2003年8月の編集日記

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明日はショチョガマ、平瀬マンカイ  8.30

明日はアラセツ。龍郷町ではショチョガマと平瀬マンカイがありますが、今日から笠利町では八月踊りが3日間あるそうです。そして3日休んで、また3日間八月踊り。今、こんなに昔ながら残っているのはもしかしたら、笠利だけかもしれません。大笠利の島唄者、当原ミツヨさんにお電話で聞いてしまいましたよ♪。太君は今日行ったと思います。で、私は明日、どちらにも行ってみたいと思いまあす!。大笠利は中村瑞希さんもいますねえ。ウタジマです。明日は佐仁もあるようですね。うう、また夜遊びしてしまいそうで、恐い!
 さっき、島尾ミホさんと石牟礼道子さんの対談集をざっと読んでいました。言葉があまりに丁寧すぎて、雑なわたくしにはちょっと違和感がありましたが、ミホさんが自然やルリカケスなどの動物と言葉が通じるのを読んでいたら、すごいなあと感心させられました。ミホさんが語る昔の奄美加計呂麻島の美しいこと!本当にファンタジーのようです。「ヤポネシアの海辺から」(佼成出版)、オススメします。ただし、12年前の対談なので、(なぜ今ごろ出版されたのかはわかりませんが)、瀬戸内町長が里町長になっていたり若干おかしいなとは思いますが、ま、あまり気にせずに。で、今日もイラストにて失礼!

ひさびさの運動でした。  8.28

 やはり運動をしなければいけませんよね。先週の火曜日でしたっけ?三儀山のクロカンコースを歩いてきましたが、最近、なかなか時間がなくて。これからもっと忙しくなるのに、なにいっているのかと思うのですが、ビールばかりを飲んでいたのではないのですがねえ。やはり、身体が硬いし重い。始めと終りでは身体の軽さが違いますよね。足が始めはむくんでいるのです。それでいつもズボンはいているのかあ。なんて思うのは正しい。なんちゃって。で、今日は佐大熊のサンビームでリズム運動を久保さんたちとやってきました。明日もいければいいなあ。
 さて、明日はホライゾンの構成をほぼ決められるでしょう。今回は4ページを増ページしましたが、やはりモノクロ写真が多くなるので、ちょっと硬いかなあ。心配ですが、この時期にやらねばならないと思い、がんばろ!19号からはちょっと毛色を変えようと思っております。

 居眠りをしてしまった!!  8.27

 今日はずっとホライゾンの追い込みに入ろうとしていたのですが、あやや、不覚にも居眠りこいてしまいました。いやあ、あのウツラウツラがたまりませんねえ。やめようとしてもやめられない。あの罪悪感を感じながらのあの快感。今日のところは、よだれは出ませんでしたが、あまりにもひどいときには授業中でもよだれが出ませんでしたか?顔に机の線が張り付いてしまったりと、今更ながら恥ずかしい青春を送っていましたねえ。
 さて、来月はイベントが目白押し。それまでにいろいろ片付けなくてはいけないのに、これでは先が思いやられます。8月31日はアラセツ行事です。秋名のショチョガマ、平瀬マンカイもですが、笠利で八月踊りが始まります。9月5^E日は世界の奄美人大会。また。博物館では古文書展が開催され、E日に中央公民館で、シンポジュームが開催されます。これは是非とも行かなくては。11日は旧暦8月15日。15日は敬老の日。13〜14日は奄美パークで、元ちとせちゃんなどがくるコンサートですね。その前に喜界島ももう一回行かなくては!もう、寝てなんかいられないのです!がよ!

悪妻は夫を育てる?  8.26

先日、鹿児島大学大学院公開講座で、島尾文学の講義がありましたが、島尾ミホさんの存在と島尾文学の関係を質問したのです。先生は、島尾敏雄さんは、すべてを受け入れるということで、自分が鍛えられると思ったのかもしれません。ミホさんがいなければ、島尾文学はあれほど深まらなくなったのではないかと。おっしゃったような気がします。ミホさんは悪妻ではなかったかもしれませんが、トルストイもやソクラテスは悪妻に鍛えられたそうですね。悪妻は夫を育てるのかもしれません。わたしも今以上に悪妻になれば夫は鍛えられる?恐怖を感じた太くん、「でも息子には甘いんじゃあないの?」
ははは、息子は別です!!




ショチョガマと平瀬マンカイの準備  8.24

今日は、龍郷町の秋名へいってきました。8月31日にアラセツ行事のショチョガマと平瀬マンカイがあるので、その準備をされていました。ショチョガマは山の中腹に片屋根をつくり、シイの木でやぐらを組んで、萱をふくのですが、そのやり方は、高倉つくりにかなり似ているとのことで、今回、ホライゾン18号で企画しているため、取材しに泉和子さんと行ってきました。彼女とは、子供が同じ学年ということもあって、いろいろ話がはずみます。
 午後から出かけたので、既にかなり土台が出来上がっていましたが、2〜30人の男性陣が様々な役割を暑い日差しのなかでやっているのを見ていると、大変だなあと思います。最近、ちょっと考える事があって、こういう行事を汗水たらして守り続けているひとたちと、それを研究している人たちの立場の違いを考えさせられました。井之川でもそうなのですが、やはり、守り続けているエネルギッシュなパワーが今、継続が困難になっています。研究者と主催者の立場の違い。う〜ん。おじちゃんたちの汗水を、もっと表現できないでしょうか。こういうひとたちがいて、研究がなりたつということを、肝に銘じなければいけません。諸鈍シバヤでも区長さんがいっていましたが、行事が終るとみんなさあ〜っと帰っていくと。見ればおしまい。でも、地元住民の人たちにはこれはハレの日でも、祭り前後があるのですよね。あ〜。差し入れをすべきだったよ〜。泉さんは、栄養ドリンクを4本差し入れしたから偉いです。


ヨロンと沖永良部島での出会い   8.21 

は〜い!皆様、お元気でしたか。私は元気といいたいところですが、顔が垂れてきてしまいました。なんのこっちゃ!とおっしゃるでしょうねえ。実は気持ちは元気なのに、ナント、瞼が疲れか年なのかわかりませんが、垂れてきてしまったのです!いやあ、参った!一生懸命、オメメぱちくりしたのですが、ムムム、これが老いというものでしょうか。
 しかし、こんなことではめげません。だって、ヨロンではオン歳100歳になった方にお会いし、その生き方の素晴らしさに,思わず、「とうとうがなし」と手をあわせてしまいました。とうとうがなしは「尊尊我無」あるいは、「尊尊加那志」かもしれません。とにかく、感謝の気持ちで、先祖とニライカナイの神と家の守り神様を拝むのだそうです。そして人に悪口は絶対いわない。悪口は、トゲとなっていつまでも人の胸に残るから、絶対言ってはいけないというのです。ホント、そうですね。いわれた傷はずっとずっとのこってしまうからだそうです。わたしも反省。
 これは、ほとんど神様の境地なのかもしれません。俗世で暮らしているわたしには、太陽が沈みかける甲板で「ティダノウテマグレ」などと感傷的になっていたのでした。
 そして発見!徳之島と奄美はとても近いのですね。行きは飛行機、帰りはエラブから船で帰ってきましたが、右に徳之島、左に奄美加計呂麻島がほんとに近くに見え、船旅での発見でした。
 沖エラブでは、和泊歴史民俗資料館前の民家の屋根の張替えに遭遇。残念ながら、トタン屋根になってしまうそうです。大山の高倉を撮影しようとしたら、ちょうど、お昼どきで、ナント、台の上で3人もの人が昼寝しているではありませんか。しかたなく、午後1時まで待ちました。エラブ名物のブシュカン漬けは、仏手柑漬とかくこと、毎日お湯をかけてあく抜きすることを知りました。まだまだいっぱいあるのですが、もうおやすみタイム。また瞼が下がってきたら、メもあてられませんからね。じゃ、また!!



徳之島井之川夏目踊りを踊ってきました。8.18

掲示板でも書き込みましたが、昨日、早朝から徳之島へわたり、井之川夏目踊りを見て、ちょっとだけ踊ってきました。これはハマオレ行事なのですが、前日に浜にヤドリという仮の小屋をつくり、当日夕方そこで各グループでその先祖と共食、8時頃には長老方の家でさらに飲み、10時すぎから浜近くで踊りが始まります。太鼓は奄美のチヂンより、大きくテークとも呼ばれます。これをたたきながら、輪が何重にもできるのは奄美と違いますね。浜でしばらく踊った後は、各家々を踊り回るのです。奄美でいう家回り(ヤーマワリ)なのでしょうね。ところがこれがすごい。各家々を順々にまわると、井之川集落が3地域(宝島、伊宝、佐渡)に分かれて踊っても、朝の10時ころまでぶっ続けでかかるのです。ひえ〜。すごいでしょ!!。わたしらは、1時すぎまでしかいませんでしたが、朝8時すぎに再びいってみると、よれていましたが、まだまだがんばっているではありませんか。
 小川学夫さんに伺うと、年配者たちのなかには途中で中途半端におわると一年中気分が悪いという人がいるとか。わたしらがお世話になった保存会長さんは、頭の毛がさかだっていましたが、ほんと、ぶっとおしで踊っていました。それも太鼓をたたきつづけデ。家々では、飲み物やタオルを配るので、タオルは1番多い人で100枚になるとか。太鼓をたたくと2枚もらえるそうです。わたしもちょっとだけおどり、タオルを5~6枚もらってきました。うふふふ。やはり、体験しないといけませんよね。仕事でなければ、もっと飲んでおどっていたかったけど、やはりねえ〜。つづきはまた。(でも、火曜日にはヨロンとエラブの旅に出ます。娘が帰省しているうちに、離島まわりをしなければ。)




キバランバ  8.10

昨日、「キバランバ」という島唄民謡を歌う奄美(喜界島)3世の伊達志穂さんが、マネージャーといっしょに来室されました。まあ、なんと小さくて細くて色の白い人!宮城県生まれなのですが、おじいさんが喜界島の方とか。歌手でもあり、スカイパーフェクTV「歌う!人生劇場」で毎週水曜日にメインパーソナリティをされているのですって。まあ、奄美が復帰50周年だというので、2世や3世の人にも奄美を知ってもらい、島の癒し効果で明日もキバランバ!(がんばらなくちゃ!)という元気が出てくる歌を歌ったというわけ。
 で、そのTVにホライゾンを紹介してくださるというので、細い細い志穂さんといっしょにビデオにおさまってしまいました。それはないよ〜と思ったのですが、ホライゾンのためとなれば仕方ないか〜。いまさら、飾ってもダメだし〜。なんてクドクドいいわけしながら、紬観光課のNさんが汗をかきかき撮影してくれました。でも、なんでNさんが撮影しなくちゃいけなかったんだっけ?マネージャーさん。


すさまじかった台風10号 8.8

 昨日は、一日台風でした。朝から小湊へ走り、午後の直撃時間には、住用へ。いやあ、ホント、恐ろしかったです。写真は木工センターの前なのですが、真ん前の海の水がほとんど陸に押し寄せてきていて,遠くの山々が雨と風で御覧のように霞んでいます。ひえ〜。車が飛ばされるような恐怖でした。でも、そんななか、車で移動している人、あるいは見物?でしょうか。若者らしき人が乗っていたりするのですね。私は仕事ですから仕方ありませんが、物好きな人もいるのですね。ですが、この先は恐くていけませんでした。ハンドルを握りしめてかえってきましたよ〜。でも、途中、和瀬もけっこう凄いので、またデジカメで撮ってしまいました。もちろん車のなかからですが、ワイパーをハイスピードにしながら、縄跳びのリズム感覚で、結構、いい感じにとれるのが不思議。
 しかし、今度の台風は雨風がものすごかったですよね。被害がどれほどになるかはまだわかりませんが、パッションの露地ものの収穫がこれからだっただけに、心配です。やはり一次産業は、天候に左右される点が大変です。これはどうにもならない。ハウスだって吹き飛ばされることもあるし、やはり太陽を浴びた物の方が絶対おいしいと思うし…。今日は今日で吹き返しがけっこうありましたね。洗濯物は干せましたが、植木鉢は、まだまだ直せないですね。また飛ばされてしまうのですもの。


明日は台風10号  8.6

祭りが終ってほっとしておりました。昨日は宇検村でニンニクの取材をしてきましたが、ニンニクの塩漬けがなかなかおいしいのです。その秘密がわかりました。ふふふ、内緒。これは、あとでお楽しみ。いつもは瀬戸内ばかりいくのですが、宇検村はなかなか仕事がないので行きません。宇検の道ってけっこういいのですね。びっくり。道が広いし、まっすぐだし。瀬戸内はこれでも20年前に比べて格段とよくなったのではありますが。さて、今日は秋名で高倉の取材。むむむ、徳之島との違いが見えてきましたね。これも後でお楽しみ。
 そうこうしているうちに、明日はナント台風がきてしまうのですね。エラブ、ヨロンは水不足でしょうから、被害がない程度の水は必要ですが、そううまくいけばいいですねえ。沖縄から次女がかえってくるはずだったのに、延期です。10〜12日まで、奄美は旧盆。その後に新盆がやってくるのですね。



奄美フルーツカキ氷  8.3

 今日は奄美祭りの最終日。祭りは、始まったと思ったらあっという間に終ってしまうものなのですね。相撲大会は金久中でいっぱいの人だかりでしたね。パレードが始まる前に、大雨が降ってあわや今年は雨の中かと思いきや、始まったら晴れ間も除く曇り空で、かえってよかったかな。夜は、八月踊り。みなさん、それぞれのシマの郷友会にかえり、汗びっしょりで楽しんでいましたね。こうなると、根無し草の私はとってもさみしい思いです。帰るべき、故郷がないというか、太クンの故郷はわたくしの故郷ではないなあという実感がしてしまいます。やはり、奄美の血と肉はわたしに流れていないのですねえ。
 さて、八月踊りを一巡してみていると、やはり、騒いでいるのは大熊ですかねと、名瀬小学校前の夜店をうろつきながらチラチラみているうち、1番行列ができている屋台にメが止まりました。なんと、すごい行列。よくみると、カキ氷屋さんなのですが、パッションフルーツ、スモモ、グァバ、黒糖の奄美特産の4種類の濃縮ジュースを丁寧にかけているのです。それも、またまたじっとみていると、ただ上からかけるのではなく、一度中間にかけ、また氷をのせてからまたまたかけて、パッションの場合はタネ入りジュースを黒糖の場合にはミルクを、スモモはジャム状のものを、グァバは寒天状のものを上にかけたり、中に入れたりしているのですねえ。これは、とてもいいなあと思って、並びました。そうそう、スプーンがまたまた面白い!小さな貝を割りばしではさんでいるのですねえ。いやあ、アイディアです。かわいい。そうして、売っている人がまたまたカッコイイ!!笠利町喜瀬、緑ヶ丘小学校近くで開店しているそうですよ〜。いやあ、おいしかったです。息子に聞いたら、昨日も御殿浜でいっぱいの行列だったとか。行列のできるカキ氷屋さんですね。





断食祈願  8.2

 52年前の昭和26年、泉芳朗は、奄美群島の日本復帰を願って8月1〜5日までの120時間、名瀬市高千穂神社で断食をして祈願したのですが、これに連動して地元商店街もいっせいに店を閉めて連動したほか、群島内でも泉の行動に賛同して、次々と断食に入ったそうです。子供達もやったときいています。こんな、先人たちの想いを引き継ごうと、当時参加した人々を加え、奄美JCが10年前と同様、高千穂神社で24時間の断食祈願に入りました。ま、泉芳朗の120時間には遠くお呼びませんが、心意気はわかります。前田信一、実島隆三、久保薬局、楠田豊春さんらがJCに混じって参加。楠田さんはオンとし80歳過ぎるのに、真似できない気力なのです。いろいろ生のお話がきけてとてもおもしろかったですね。奄美祭りの舟こぎにいくつもりがなかなか席をたちきれませんでした。
 ところが、もう終わってしまったかとおもわれた舟こぎは、最後の5レースのときについて、超ラッキー!!去年の手広スパンクスは男子は残念ながら、決勝進出もできませんでしたね。毎年、レベルやスピードがアップ。オリンピックみたいです。今年は実組が優勝。折り返しがうまかったのでしょうねえ。女子の肉体盆栽というすごい名前のチームにわがホライゾンスタッフが出場。この女性は、今年、トライアスロンにも出場します。今、当編集室は力強い女性に支えられていますよ。やっぱり、女がツヨ〜クないと、男もだめになりますよね。ハハハ!夜は、オリオンビールの大盤振る舞いによるディアマンテスコンサートと、昨日の花火に追加で打ち上げ花火まで、盛大にやってくれました。いやあ、オリオンさんは出血大サービスですね。会場は御殿浜公園でした。ひさびさ、太くんとアベックでいったのですが、食べてからいったので、オリオンさんには悪いけど、二人で一杯の300円のビールを飲むのが精一杯。ごめんねえ。今度はいっぱいのめるように、しておきます。


奄美まつり始まる  8.1

 昨日の島唄大会を皮切りに、名瀬市の奄美まつりが始まりました。いやあ、島唄大会では、皆さん、浴衣姿で色とりどりで、よかったですよ。やはり、男性陣は紺と白が多いのですが、女性は美しい〜。山下聖子さんが身体をフラフラさせなくなり、よかったし、里朋樹くんが声がきれいに抜けていたし、竹島真一さんの声を初めてきいたけど、透き通ったいい声でしたね。隣りのおじさんが焼酎のなんと20年ものを差し入れしてました。どんな味するかなあ、へへへ。そうそう、森チエ姉さんの声はよかった〜!最年長といっていましたが、80過ぎとはとても思えないハリと艶のある声でしたねえ。はやくCDをつくってくれないかなあ。
 で、今日は花火大会。最近、出かけることが多かったので、今日は家でみました。家から良く見えるのですよ。最後の2勺玉は、あまりに大きくて、構えていたのに、はみ出してしまいました。残念。息子は、友達と一社出し、太クンは今、電話が鳴って、かずみへ取材のお呼びに行ってしまいました。なんか、拍子抜けの夏祭り。でもうかれてはいられない気分なので、いいです!


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