こんな本入りました!

今年(1999年)に入ってホームページに加えてメイリングリストを開設しました。
入荷した本等をご紹介していますが、これまでご紹介した本を何回かにわけて掲載します。
[1999.03.09]
(1999.02.02配信)
No.1 『ポケットにいっぱい 身近な自然』(新入荷)
  大浜貞子著・沖縄時事出版発行
  1992/11/10  A4変・259p・1748円(税別)
豊かな自然につつまれた奄美の自然を知ろうとすると、肝心な図鑑類が少ないことにまずは困ってしまう。お隣の沖縄県は奄美の人口(134000人強)の十倍近くあるので、自然・文化・歴史などの出版物が多く、これが奄美を映す大きな鏡ともなっている。本書は、こどもに自然観察のしかたを教えてやれるように、だれもが身近で観察できる「蝉」・「蝶」から「野草」・「樹木」、「潮間帯」・「サンゴ礁」・「磯」のいきものたちを主にあつかっています。スケッチや写真もふんだんにちりばめられていて親子で楽しめます。

No.2 『わが子に語る博物記ー 沖縄 身近な生き物たち」』(新入荷)
知念盛俊著・沖縄時事出版・1998/8
A5・215p・2000円(税別)
上記『No1』とあわせて読むと奄美・琉球の自然物に関してはかなりのツーになることうけあいです。いきなり「ハブ」からスタートというのも気合が入っていますねぇ。「カメ」「カエル」「カニ」と続き、「陸・海産貝」「魚たち」「鳥類」「ネズミ」「イノシシと豚」「牛と水牛」「山羊」「馬」「猫」「野菜・植物」と琉球の生き物たちのオンパレード。「衛生動物」(シラミやノミ)のつぎにはなぜか「虎」が出てきてびっくりしたら、シンガリは「ジュゴン」というパノラマ本です。話のネタにも事欠きません。ちなみにこの知念先生、沖縄生物学会の副会長さんです。

No.3 『沖縄教材植物図鑑ー路傍の草木』(新入荷)
  仲真良英著・沖縄時事出版・1984/6/25(5刷)
  B5・314p・2000円(税別)
ちょっと古い本だが、『沖縄野外植物図鑑』(全10巻・新星図書出版)は大ベストセラーだった。しかし全巻そろえるのに32000円もかかったし、今は絶版で入手も難しくなった。本書もそう新しい本ではないが、この一冊によって身近な海岸・低地・路傍・原野・石垣・山地などの植物群305種類をカラーで検索できるのでありがたい。植物専門の図書(図鑑)は、奄美でも琉球でも絶版になっている昨今、貴重な図鑑です。 
(森本)

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