南泉 

                        
 上妻酒造(株)   熊毛郡南種子町中之上2480
             Tel  09972−6−0012
      ゲットした日 : 平成14年11月23日
                     

南泉  種子島には4つの蔵元があり、それぞれ個性的で美味しい焼酎を輩出し、種子島焼酎の名声は県本土でも轟き渡っている。 なのに未だ種子島は未踏の地のままで、最近焦りにも似た強迫観念を覚えている。(^_^;) 来年こそはトッピーに乗って訪れよう。
  上妻(こうづま)酒造のある南種子町は種子島の南端人口約7000人程の農業の町である。 この町の代表銘柄がこの「南泉」で殆どの町民が愛飲していると断じても過言では無かろう。 いやそう信じたいのである。(^_^;)
  武州の焼酎評論家秘剣師の秀麗な本格焼酎寸言によると、師はこの焼酎のあまりの旨さに蔵に直接電話をして色々伺ったとのことである。 丹誠込めてかつ工夫を凝らして生み出される逸品で、原料芋はしろさつま白麹仕込みらしい。 

  ラベルは横緑色系を基本とした落ち着いた色彩で、背景に松と波が描かれており、海岸美を誇る町の地焼酎らしさが醸し出されている。 アルコール度数25度。 一升瓶の他に五合瓶もある。

  生で飲んでみた。 芋焼酎独特の芳香が漂う。 口に含むと、甘く柔らかい!と感銘している間に舌上で融けて無くなっている。 何たる飲み易さ! これは魅せられたように生でゴイゴイ行く危険極まりない酒との印象を受ける。
  ロックにすると、生の味わいそのままで、甘さがより引き立つようである。
  あらかじめ5:5程度に割り水したものを黒ヂョカで燗付けすると、しっとりとふくよかで、芋焼酎の甘味もグンと引き立ち、旨味が舌乳頭一つ一つを撫でていくような快感を覚える。(^_^;)南泉と種子島草木焼き

  芋の風味がそのまま円熟したような旨味と如何にも地焼酎らしい朴訥さで安らぎを感じさせる味わいと言えよう。 まさしく秀逸極まりなく、種子島焼酎の実力恐るべしと痛感させる出色の酒である。
  どの様な飲み方でも美味しいことこの上ないが、地焼酎はやはりお湯割り系統でしょうね。(^^)

 3合は悠に入ろうかという種子島能野(よきの)焼の巨大カラカラ  →
                             
平成14年12月26日記載