●シーカヤック製作(LPSKS4-3P)
ひさしぶりのシーカヤックの製作で日替わりの
画像をアップします。製作のポイントを
アップしていきますので参考にしてくださればいいと思います。




  21日目・・・・バウ・スターン・コックピットの艤装(所要時間3時間 累計70時間
これで完成です。 さーー漕ぎに出かけるぞ・・・・・・・・


デッキ上の艤装品を取り付けて完了でした。
アウトリガーフロートの船体部の1回目のマリン塗装をしました。
 
バウ(船首)のデッキ艤装です。
ハッチのふたの押さえのベルト取り付け。  運搬用取手の取り付け。

 
スターン(船尾)のデッキ艤装です。
ハッチのふたの押さえのベルト取り付け。 荷物をはさむためのショックコードの取り付け。 運搬用取手の取り付け。

 

 
コックピットの艤装です。
 荷物をはさむためのショックコードの取り付け。 座席シート(発泡ウレタン)の取り付け。デッキ裏のひざ当ての取り付け。


 
アウトリガーフロートの船体部のマリンペンキ塗装1回目です。

塗装刷毛の保存方法
 
塗装の刷毛を毎回シンナーで洗っていませんか?
だけど次に使うときには刷毛が固くなって使えない・・・・・・・・・
カヌーを作るときは乾きを待って次の塗装をしますので毎回シンナーで洗わなくてもイイ裏技保管方法です。
使い終わった刷毛はウェスでそのまま軽く拭き、水の中につけておけば次回も同じ状態で使えます。
私はマリンペンキとウレタンニスを塗った刷毛をそのまま水に入れて一緒に保管していますが水の中ですので
色混ざりもなく使えます。(シンナー系の塗料は水に溶けない)

接続部のゴムパッキン

分割艇の場合、接続部のボルトまわりからの水漏れが問題になります。
当社でも当初は1mmのパッキンをボルト側と接続穴側につけるようにしていたのですが
密着が悪くて水漏れするケースがありました。(当時1mmのゴムしかカットできなかった)
そこで上の写真のような厚さ3mmのゴムパッキンをレーザーカットしてボルト側に差し込むだけにしたところ
両側の船体の板の密着がよく水漏れがなくなり、ゴムの弾力でナットの緩みもおきないようです。
いろいろな接合方法がありますが構造をシンプル化して両側の板の密着度を高めないと大きな波や
うねりで船体にねじれの力がかかったときもたないと思います。
当社の5分割タンデム艇で大きな波やうねりの中でも問題なく漕げるのはボルト接合とパッキンの仕様変更が大きいと思います。
 19〜20日目・・・・バウ・スターン・コックピットの船体塗装(所要時間5時間 累計67時間
船体のマリンペンキ塗り作業及び塗装表面の研磨(2回)。
アウトリガーフロートのデッキ部を取り付けました。
  
コックピットのマリンペンキ塗装です。                            バウのマリンペンキ塗装です。

スターンのマリンペンキ塗装です。

※塗装の要領は以下のようにしてみてください。
1回目はペイントシンナーを20%くらい入れてシャバシャバの状態で塗ります。(刷毛目がでないくらいの粘度にする)
最初に木目と直角にす刷毛でばやく塗り広げます。次に木目に平行に刷毛を動かします。
同じことを2回繰り返します。(1回目の塗装ではムラを気にせず木部に浸透させるのが大事です)
乾いたら布ペーパーの使い古したもので塗装表面を研磨します。
特に綿テープの部分が毛羽たっていますので丁寧に研磨します。
ほこりをふき取って2回目もおなじように塗装します。
3〜5回塗装すれば刷毛目の目立たないきれいな仕上がりになります。







 
フロートのデッキを取り付けました。
3mの2分割式のフローとですのでボルト連結のための開口部を設けています。
 17〜18日目・・・・バウ・スターン・コックピットのデッキ塗装(所要時間3時間 累計62時間
2〜3回目のデッキのウレタンニス塗り作業及び塗装表面の研磨。
雨天が続いていますので塗装が乾かないため時間をかけて仕上げています。
 
バウ・スターン・コックピットのデッキのウレタンニス仕上げです。
3回塗り重ねるとつなぎ目の綿テープの白色も色がついてほとんど気にならなくなりました。


塗装が乾いたらこまめにペーパーがけをして、塗り重ねるを繰り返せば塗装表面が滑らかになり、つやが出てきます。


並行してアウトリガーフロートの組み立てを始めました。
床においてあるのは2分割のフロート船体部です。横に立てかけてあるのはデッキの部材です。


フロート船体部にタコ糸を通して締め付けてからボンドを流し込みました。


フロートデッキ部分の裏側にM8のステンレスナットを埋め込んで取り付けました。
アウトリガーをボルトで取り付ける部分です。


事務所は2階になるのですが南面で2階への階段室の前辺りの写真です。
上に見えるのは30年以上前のカッティングシートを切るマシンです。まだ現役です。
モノ作りの工房は作った製品や試作品など雑然としています。
  16日目・・・・コックピットコーミング材の研磨とバウ・スターンハッチふたの組み立て(所要時間5時間 累計59時間
コックピットコーミング材の丸面取り研磨をしました。 バウ・スターンのハッチふたの組み立て作業。
1回目のデッキのウレタンニス塗り作業及び塗装表面の研磨。
  
コックピットコーミング材の丸面取りと研磨作業です。
荒めの布ペーパー(♯40くらい)で大きく丸面を削りだし、最後に細かい布ペーパー(♯120くらい)で仕上げます。
背中があたる部分は大き目の丸面にしてみました。最後に両側のコーミング材の継ぎ目に綿テープを貼ります。

 
スターンハッチの組み立てです。ハッチの板2枚をデッキに乗せつなぎ目の角度が合うように研磨します。
次にデッキの上に乗せて布ガムテープを貼り、そっとはずして裏面に綿テープを貼り付けます。
そのままデッキの上で硬化させ、次に表面に綿テープを貼ります。角度が狂わないように上の写真のように布ガムテープで固定しておきます。

 

バウハッチの組み立てです。


 
デッキの1回目のウレタン塗装です。今日は天気が悪かったのでペイントシンナーを多めに入れてシャバシャバの状態にして塗りました。
夕方乾いた時点で塗装の表面のザラザラの状態を目の細かいペーパー(♯120)で手研磨しました。
手で触ってザラザラ感がなくなるまで丁寧に研磨します。
※ベニヤは塗装をすると木目が毛羽立ってきますので表面が硬化したらサンディングが必要です。
綿テープの上も特にザラザラになっていますので丁寧にサンディングする必要があります。
 15日目・・・・バウ・スターン部の綿テープ貼りとコックピットコーミング材の取り付け(所要時間3時間 累計54時間
バウ・スターン部の接続部まわりの綿テープ貼り作業です。 コックピットコーミングスプレースカートエッジのの取り付け。
バウ・スターンのハッチ部のふち材取り付け。
  
スターン部接合面の面テープ貼りです。                          バウ部接合面の面テープ貼りです。
L型に張る部分は綿テープの伸びをうまく調整して切り目を入れないで貼ります。

 
一周貼りこんで末端はデッキの部分で5cmくらい重ねて貼り付けます。    コックピットコーミング材の一番上になるスプレースカートエッジを取り付けます。



バウ・スターンのハッチ部のふち材を取り付けました。
  14日目・・・・バウ・スターン部の綿テープ貼りとコックピットコーミング材の取り付け(所要時間5時間 累計51時間
バウ・スターン部の綿テープ貼り作業です。いくつかポイントがあります。コックピットコーミング材の取り付け。
 
綿テープ貼りは船体の側面を最初に貼ります。              次に船底を貼るのですが上記写真のようにへさきのベニヤにかかる形で貼り付けます。


船体側面はカーブしていますが綿テープに切り目をいれないで濡れ雑巾で
湿らせて伸び縮みを調整すればきれいに貼れます。
同じく反対側にも綿テープを貼ります。最後に中央にコ字型に綿テープを貼ります。

※このようにすればバウとスターンの擦れやすい部分が3層になります。


最後にデッキ側の綿テープを貼り完成です。                     順番を考えて貼れば綿テープの端部が表に出ずきれいに仕上がります。
※へさきの処理は2cm程度長く伸ばしておきボンドをつけて折り込んで
丸く整えます。


 
スターンデッキの綿テープ貼りの状態です。                        スターン船体の綿テープ貼りの状態です。

 
コックピットコーミング材をあらかじめ仮切断しておき(少し長めに)           コックピットにコーミング材を接着しました。
両側からコーミング材を寄せ付けて継ぎ目にノコを入れます。
繰り返し寄せ付けながらノコを入れていくとノコの刃の厚み分ずつ切れて
隙間が徐々になくなりぴったり合わさります。
※この段階ではまだ一番上のふち材は接着してありません。



 13日目・・・・コックピット部の接続部の綿テープ貼り(所要時間2時間 累計46時間
コックピットの綿テープ貼り作業です。
   
船体接続部から1cm入ったところに鉛筆で線を引いておきます。
※1本目の綿テープをまっすぐにきちんと貼るための準備作業です。



鉛筆のラインに合わせて綿テープをぐるりと1周貼り付けます


 
先に貼りつけた綿テープにぴったりそわせてL型に綿テープをはりつけます。
※コーナー等も綿テープの上から湿りをあたえて伸び縮みを調整して切り目を入れないで貼っていきます。

※接続部の隔壁は突起で船体の板に差し込まれていますがこの状態では力がかかると外れる恐れがあります。
2枚の綿テープをぐるりと1周貼ることで樽のタガの役目をさせて隔壁が外れない工夫になっています。
木樽の底板が抜けないのと同じ原理です。
 12日目・・・・コックピット部の綿テープ貼りとバウ・スターンのパテ詰め作業です。(所要時間4時間 累計44時間
コックピットのサンディングとパテ詰め作業です。
  
船体外部のサンディンバウとスターンのパテつめ作業ですグです。下の写真で少しパテがやせてしまっています。
明日研磨後に再度ドパテ詰めをします

 
  コックピット外側の綿テープ貼りです。濡れ雑巾で何度もふき掃除をしてから貼りました。
※ふき取りをしっかりしておかないと綿テープの接着不良がおきますので注意してください
  
  11日目・・・・コックピット部のサンディングとパテ詰め作業です。(所要時間4時間 累計40時間
コックピットのサンディングとパテ詰め作業です。
  
船体外部のサンディングです。♯40〜♯60晩くらいの布サンドペーパーで   
研磨します。
船体接合部の凹凸の出っ張りや隔壁の突起の部分をきれいに研磨します。

全体を研磨したら研磨のほこりを払い濡れ雑巾できれいに拭きます。
船体のきれいな局面が出来上がりました。



船体の隙間のパテ処理の準備です。用意するのは市販のトノコです。
紙コップにボンドCU3の主剤を深さ1cm〜2cm入れます。そこにトノコを少しずついれよく混ぜていきます。
トノコの量を少しずつ増やしペーストより少し固めになるくらいまで良く混ぜます。
最後に硬化剤を少したらして混ぜればパテは完成です。
※大量に作ると硬化が早いのですぐつかえなくなりますので上記の量くらいでいいと思います。



100均でプラスチックのパテへらを見つけましたので使ってみましょう。
    
 
 10日目・・・・コックピットのデッキと船体を合わ、バウ・スターンの内部塗装(所要時間3時間 累計36時間
コックピットのデッキと船体の接着と バウ・スターンを油性塗料で内部塗装

コックピットのデッキと船体を接着しました。内側の手が届く範囲のつなぎ目にも綿テープを貼りました。


バウ・スターンのデッキ裏面の塗装です。船体と背tty区する面はマスキングしておきます。
塗装面は接着が良くつかないのでマスキングしておいたほうがいいです。




スターンの内部の塗装です。



バウの内部の塗装です。
※塗装に使用した刷毛は水につけておけば洗わなくても固まらないのですぐ使えます。
 9日目・・・・コックピット内部のシリコンコーキング及び塗装(所要時間3時間 累計33時間
コックピット内部のシリコンコーキングと油性塗料で内部塗装
 
仕上げ用の塗料とコーキング材(変性シリコン)を購入しました。
手前のチューブは変性シリコンです。
左奥は1液型のウレタンニス(ライトオーク色)です。
右奥は油性ペンキ(ライトグレー色)です。



連結部にコーキングしました。


先端ぶの隔壁まわりをコーキングしました。
デッキをかぶせてからデッキとの境目にもコーキングします。(先端部は密閉され空気室になります)



座席と床板補強版の継ぎ目や隔壁材と船体のコーナー部にコーキングしました。


座席と船体のコーナー部にコーキングしました。
座席まわりをコーキングして座席内部も空気室になります。


シリコンが少し固まるのを待つ間船体外側の突起をのこで切り落としました。


コックピットのデッキの裏側の塗装です。(2回塗り)


コックピットの内部の塗装です。(2回塗り)
8日目・・・・コーミング材の組立コックピット内部の綿テープ貼りなど(所要時間4時間 累計30時間
コーミング材の組み立てで最終研磨の段階まで仕上げました。
コックピット内部の綿テープ貼り作業が終わりました。

コーミング部材やハッチのフタをベルとサンダーで研磨します。


コーミング材は先に研磨してから貼りあわせるときれいに仕上がります。(白くなっている部分を先に研磨しておきます。)
出来るだけ楽をしてきれいに仕上げるには前もって良く考えて作業をすればきれいに速く仕上がります。



コックピット後部の背もたれ付近の隔壁上部に桟を接着しました。お尻を乗せたりして荷重がかかるのと
デッキにコーミング材を無理曲げして貼り付けたときテンションがかかりますのでデッキの接着を強化をかねています。



船底補強板をもう1枚追加してふちに綿テープを貼りました。(水の浸入を防ぐのと船体との一体化のが目的です)
座席まわりも綿テープを貼りました。



連結部の隔壁と船体の板の部分に穴をあけ竹串をさして連結部の補強をしてみました。

 7日目・・・・デッキ部及びコーミング材の組立(所要時間4時間 累計26時間
バウ・スターン・コックピットのデッキ部の組み立てとコーミング材の組み立てです。
ほぼ船体の組み立てが終わりました。

コックピット部デッキの組み立てです。3枚の隔壁を差し込んで接着し表側を布ガムテープで引き寄せて固定します。 コックピット部デッキの裏面に綿テープを貼り連結固定します。


コックピット部デッキの裏面に綿テープを貼り連結固定します。


スターン部(船尾部)デッキの組み立てです。写真のように船体にデッキの板を組み込んで布ガムテープをはりつけます。
そのままデッキを取り外し裏面に綿テープを貼れば形状を保持した状態で組みあがります。



バウ部(船首部)デッキの組み立てです。写真のように船体にデッキの板を組み込んで布ガムテープをはりつけます。
そのままデッキを取り外し裏面に綿テープを貼れば形状を保持した状態で組みあがります。



コックピットコーミング部材の組み立てです。


ハッチふち材及びハッチの組み立てです。


コックピット内部の船底補強板をセットしました。昨日取り付けた座席部とぴったり収まっています。
これでコックピットの一番加重がかかる部分の補強が完成です。
   6日目・・・・スターン部コックピット部組立(所要時間3時間 累計22時間
スターンのタコ糸通し・内部綿テープ貼りとコックピットの座席部取り付け作業です。
休日で所要のため短時間の作業でした。



スターン部(船尾部)の連続してあけてある穴にタコ糸を通して締め付けつけていきます。


スターン部(船尾部)の内部の綿テープ貼りです。


スターン部(船尾部)先端のタコ糸を締めつけた部分にボンドを流し込み硬化させます。


コックピットの座席の取りつけです。内部に密閉した空間があり浮力体の役目もします。
また船体と一体化していますのでコックピットの強度アップにもなります。

※レーザーパズルカヌーは接合部の噛み合わせ構造や突起に差し込む構造の採用で
薄いベニヤでもFRPに依存しなくても十分な強度が保てます。
   5日目・・・・スターン部コックピット部組立(所要時間6時間 累計19時間
バウとスターンのタコ糸通しととコックピットの内部綿テープ貼り作業です。

バウの連続してあけてある穴にタコ糸を通して締め付けつけていきます。
前もってタコ糸の先端5cmくらいにボンドを塗りつけ硬化させて針先のようにして
通せば楽に通せます。
※最初は通していくだけです。最後まで通し終わってから目打ちなどで徐々に
締め上げていき両側の船体の板がぴったり合うように調整します。

※最初から締め付けていって、手が入らず苦労したなどとおっしゃる方がいます。
そんなときはすかさず「最初は通すだけ」とメールでアドバイスします。
しばらくしてかtら「あーーそうか 考えつかなかった」と返ってきます。(笑)



バウ部(船首部)の内部の綿テープも貼り終わりました。


コックピット内部の綿テープ貼りです。奥に見える三角の低い隔壁は前日にくみ上げた床板補強板を受けるパーツです。
古そうなはさみは種子島で作られた種はさみで見た目より切れ味がいいんです。

(鉄砲鍛冶の伝統から出来たはさみだと思いますがいいモノです)
  4日目・・・・スターン部コックピット部組立開始(所要時間5時間 累計13時間
今日はスターンとコックピットの組立です。
 
隔壁のボルトカバーを取りつけました。これで接続部からボルトを伝ってコックピット内に水漏れすることはありません。


昨日組み立てたバウ(船首部)の先端部の内側の綿テープを貼っています。
タコ糸通しをする前に貼り付ければきれいに貼れますし、タコ糸で締め付けたとき
上下の板が一緒に引き寄せられてきれいに組みあがります。



コックピットの船底補強板に仕切り補強板を取りつけました。
船体の形に合わせた三角の部材が船底の変形を防ぎ強度を高めてくれます。
乗り降り時の加重が船体に直接かからないので船底が壊れにくいです。
穴が開いているところは船体側に部材が取り付けてあり船底補強板と
船体の板が一体化して強度が上がるように工夫しています。



スターン部(船尾部)の組み立て作業です。凹凸がぴったり合わさっています。
※3D設計で凹凸のかみ合わせも隙間が開かずぴったり合うようにしています。
凹凸のかみ合わせで船体部材のずれがでないのでFRPなしでもしっかりと強度を出せます。


スターン部(船尾部)の組み立てです。布ガムテープでしっかりと固定しています。
※きれいで正確な船体ラインを作るには布ガムテープをケチらないで長めのものを
しっかりと貼りつけていくのが大事です。



コックピット部の組み立てです。船内手前に見えている隔壁は座席を支えるためのものです。
座席も船体と一体化させていますのでコックピットの強度が高くなります。


接続部の隔壁は4枚の板で構成されていますが船体のカーブに合わせてあるためサイズが微妙に異なります。
これで接合部周辺の船体の板と隔壁の隙間がほとんどなくなりぴったり合います。(3D設計の技です)
接続部の末端でも隔壁の突起に船体の板を差し込むようにしてありますので正確に組み立てることができ
短部の補強としての役目をはたしています。
 3日目・・・・バウ部組立開始(所要時間1時間 累計8時間
今日は作業時間があまり取れずバウの組立だけでした。
 


隔壁のボルトの空回りとボルト周辺からの水漏れを防ぐためのボルトカバーです。
2枚の6角形の板を貼りあわせるのにボルトの頭を使ってずれないように工夫しています。

※このような細かい配慮で分割艇の弱点をカバーしています。


連結した船体部材の表の面をサンダーで研磨しています。

※組み立ててからだと面のねじれがあるため削りすぎたり削り足りなかったりがでますが
このようにすれば後の研磨が少なくてすみます。またひょうたん継ぎ手の微妙な段差も
きれいに削れます。  (ニワトリが先か卵が先か・・・・・笑)



バウ(船首部)の組立です。隔壁材の小口にボンドを塗り、船体部材の穴に差込み突起の穴にクサビをさしこみ
ハンマーで軽くたたき固定します。

※組立のポイントは船底の部材から左右を交互に組み上げていくことです。
片側だけ組み上げると船体がゆがんでうまく組めません。
船体部材の凹凸の合わせ目にはボンドつけてはいけません。
ゆがんだまま固まるとひずみが出た場合の調整が出来ません。



布ガムテープで船体の板同士を引き寄せて仮固定する作業です。
片面の板に布ガムテープを貼りつけ指でしっかり引き寄せてもう一方の貼りつけます。

※大事な作業で船体の内側に綿テープを貼る時に船体の部材が動いてずれないようにするためです。
この作業がいい加減だと船体の板同士に隙間があいたりずれがでてきれいな船体のカーブが出ません。





布ガムテープは船底から順番に貼り付けていきます。隔壁からひとつ飛びの位置に貼っていきます。
この位置は船体内側でベニヤの板の角がぴったり合うようになっています。
当然ガムテープを貼る外側にはV型の隙間ができます。
貼り付ける位置を間違うと船体にゆがみがでる恐れがあります注意してください。

※船体の設計をするとき船体内側のラインを基準に設計します。
ベニヤの板厚ぶん外側に船体を組みますので外側にV型の溝ができます。
外側のラインで設計するとベニヤを斜めに削らなければならず、場所によって
角度が変化するため正確に削るのは難しいからです。

 
2日目・・・・船体部材の接続・隔壁材の貼り合わせ(所要時間5時間 累計7時間 )
今日は船体部材の接続作業と船体連結部の隔壁の貼り合わせ作業です。
地味な作業ですがたくさんあった部材があっという間に組みあがってなくなります。
 
船体部材の接続作業です。ひょうたん型の継ぎ手の片側小口にボンドCU3を割り箸の先で塗り、ハンマーで打ち込みます。


今回は継ぎ手が少しゆるかったので当て板をし、クランプで固定して接続部がずれないようにして硬化させました。(1時間程度)


硬化したひょうたん継ぎ手のベニヤの裏面(ラベルを貼ってある側)に2列綿テープをボンドで貼り付けます。
半分固まりかけたときにカッターナイフで3〜5mm内側に入ったところで切りそろえます。
※左の部材は」タコ糸通しの穴がボンドでふさがれないように養生テープ(緑のテープ)で穴をふさいでおきました。
ちょっとしたことですが細かい気配りで無駄な作業をしなくてすみます。


船体部材の接続と補強が完成しました。


付属の連結用ボルトの付け根にビニール絶縁テープを2巻きくらい
巻いておきます。

船体のボルトが貫通する側の隔壁を貼りあわせるときの準備作業です。
※差込側の隔壁の穴はボルトが通しやすいように大きめに穴を開けて
ありますので出来るだけ正確に穴位置を合わせるための工夫です。


手前はボルト貫通側の隔壁で硬化後ボルトをはずしたところです。
奥はボルト固定側の隔壁でボルトはそのまま埋め込みです。
※ボルト埋め込み側の穴は少しきつめにあけてありますので
スパナで締めこんでください。

  1日目・・・・部品の取り外し・バリ取り(所要時間2時間  累計2時間)
  
とりはずしたパーツのバリ(90cm角のベニヤにところどころ切残しを作り部品がばらばらにならないようにしてあります)
をサンドペーパー(布ペーパー)で研磨しておきます。
ちなみに管理人が腰掛けているのは焼酎ケースにコンパネで作った座面をセットしたもので
組立工作台にも使えます。
左奥の大きな塩ビパイプは片面にフタをしてありレーザー装置の受けバーを洗剤と一緒にいれておき
洗浄するためのものです。バー長さが90cmを超えますので漬けておく適当な器が見つからず
ホームセンターでぶらぶらしていて考えついたものです。



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