたいですね。ちょっと遅すぎるかなとは思いますが、仕方ないっか!




ちょっと出張してきます〜。  6.25

ホライゾンが一区切りついたからということで、ちょっと出張してきます。東京です。来週の火曜日の昼に戻りますが、よろしくお願いいたします。最近、太氏は、運動にはまってきていて、体がしまったととてもよろこんでおります。それに比べてなかなか効果が出ないわたくしですが、(主婦はいろいろ忙しいのだ!)、きっと私がいないのをセーセーするというのでしょう。息子といっしょに焼肉食べに行くとかいっていました。ク〜!
 ま、クーラーを使わない我が家なので、体力をもっていないとしんどいかもね。スタジオはカメラなどのため、クーラーは必需品ですが、やはり人間は、汗をかいて体温調節する動物であることをわすれてはいけませんよね。大島高校にクーラーが入ったとかききました。でも、30度を超えないと使わないのだとか。なるほど。そういえば、先日、テレビでスダレを屋上と校舎に使用する実験校をみました。カーテンより、光が入り、涼しげで、屋上にスダレを置くと、温度が5度前後も下がるのだとか。そうそう、熱風が出ないクーラーが最近開発されたようですね。いろいろ考えないと、暑いからといってクーラーをかけるひとばかりになると、もっと暑くなってしまうのですからね。ヒートアイランド現象はこの奄美だって、考えなければなりません。

ノボタンの花  6.24

 古仁屋に向かって県道を走っていると、淡紫色の花が目に入りました。これがノボタンだったのですねえ。いつも太クンの写真でみていたので、見ているつもりだったのですが、マジかに見るのはお恥ずかしくも初めて。淡いクリーム色のイジュ、乳首のようなつぼみのサネンバナ、白い花にみえるのは実はガクだったコンロンカなどが梅雨に咲き出して、こんどはノボタンなのですね。こんなにどこでもみられるのに、なんで見ていなかったんだろう。少しは寄り道しなくては駄目ですね!
 外出から帰ってきたら、今日、沖縄についで奄美の梅雨明けしたとか。どうりで青い空が見え隠れすると思った。暑い季節が到来ですね。海はこの太陽があたると、信じられないほど美しいブルーが輝きます。やはり、奄美の海はこのブルーの海が一番ですよね。ブルーを逆光で描こうがグレーに描こうがそれは心象風景というものだと思うのです。青い海はそんな議論に関係なく、美しいのです。
 そうそう、ノボタンヌ花という歌が、RIKKIの歌にあるそうですね。ホライゾンの愛読者の方からハガキをいただきました。たいして大きな花ではありませんが、やさしい色と形ですね。

ネコの鼻みず?!    6.23

 よくあることなのですが、今日も隣のK眼科で飼っている黒ネコが車のフロントに乗っていました。ところがよく見ると、なんと〜!ネコちゃんが鼻水をたらしているではありませんか!ひゃ〜!ネコも鼻水たらすんだ〜と思って、デジカメを向けようとしたとたん、ぺろっとなめて逃げていってしまいました。いやあ、発見でしたねえ。子供の鼻水みたいに垂らして眠っていたのですよ。あ〜あ、写真が撮れたら面白かったのに〜!  ところで、最近、このネコ、全然動じなくなってきました。以前、まだ若々しい時は、身のこなしも軽やか、鋭い目つきで睨んだかと思うと、さっと逃げていったのに、最近は逃げなくなったし、動じません。これは貫禄なのか、老いなのか、はてさて、わが身に置き換えてちょっと寂しいものがありますね。
 ネコといえば、今日は瀬戸内でなぜか偶然、獣医さんお二人にお会いしました。一人はハブ研究で東大医科研の獣医でもある、服部さん。もう一方は、北海道から畜産県の鹿児島へ憧れてこられたという橋本さん。服部さんはもう、20数年奄美に滞在、きっとまだいるでしょう。今回、19号でもお世話になった方。昭和28年生まれなのに、まだぼっちゃん刈が似合う万年少年のような方です。私が道に迷うそうになっていると、なにやら手を振る人がいるなあと思っていたら、!服部さん!助かった〜。
 橋本さんには、カケロマの瀬相港でお会いしました。瀬戸内町の職員として、牛や豚の飼育指導のほか今日は狂犬病の注射など、いろいろ飛び歩いている方です。島にきて6年目だそうですが、永住するようなことをおっしゃっていました。太クンは何度もお会いしているのですが、私ははじめて。請、与路島をもっとメジャーにしたいそうで、ホライゾンでも特集してほしいといわれました。なにかテーマを見つけたいですね。

今日は5月5日でした。   6.22

知っていました?今日はゴガツゴンチでした。旧暦ですけど。学芸員のMさんに聞いたのですが、5月5日は今ではあまり、行事は残っていないようです。ス^パーであくまきが売られていましたね。年配の人なら作るのかもしれません。
 なにもなさそうなので、スタジオで仕事していました。そろそろ夏祭りのポスターの準備、それから7月4日にあるシーカヤック大会の関係です。台風の影響で原稿が届かず、またまたあたふたしていました。そうそう、先日、すれ違った博物館のTさん、お元気ですか?退院おめでとうございます。これからは少しよーりよーりいきましょうよ。大事なところだけ頑張って、あとはよーりよーり。私はもう少し、ちゃんとしなくてはいけませんが、ね?

過ぎ去った台風6号   6.21

カラーで撮影したはずなのに、今、見るとモノクロ写真になっているのですね。名瀬市小湊の海岸です。防波堤を超えて波が押し寄せているのが見えます。その後、住用の和瀬海岸、城海岸、手広、安脚場、円などへもいってきましたが、やはり、障害物があるこの光景が一番迫力がありました。満潮を少し過ぎたころでしたが、奄美が暴風圏に入った直後の9時半ころです。その後、午後になって風もやんできたようで、手広でも思ったほど波はなく、いやあ、疲れが出て、またまた車のなかで寝ていました。
雨も上がってきて、風も弱まってなんだかほっとしましたね。夕方、吹きかえしでしょうか。かなり強かったですが、それでも大型で非常に大きいといわれたほどには直接攻撃が少なかったのが少しは幸いしましたね。スモモはダブルパンチで返す言葉もないかとは思いますが、気を強くもって頂きたいと思います。こうして、昨日は、台風とその爪あとを追った一日でした。しかし、台風の中、台風見学というか、もの見という感じの車、カップルとかも結構いるのですね。和瀬海岸では、大波がきているのに、車で海岸線に走っていく中年のカップルがいて、びっくりしましたよ。何しにいったんでしょ。危ないですよ。それを見て、私は退いてしまったですよ!全国で事故が起きているのはやはり、海岸。気をつけたいものです。

ムシムシ蒸し〜!    6.19

 超大型の台風6号が接近してきますね。じわりじわりと恐ろしいです。なんとか東へそれてくれればいいのですが、このまま行くと奄美だけでなく、本土上陸で多大な被害を与えそうです。昼間、台風対策に頭を悩ませていた太くん、今は、台風の後に到着してくるホライゾン19号の保管場所確保に汗を流しております。いやあ、在庫をかかえるというのは大変なのですよ。事務所はどんどん倉庫に変わっていくし、我が家のスペースも次第に占領されていくし。ま、娘たちがいなくなった分、スペースはなんとかなりそうですが。
 しっかし、ムシムシしますね。今のところ、クーラーをかけていないので、じっとしていてもズズズズと汗がにじんできます。水分不足にならないように、気をつけなければなりませんね。明日の朝は、どんな状況でしょうか。植木も事務所入りし、ひびが入っていたガラスも変えてもらいました。
 写真はイメージです。念のため。明朝、写真をとってこようと思います。では、皆さん、ご安全に!


ホライゾン19号ができました!  6.18

 ホライゾン19号がようやく到着いたしました。こんな薄い冊子なのですが、完成するまでにはホント、長い時間がかかりました。今回の目玉はシマ料理と、奄美の島々の成り立ち。これらはお互いは、あまり関係はないのですが、わたしにはとても興味があるものたちです。
 巻頭の出水沢さんのエッセイでは魚汁(おいしそう!)から始まり、笠利の佐仁料理(ブタミシ料理がこれからの郷土料理に花にしたいです)、島豚料理(島豚を復活させ、ブランド品にしたいです)、島のお菓子(ふくらかんつくりの達人がつくるふくらかんはすごい!!)などなど。時間も経費もかかりましたが、だからこそ、いろいろ勉強できて面白いですねえ。
 で、味をしめて?次回は野菜や果物、調味料などを含めた健康素材をやってみたいです。食はホント面白い。食にまつわる文化もあまり資料がないので、素材や料理の歴史、はたまた交流史などもやってみたいですね。いろいろな方にコメントや研究成果をいただきながら、やりたい。それには、ホライゾンではページが少なすぎて駄目です。なんて話を観光連盟の花井さんにしてまいりました。時間とお金はかかるけど、煮詰めていくなかで私たちも含め、島の人々が島を見直すいい機会になると思うのです。
 で、島々の天地創造は、これは専門家の人がみてもまったく地質学に興味がない方でも、読みすすめていけるように配慮いたしました。当の加藤祐三先生(琉球大学名誉教授)ですら、奄美だけをこうして扱ったものはないから、生徒たちにも読めとすすめるとのこと。やはり、強引にお願いした甲斐がありましたよ〜。服部正策さんの生物の来た道も、奄美の生物がどうしてこんなに固有種が多いかがわかり、面白いです。
 そうそう、新しく始めた町 健次郎さん(瀬戸内町学芸員)の文章はとても面白いです。いやあ次を早くも読みたいです。芳賀先生の井之川の浜下れの写真も迫力がありますよねえ。昔と今の井之川の浜の違いをわかる方もいるでしょう。 それからホライゾン倶楽部を一番初めにみる方もいるようですし、広告をひとつの情報としてみている人もいるようです。どこから広げても奄美の世界が満載。だから、台風のときには、テレビではなく、このホライゾンを読んでね!

またまた、台風がやってくる!   6.17

 いったいどうしたことでしょう。台風がまたまたやってくるようです。それも、大きなやつ。いやはや、大変なことになりそうです。先週、来たと思ったらまた今週。奄美プラムはどうなってしまうのか。
 今日は、加計呂麻島へいってきました。最近、結構、加計呂麻通いをしていて、会う人にはまたまた会ってしまって、なんでこんなに通っているのか不信がられているようです。時間に追われないでもっとゆっくりいられればいいのですが、そうもいかず、また中途半端で帰ってきてしまいました。
 そうそう、7月4日には、大島海峡でシーカヤック大会があります。台風にならなければいいのですがね。またその日には、唄者の上村藤枝さんが来られるそうで、名瀬の中央公民館だったっけ?是非聞きに行きたいです。これはお昼の時間だったはず。夕方のカヤックの打ち上げでは、期待の新人といわれる瀬戸内の唄者、保田大介クンという青年がゲストとのこと。うむむ、またまた走ることになりそうです。
 いやあ、車に乗っていて恐いのは、すぐ眠くなること。今日もあまりの眠気に車を止めて仮眠したら、ナント一時間も眠ってしまった!!帰ったのが夕方8時近かったです。何分か違いで太クンが到着していて、息子が車庫で野球の素振りをしながら待っていた?ようです。そこで、大至急、作ったのがパスタ。ま、なんとか腹におさまり、今日の日もようやく終わりです。大熊のかつおの塩辛とニンニクを炒め、パスタとからめるのもホント美味ですよ。ワインなどによく合います。お試しあれ。で、写真は明日!

ホライゾン19号は、18日(金)に。  6.15

 ようやく、ホライゾンの発i行日が決まりました。遅れ遅れで申し訳ありません。昨日、以前、広域事務組合局長だったIさんから、お電話あり。この方、毎回、気を使ってくださって、有難いです。今、健康増進課にいらっしゃるそうで、今回の郷土料理や、次回の健康素材をとても楽しみとのこと。でも、予算をもっと上げてくれるように、助言してくれるとホント助かるんですけど〜!!ま、グァンバリまっす〜。
 今回の表紙は、ルリカケス。かなりドアップでして、目や羽の質感も出ると思います。ご期待ください。いやあ、この出来上がる時期は、うれしいような、ほっとしたような、でも、大丈夫かななどと思う日々です。次回で20号ということは、10年たつということなのですね。10年というのは、多少は時間を積み重ねたということになりますよね。創刊当時のことを考えると、10年が信じられないほど長い時間に思えます。ただただ、続けてきただけなのですが、続けることの大切さを実感しますね。さあ、次回は少し、楽しみたいです。楽しみながら為になるものがいいですね。
 そうそう、バックナンバーですが、11号までが廃刊になりました。号によって売れ行きが違うので、在庫もまちまちでしすが、表紙の如何が売れ行きに反映するような気がします。実は中身より、ビジュアルの写真が決め手なのですねえ。もちろん、その後の評価は中身なのでしょうけど。さ、今回はどうかな?

灰汁まき   6.14

昨日、初めて灰汁まきをつくりました。公民館講座での話ですが、丸田京子先生という美しくも強健な感じの先生でした。いやあ、灰汁まきって、灰汁でつくるということで、なんか、ちょっと気味悪いという感じしかなかったのですが、出来立てはやわらかくておいしかった〜。やはり、自分でつくると、あぶないものが入っていないという安心感がもてますね。作り方は、もち米を洗い、水気を切って乾かしてから、灰汁汁のなかにいれて一昼夜漬けます。これを、孟宗竹かさらしの布に入れて、水を張った大なべに灰汁を適量入れて、グツグツ煮込むのです。昨日は、さらしだったので、2時間煮ましたが、竹だと浸透しないらしく、3時間はかかるとのこと。パンパンに膨れたたさらし袋からもち米をとりだしたところ、艶やかなで透明感のある弾力豊かな灰汁まきができていました。ふ〜ふ〜いいながら、みんなでちょっとずつ試食。異年齢集団でしたが、これが気持ちがひとつになるから、こういうものづくりは楽しいですね。
 もう一品は、なんと、ふのり(カシキャ)のおなりだきというもの。ふのりがカシキャということがわかりました。ま、地域によっても違うのでしょうが、丸田先生は大和村のご出身だそうで、いっぱ〜い、ふのりを準備してくださいました。まだ、大和村ではとれるんだ!カケロマなどでは、ぜんぜん取れなくなったって聞きましたけど。ふのりは褐色の海藻で、昆布やかつお出汁のなかにシイタケ、ニンジンのみじん切りや、シ−チキン(これがなんともおかしいけど)をいれて、(塩、醤油少々も)、汁気がなくなるまでクツクツ混ぜながら煮込むのです。あとはパックに入れて、冷蔵庫で冷やすだけ。フノリが溶けるのかと思ったら、色がちょっと緑色になった程度で、形がなくなるまで溶けることはありませんでした。う〜ん、まだ食べていないけど、「これは、好き嫌いがあるよねえ」とお姉さま方がおっしゃるように、わたし、ちょっと自信がないなあ。


まだ、ちょっと具合が悪いです。  6.13

 なんでなのか、まだホームページビルダーがちゃんと稼動していないような気がします。写真が貼り付けられないのです。困った困った!
 昨日は、ちょっと早めのMY BIRTHDAY パーティでした。ホントは15日なのですが、平日なので昨日やっちゃいました。へへ、51。今は昔の人より精神年齢が7掛けといわれているとのことですが、それでいけば36ですもの。ま、そんなところかな。
 しかし、それにしても。ライフワークが問われます。自分の存在をどこで確認できるかというと、なかなか難しいですね。島の人間でなかった私は、奄美に来たことすら否定されてスタートしました。「島の娘がよかったのに」といわれ、島差別とは反対の差別を経験してきました。八方塞とはあんな状態をいうのでしょうね。パニックに陥り、苦し紛れに子供を連れて家出、それがいつのまにか、奄美の島々を発見していく旅となったのでした。船の旅は開放感に満ちていて好きなのは、このときの体験からかも。この時分、自分は昭和のオシンだと思ったものです。いやあ、つらかった!!(今でもちょっとトラウマかな?)
 だから自慢じゃないけど、離島の旅は太クンより私のほうが早かったわけ。オキエラブでは、はしけも経験。台風が接近した港で、幼子二人連れてのはしけの経験は切羽詰ったものでした。でも、ホント、捨てる神あれば、拾う神ありということってあるのですね。いろいろ助けていただいた方たちには、胸がつまるくらい有難く思っております。奄美でのわたしの半生はもがきながら、戦ってきたようなもの。でもこれからは、もっと楽しみながら、生きて行きたいなあ。
 今日は、ちょっと暴露記事でした。暇だとついつい過去へ遡ってしまうわたしの悪い癖です。すみませ〜ん。今日、午後から公民館講座へ。今年は郷土料理教室を受講します。島の奥さん方からいろいろ教えてもらおう〜ット。

 




昼寝をしました〜。   6.12(パート)

 今日は、特別なんの仕事もないありがたい日でした。本当は、たまりにたまった資料を整理しなくてはいけないのですが、休みとなると途端に緊張が緩んでしまうのですねえ。な〜んにもやる気がしない。
 午前中は、スモモが気になって、大和村へいってきたのですが、やはり、大玉がボトボト落ちていました。場所によっては、7割も落ちてしまったらしいです。5Lという大玉のスモモを撮影したかったのですが、無理かなあ。なんで、この収穫期に台風がくるかなあ。農家もショックでしょうし、指導してきたOさんという役場の方もショックでしょうね。

 そうそう、大和村の道路沿いに、廃車の山が見苦しくあるのをご存知でしょうか。先日行った請島の大山でも、なんでこんな場所にと思ったものです。請島には、幻のユリといわれるウケユリが野生状態でわずかに咲き残り、ウケジママルバネクワガタという珍しいクワガタがいます。ウケユリは採取禁止なのですが、ここでも心無い人々が入り込み、有刺鉄線を張り巡らして守っているところもあるのですが、それ以外は採ろうと思えばとれるのですね。ところが、このなくなりつつあるウケユリを見に行きながら、あちこちにある廃車の山にとても心が沈みました。ウケユリと廃車の現状。なんとかならないでしょうか。

 ところで、大山という山は、地質的には湯湾岳とかなり似ているらしい。だから生息するものも固有種が多いらしいのです。チャートという奄美で一番古い地層は、今後要注意ですね。いろいろな生物の謎を秘めているような気がしてならないのです。あ、ちょっと偉そうなこといっちゃいましたね。今度、ホライゾンで地質学入門をやっているので、是非、ご覧下さい。琉球大学の地学巡検で来島された加藤祐三先生に無理をお願いして、奄美群島の地質解説をお願いいたしました。難しいけど、うわあ!という発見がありましたね。「浜田さんが無理やりゆってくるもんだから〜」などと、周囲にぼやいているそうですが、「無理やりもたまには、必要ですよねえ」などといって、笑ってかわしてしまいました。フふフ。奄美群島全体の島々の成り立ちを専門の方から語っていただくのは初めてでしょう。先生もそうおっしゃていました。だから、色つけなどがとても大変だった〜。学者はま、いいか、なんて言い訳しませんから、恐い怖い!時間がかかってもなんとか掲載にこぎつけたのですよ。先生とのやり取りに2ヶ月かかってしまいました。ふ〜。ホライゾンは来週ようやく発行です。

 なんか話があちこちにいってしまってすみません。実はさっき、昼寝から目覚めたところ。電話で起こされたのですが、う〜ん、楽しかった〜。昼寝って、ホント、な〜にもない休みにするわたしの最高の贅沢なのです。ホント、お金がかからないようにできている私なのですねえ。よかったねえ、太くん。



一ヶ月ぶり〜!!   6.10

いやあ、みなさん、一ヶ月ぶりのご無沙汰。ご心配おかけいたしまして、申し訳ありません。東京でアマシン会議に出た後、会社を辞め熱海に引っ込んだ友人宅に、ちょっと遊びに寄り、帰ってきたら、ナント、パソコンが動かない!!という状況だったのです。いろいろ手を尽くして、直していただいたのですが、ホームページビルダーの起動は一ヶ月もたってしまったのですねえ。一ヶ月も休んでいると(書き込みのことですよ。仕事はちゃんとしてました、わたし!)何を書いていいのかわからないくらい。ん?でも、少しは掲示板に書く込んでいたのですが、見ていただきました?
 そうそう、昨日は台風4号があっという間に来て、あっという間に去っていったから、ホント、よかったです。だって、奄美プラムという真っ赤なスモモの出荷時期だったのですから、農家の方、関係者の方々の心配はどんなものか。なんせ、この時期に台風というのが3年連続というのですから、農業は大変です。でも、こんな異常気象は、「デイ アーフタ トマロー」の映画が現実に迫っているようで、ちょっと不気味な雰囲気です。
 で、今日は台風の状況を見に、朝から龍郷円まで走り、縦断して手広海岸までいってきました。農家は台風を心配しているのに、手広のサーファーのお姉さんは、台風があっという間に去り、波も穏やか、おまけに風が雲を吹き飛ばしてくれたために、日焼けがタ〜イヘン!と嘆いていました。やはり、立場が違うとこんなにも、違うのですね。スモモ農家は天気と気温がこの時期、とても大切。赤くならないと売れない。最近の研究では、抽出された成分のなかにポリフェノール(アントシアニン)がたっぷり含まれていて、ガン抑制効果などがあるとかで、販売効果が期待されています。いっぱい売れるといいですね。
 では、これからドンドンがんがん、更新していきますので、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

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