こんな本入りました!

[2000.07.22]


『うるまネシア』創刊号
琉球孤の自立・独立・論争誌

21世紀同人会発行
2000年・7月15日(予定)
500円(税抜き)+カンパ

1.発刊宣言
2.同人誌「うるまネシア」に想う・・・平良 修
3.「独立」論をめぐる断章・・・・・・・・新川 明
4.サハリン紀行と琉球独立・・・・・・高良 勉
5.日本植民地国家論・・・・・・・・・・大城&
                6.県知事戦をめぐる私的総括・・・・川満信一
7.海邦小国記・・・・・・・・・・・・・・・・後田多敦
8.沖縄の戦後自治論序説『沖縄県議会史』・・・安里英子
9.沖縄独立研究・序説・・・・・・・真久田 正
10.21世紀への警告と希望・・・・・・喜納昌吉
11.ワッタ―ネット
12.編集後記
13.会則

『激論・沖縄「独立」の可能性』 
同実行委員会編
紫翠会出版・1997年発行
250頁・1600円
(税抜き)

<日本復帰・日本併合25周年>
2日間、計8時間「激論会」を完全収録
―沖縄の問題は、私の問題でもあります辛淑玉(司会)
書き下ろし論考ー新川明・川満信一・平良修・大城&吹E高良勉

「私にとっての沖縄独立の定義は、人類の進むべき方向に歩く自由を勝ちとることを意味する」呼びかけ人・喜納昌吉


今週は、超「わっつにゅう」(もうすぐ刊行される本)です。
「沖縄サミット」のナマ中継を見てたら、「今週はコレだ!」という「カミの声」が…。
7月19日付の琉球新報の文化欄に、「琉球弧の自立・独立を考える」―「21世紀同人会」が発足」―『うるまネシア』発刊へ―新たな論議の場提供―という大げさな見出しで…紙面半分も使って…同人誌『うるまネシア』の紹介が掲載されました。今日21日からの沖縄サミットをにらんでの記事ですが、ボクもカンケイシャ(会員)の一人なのでサワリだけ引用して今週の(二冊の)本の紹介に。

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「琉球弧の自立・独立のための思想・文化運動」を目的に掲げる「21世紀同人会」が発足。近々,同人誌『うるまネシア』創刊号を発行する。同人会の代表はミュージシャンの喜納昌吉、詩人の高良勉、沖縄キリスト教短大教授の大城宣武、フリーライターの安里英子ら。奄美、八重山ほか琉球弧の島々から会員が集う。1997年5月15日「沖縄独立の可能性をめぐる激論会」がきっかけ。日本復帰への批判や"琉球処分"の問い直しなど、「日本」との関係を問う思想風土が沖縄には根強い。琉大三教授の「沖縄イニシアティブ」論への批判が渦巻く中での会発足は、新たな議論の場を提供しそうだ。関係者に考え方を聞いた。
                  (略)
―島は宇宙の中心―(小見出し)
「鹿児島から沖縄につくのではなく、互いに琉球弧のいいパートナーでいよう」。対等平等を強調するのは奄美から参加する森本眞一郎(名瀬市)。97年「激論会」呼び掛け人以来のメンバ―。
琉球服属の「那覇世」から薩摩侵略(1609年)後の「やまと世」へ被支配の歴史をくぐった奄美。沖縄・日本との関係、奄美の自立を問い、「それぞれの島が自立しネットワークを結べばよい」と考える。
会則案に「沖縄人=琉球孤住民」とあったのを「奄美は沖縄人ではない」と削除させた。「島は端(はし)であるが宇宙の中心。島尾敏雄が説いた未消化のヤポネシア論を総括し、<日本国>をクリアしたい」と意気盛んだ。
                 (略)
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「顔写真までのってるど〜」と教えてくれた友人チにボクはトんでった。(電話取材だったのに…?)。答えは…9年前に同紙に連載したコラム「落ち穂」の時に使った写真で、む〜る、む〜る、ワカくてまるで別人!だったのだ……。(^^ゞ

自分自身の「自立・独立」はもちろん、奄美のそれまでも同時に考えざるを得ないやっかいなウィルス持ちのボクは、21世紀も大いにこのことを論議するつもりだ。このHPや郷土誌のミセなどもそのための道しるべかも。興味のある方はゼヒご購読とご意見を。
(本処あまみ庵代表:森本眞一郎)

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