(2009大学入試センター試験 数学UB−4 (空間ベクトルの問題) 2009.3.18
 
今年の問題,解いてはいたもののこれまでの人生でも有数の多忙中の多忙で,今頃アップになってしまった。

解きながら,難しいなぁ・・・と思う問題が,この空間ベクトルであった。

四角錐を切断させるなんて〜〜っと感じながら解くものであった。

以下どうぞ。

以上,生の問題です。

 

非常に,図がイメージしづらいので,回転させてみながら,「周りから」見てみた。いつものアニメである。

それが上の図である。点の情報などは省いているが,これはa=0.5の場合であると考えていただければ良い。解答を始める際に,このイメージが頭の中にあるか無いかによって,ずいぶんと進行が違ってくると思われる。

途中の3つ分を取り出してみると,

このようになる。これだけでも違うと思うが,いかがだろうか?

最初に座標が与えてあるので,「楽勝♪」と思わせといて,実は,イメージできない受験生には「およ?」となってしまう難易度の高い問題であると思われる。ま,誘導に従うしかない,ということだろうか。

おっと,実際には解いてはいるのですが,めんどくさいので実際の解答は省略しています。図のイメージ部分だけのためにこのページを作成しました。

 

(解説)

いつものようにMathematicaで,ワイヤーフレームの図を作成し,DoでViewPointを回転させながら,gifファイルをたくさん書き出し,GIAMでアニメ化した,という図である。

今回のこの問題の難しいところは,

  1. 座標もシンプルで簡単そうに見える。
  2. 空間認識能力,イメージ力がかなり試される。
  3. センター作問者の頭と同一化し,誘導に乗らねばならない。
  4. 処理の量が時間の割には多い。

といったところではないだろうか。うーむ,ここ数年はUB難しいですねぇ・・・・