こんな本入りました!

[2000.07.06]
『奄美・沖縄本の旅―南島本とっておきの七十冊』 
神谷裕司著
南方新社・2000年4月発行
255頁・1905円
(税抜き)







ちょっと古くて、わっつにゅう!のねたではありませんが、この上半期ZZ〜と冬眠していたアマミ(庵)ノクロ(酎)ウサギとしましては、その間に産まれていった数々の愛着本などもご披露したくて……。すでにお知りの方には申しわけありませんが、来週からののみーむん(新刊)情報をお待ち下さい。(謝)
また、全国からお寄せいただいています入手困難な絶版本や予約モノなども、はいりしだい、このサイトでオークションにかけていけたらと思ってます。

さて、著者の神谷さんは現在は朝日新聞社の社会部(福岡)所属。94年4月から奄美大島の名瀬通信局長をしていたご縁で本書も生まれました。「も」というのは、すでに『奄美もっと知りたいーガイドブックが書かない奄美の懐』という(奄美での)ベストセラー本などがある詩人で、猫とカミさんと釣りとシマウタが好物のモノ書キさんだからです。
「どこから読もうか、琉球孤。歴史、民俗から政治,社会状況,もちろんグルメ,遊びまで。数多い南島本の中から名著を厳選し、エッセンスを紹介する。」(帯より)

「この小著は、「本好き」と「南島好き」が重なり合う地点に生まれた、ささやかな雑文集である。さまざまな書物を材料に、私の勝手な戯言(ざれごと)が書き連ねてある。その断片から、チラリと「南島」の姿が見えるかもしれない。そうして、非常に奥深い「南島」の世界に入るための斥候役くらいは務め得るのではなかろうか,とも思っている。」(まえがきより)

彼の島酔いの勢いに釣られてビクに収められた70冊の本の著者たちが集まって、この3月に奄美の「ホテルカリフォルニア」(爆)で祝賀会を開きました。感激しやすい彼は、その夜は我を忘れて泥酔、財布ごと紛失してしまいました。幹事と司会のボクも彼と同様でしたので目もあてられない一夜になってしまいました。

因みに奄美の郷土誌専門店の立場から言えば、奄美を知るための道しるべは無数にありますが、ジャンルを「本の本」にしぼってみたら、独断的には次の三冊しかありません。(+_+)

@『奄美学の水脈』
A『奄美・沖縄本の旅―南島本とっておきの七十冊』(コノ本です)
B『島立まぶい図書館からの眺めー沖縄・奄美プライベートブックレビュー100』(ボクも5冊の本を紹介してますので、そのうちUPします。)(^^ゞ

これからも「本の旅」におつきあいのほどを。m(__)m
  

(本処あまみ庵代表:森本眞一郎)


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