漢字辞書??を作る

ツールの動作テストと操作に慣れるため簡単なソフトを作ってみました


【1】プログラムの作成
[スタート][Microsoft eMbbeded Visual Tool][eMbedded Visual Basic 3.0]とクリックしeMbedded Visual Basicを立ち上げます

どのプラットフォームのソフトを作るか聞いてくるので、Windows CE for Pocket PC 2002 を選びます
こんな画面になります


メニューから[プロジェクト][Project1のプロパティー]をクリック
ダイアログボックスのリモートパスの部分の \Windows\Start Menu\Priject1.vb の Start Menu の部分を スタート メニュー に変更し
\Windows\スタート メニュー\Priject1.vb にする。スタートメニューは半角カタカナ、間のスペースは半角スペース1個
(半角カタカナにする方法 ひらがなで すたーとめにゅー と入力後 F7 F8 と押す)

Form1に適当にツールボックスのコントロールを貼り付けていく、このあたりはグラフィックソフトと同じなので操作に迷うことはないでしょう
さしあたって、TextBoxを選んで中央より上に大きく1個配置する
画面右にプロパティーと書いたwindowがあるので、その中のFontの項目の右をクリックすると、フォントのダイアログボックスが出る
サイズを48位に設定する


【2】エミュレーターで実行する
メニューから[実行][実行]をクリック
エミュレーターが立ち上がって、ファイルを上書きするメッセージ3回ほど表示されるので全て[はい]を押す
こんな風に表示されれば成功。これであなたもプログラマーの仲間入りです(^_^)


エミュレータ上で[OK]を押してプログラムを終了させます

【3】保存する
せっかく作ったので保存しておきましょう
[ファイル][名前を付けてプロジェクトの保存]かフロッピーディスクのアイコンを押します
ダイアログボックスがでるので場所を指定して保存します、デフォルトではツールのある位置なのでどこかわかりやすい場所にフォルダーを作ります
フォルダーの場所はデスクトップはやめた方がいいです、パスが長くなるので絶対パスを指定するときに面倒です
C:\Mylist\test1 などシンプルなものが良いです。日本語の使用も控えたほうが無難です
ファイル名も解りやすいものに変えたほうが良いです
以下のような3つのファイルができます
次回起動するときはデフォルトの名前ならProject1.ebpをクリックします



【4】デバイス(実機)へ転送する
実際にデバイスに転送して使ってみます
[ファイル][Project1.vbの作成]を選びます、ダイアログボックスでOKを選ぶとProject1.vbが作成されます
[ツール][リモートツール][アプリケーションインスツールウイザード]を選びます
Project1.ebpのパスを聞かれるので先ほど保存したものを指定します
保存する場所を聞かれるので先ほどのディレクトリーを指定します
サポートするプロセッサーはArmを選びます
追加データはないので次へを押します
インスツールディレクトリやアプリケーション名を聞かれるので適当に入力します
終了すると先ほどのディレクトリーに沢山ファイルができます

必要なのはCD1のフォルダーだけです。
PCにUSBクレドールを付けてデバイスをセットして、setup.exeを実行するか
Project1.Arm 1100 (4K) v3.00.CAB をデバイスにコピーしてデバイス上で実行すればインスツールされます
うまく動けば成功です

【5】終わり
ところでこのソフトは何か使い道があるのかというと、実はあります
カルテや書類を書いていて漢字を忘れている時がありますが、辞書を引くのも面倒です。
PocketPCにこれを入れておけば、すぐに漢字変換で確認できるというわけです。
PocketWordでもいいのですが画面の文字が小さくて見にくいのでわざとフォントを大きくして作っています
デバイスのIME辞書に医学用語を追加しておくのはもちろんです



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