こんな本入りました!
[1998.11.29]
琉球弧の底力

新沖縄文学 文化と思想の総合誌集

新沖縄文学

41号 特集−琉球弧のなかの奄美

沖縄タイムス社・1979年5月15日発行
A5・P319・\2,500

 (なんどもくり返しになってすいません)あまみ庵にはじめて来た時に一番驚いたのは沖縄の書籍の多さでした。しかも小説だけではなく沖縄・琉球の歴史や文化についての書籍が多く、そのうえ月刊誌・季刊誌も多数あります。
 奄美までも含めて”琉球弧”としてとりあつかっている本も目立ちます。
 一方奄美に限ってみてみると、これも奄美の規模を考えればひけをとらないぐらいいろんな本がでています。ただ残念なことに多く流通していないということでしょうか。
 この「新沖縄文学」は1966年に創刊され、1993年の第95号をもって休刊となりました。
 奄美が特集された号もあり、写真の第41号では「琉球弧のなかの奄美」として山下欣一さんや島尾敏雄さんなど、多数の奄美・沖縄の作家・学者の方が書いています。また第81号(1989年)では「奄美から見た沖縄」が特集となっています。
 現在は年1回発行の「沖縄文芸年鑑」がその役割をついでいます。その年の新沖縄文学賞の作品の掲載がメインですが、奄美・沖縄の「文芸年表」、「関係文学各賞受賞一覧」、「出版者一覧」、「文学団体・同人誌一覧」「新刊図書目録」「文芸関係者人名録」とすばらしい資料が収められています。
 現在、出版元の沖縄タイムスのホームページでは第50号あたりから以降の分が掲載されているようですが、当店ではそれ以前の号も在庫があります。  また、最終号である95号には創刊から95号までの総目次と執筆者一覧(作品名と号)が掲載されています。資料としてこの号は貴重ではないでしょうか。  「沖縄文芸年鑑」もバックナンバー在庫があります。
 ご希望の方は御気軽にお問い合わせ下さい。

(mizuma)


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こんな本はいりました![98/11/29]