今月の一押し

『島音敏雄と奄美』i(藤井令一著・まろうど社発行・2001年11月12日・2,500円+税


本書の祝賀会が1月20日(日)に開催された。
冒頭、事務局からの経過報告をしたので、僕の挨拶の原稿を添付します。
原稿を書いてもあがってしまった。(~_~メ)

僕の島尾敏雄論については、『きょら』に書くヤクソクをしたので、それを参照してください。
今年の中ごろになる予定です。

 皆さん、よねやぁうがみんしょうろう。
 今回の、一連の催し物の、関係者の一人として、経過報告を、心静かに朗読させていただきます。

 二年前に古希を迎えました、藤井令一さんに、この度十冊目の本が生まれました。
 『島尾敏雄と奄美』、という本の誕生日は、去年の11月12日で、島尾敏雄さんの、15回忌にあたります。
 まだ本も生まれていない臨月の、去年の十月でしたが、版元のまろうど社さんから、「この出版を機会に、島尾さんの命日に合わせて、奄美で、フォーラムと懇親会を、また翌日には、雑誌のための座談会を開きたい」という、大変欲張った計画の連絡がありました。
 奄美では、マツリゴトのサバクリは、時を重ねながら、みんなで手塩にかけて、しこんでいくのが習わしです。
 それで、今日の日を、一応、安全日として、設定したわけです.。

 ところが、神戸と奄美の間には、温度差と時間差が、相当ありまして、会の開催のための趣旨文や内容が、奄美にやっとんかっとん届きましたのは、年が明けてからでした。
 藤井令一兄を初めとして、会の開催を、しわじゃぁしわじゃぁしていました奄美の
関係者たちも、さすがに、これにはたまがりつけまして、みんなが初めてゆらいましたのが、先週の金曜日のことです。
 わきゃ島なんてぃやぁ、聞ちゃんくとぅむねん、前代未聞のそういう事情から、皆様へのご案内が大変遅れましたが、それでも、藤井さんのユエ・お祝いのためならばと、こうして、内外から、多彩な方々に、お集まりをいただくことができました。本当にありがとうございます。
 それに、今夜は、島尾さんに、大変ゆかりの深い方々から、貴重なスピーチもいただけるそうで、関係者一同、おおいに楽しみにしています。
 また、奄美の危機管理能力をためす、貴重な機会を与えていただきました、神戸のまれびと、大橋愛由等さんにも、あわせて感謝を申しあげます。

 最後になりますが、藤井令一兄は、奄美の風景の中にたたずむ、島尾敏雄像を、約三十年間も書き重ねまして、今回、奄美から初めて、島尾敏雄に関する書物を、実らせてくれました。

 皆さん、どーかよねやぁ、令一兄がぁ、でーじな本ばぁなししょしゃん、ふくらしゃぬぅ喜びばぁ、なきゃわきゃぁまぁじん喜くみんしょし、令一兄ぬぅ、なまがりぬぅなげぇさん労ばぁ、ねぎらてぃくりんそんにっしぃ、うにげぇしょうてぃ、楽屋裏らがぬぅ、報告ちなしょうろう。今日やぁ、ふんとぅ、ありがっさぁまりょうたぁ。


直前へ戻る INDEXへ