ソフトを自作することにした

ソフトの使い勝手が良くないので自作することにしました
開発環境
Microsoft eMbedded Visual Basic 3.0& Visual c++ 3.0というツールがあります
PocketPC2002用の開発環境ですが、2003でも動くようなのでこれを使うことにします
従来のVisual Basicの機能を削ってWindowsCE用にしたようなツールで、最近のデバイスの開発には推奨されていませんがタダで使えるのは魅力的です
Microsoftのホームページからダウンロードでき、無料で使うことができます。
Visual Basic は使ったことは無かったのですが、C++では敷居が高いので、敷居の低いVBを使ってみることにしました。
コントロールを貼り付けてコードを書いていくという作り方なので、データベースソフトでちょっとしたものを作る程度のスキルがあればすぐにできそうです。
ただ敷居は低いのですが中はけっこう坂がきつかったりするんですが・・・

インスツールについてはこちらのページで詳しく説明されていますので参考にしてください
PocketPC 2002 プログラミング入門


以下に簡単なまとめを記載します
1)環境を整える
このツールはwindows2000かXPでないと動きません。自分のはMEだったのでOSのアップグレードが必要でした
ユーザ名に日本語(2バイト文字)が入っていると不具合が発生する可能性があります、半角英数文字のユーザー名で入った方が無難です
またAdministrator権限が必要です、といっても普通に1人で使っているパソコンならAdministrator(管理者)権限になっているはずですが

2)ダウンロードする
(1)eMbedded Visual Tools 3.0 - 2002 Edition 日本語版(evt2002jweb_min.exe)
こちら
(2)PocketPC2002SDKの入手 英語版でOK(ppc2002_sdk.exe)
こちら
こちら
(3)PocketPC2002用日本語版エミュレータイメージ (Japanese-NoRadio.exe)
こちら
こちら,Japanese-NoRadio.exeをDLしてください

3)インスツール
3つのファイルは実行しても解凍されるだけでインスツールはされません
実行すると解凍場所を聞いてくるのでわかりやすい場所に変更して継続する
(デフォルトの場所でも構わないが、その場合はどこに解凍されるか記録しておく)

(1)eMbedded Visual Tools 3.0 - 2002 Edition
解凍ファイル内のsetup.exeを実行する、インスツールキーはTRT7H-KD36T-FRH8D-6QH8P-VFJHQ

(2)PocketPC2002SDK
解凍ファイル内のsetup.exeを実行する

(3)PocketPC2002用日本語版エミュレータに変更
解凍ファイル内の「Japanese-No Radio」 フォルダを、次のディレクトリへコピーします。
C:\Windows CE Tools\wce300\Pocket PC 2002\emulation
次の内容を含んだファイルをメモ帳等で作成し、Japanese-NoRadio.regというファイル名で保存します。
(インスツールをデフォルトのディレクトリーに行っているので上で紹介したサイトのものとは少し違います)
――――――――――――――ここから――――――――――――
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Tools\Platform Manager\{F384D888-F9AA-11D1-BB9E-00A0C9C9CCEE}\{DE9660AC-85D3-4C63-A6AF-46A3B3B83737}\{F384D894-F9AA-11D1-BB9E-00A0C9C9CCEE}\{67C8D913-F0CF-486A-8CF0-CE7D116225E8}]
"Ethernet"="True"
"Memory"="64"
"Path"="C:\\Windows CE Tools\\wce300\\Pocket PC 2002\\emulation\\Japanese-No Radio\\jpnnoril.bin"
――――――――――――――ここまで――――――――――――
そして、できた Japanese-NoRadio.reg をダブルクリックすればエミュレータイメージは日本語になります。

(4)Microsoft Loopback Adapter をインストールする
常時ネットワークにつなげて仕事をしている人は(3)まででいいのですが、そうでない人はMicrosoft Loopback Adapter をインストールしないとエミュレーターに繋がりません
Windows2000の場合
1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に [コントロール パネル] をクリックし、[ハードウェアの追加と削除] をダブルクリックします。
2. [デバイスの追加/トラブルシューティング] をクリックし、[次へ] をクリックします。
3. [新しいデバイスの追加] をクリックし、[次へ] をクリックします。
4. [いいえ、一覧からハードウェアを選択します] をクリックし、[次へ] をクリックします。
5. [ネットワーク アダプタ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
6. [製造元] ボックスの一覧で、[Microsoft] をクリックします。
7. [ネットワーク アダプタ] ボックスの一覧で、[Microsoft Loopback Adapter] をクリックし、[次へ] をクリックします。
8. [完了] をクリックします。
WindowsXPの場合
1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[ハードウェアの追加] をダブルクリックします。
2. [次へ] をクリックします。 [はい、ハードウエアを接続しています]を選んで[次へ]をクリックします
3. [新しいハードウエアデバイスの追加] をクリックし、[次へ] をクリックします。
4. [一覧から選択したハードウェアをインストールする] をクリックし、[次へ] をクリックします。
5. [ネットワーク アダプタ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
6. [製造元] ボックスの一覧で、[Microsoft] をクリックします。
7. [ネットワーク アダプタ] ボックスの一覧で、[Microsoft Loopback Adapter] をクリックし、[次へ] をクリックします。
8. [完了] をクリックします。
パソコンをリセットして完了です

(5)追加事項
新しいCPU(はっきり解りませんがCeleron1.5G以上?)を搭載しているPCでは、VBからエミュレータがうまく起動できないようです。
マイクロソフトからfixppcvb.exeをダウンロードし
解凍するとfixppcvb.vbsが出てきます。
そのディレクトリに移動して、コマンドラインで「fixppcvb "C:\Windows CE Tools\wce300\Pocket PC 2002"」とすれば使用できるようになります。


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