コラム酒池本林 怪しい店主の近況報告です。


「酒池本林」2001年04月12日記
                        「酒池本林・DNAそのT・010412」

家族をみてると、DNAのミクロのつながりが見えてくるようだ。
この春、長女が中学三年、長男が中一、次女が小学二年、三女が小一に,
やっとんかっとん進・入学し、親族・友人がかけつけてくれた。
「入学ぬ次ぬふて(大)きなよゑ(祝い)や、結婚式だりょっか……」
義父と話しながら、おもわずゾットした。

こどもの結婚式どころか、とりあえずは全員の高校卒業というハードルからだ。
三女の高校卒業は12年も後で、ぼくは62歳。
さらに上級の学校へ進むとなると、プラス2〜4年。
ストレートに行っても64〜66歳だ。
35歳で結婚して、4人の子づくりが終わったのは、ぼくが44歳のときだった。

長々と家族のことを紹介したのは、ぼくのオヤジへ引導を渡したいからだ。
おやじが結婚したのは、29歳だが、長女のあと九年後にぼくが生れ、
それからすぐ下に妹が二人できた。
「要領ぬわかたっと、毎年だりょっと!」
ワンパターンで人をよく笑わせていた。

驚くのは、その年齢と家族構成の相似性だ。
オヤジもぼくも44歳まで子どもに恵まれたが、その子どもが女男女女いうのも同じである。
オヤジ自身も女4人の間に男が一人。
さらに奇妙に符合するのは、オヤジの姉妹の子ども(ぼくのイトコ)たちも女の中に男が一人なのだ。
ぼくの子どもたちは、ぼくと同じ小・中学校に全員通っている。
こども全員が、ぼくと同じくソロバンを習った(ている)。

さて、これらの奇妙な親子の一致はいったいどこからくるのだろう。
目には見えぬが遺伝の力、だろうか。
【遺伝子】 生物の遺伝を支配する基礎物質。染色体上に一定の配列をもって並び、
その実体はDNAと蛋白質との結合体と考えられる。
リボ核酸を通して、形質発現の情報を指令し,形質により一個以上の遺伝子が関与する。

よくわからないが、細包をコピーするDNAとやらについてもっとフカク考えてみたくなった。

                                              

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