じょうご 


          奄美大島酒造   大島郡龍郷町浦字角子1864
                       Tel 0997-62-3120
          ゲットした日 : 平成13年2月26日 

 
じょうご
  この「じょうご」奄美大島酒造及び有村商事様が、「浜千鳥の詩原酒」及び「高倉」と共にご恵送下さった黒糖焼酎である。
  黒くずっしりとした4合瓶に極彩色オウムのラベルが鮮やかで、一見舶来物の強い酒を彷彿させる。 減圧低温蒸留のあっさりした原酒に、まろやかな薫りを持つ「浜千鳥の詩」の原酒をブレンドし、アルコール度数を25度に調整しているらしい。

  3月9日に行われた焼酎伝道師の集い第6夜にみんなと味わったのだが、その日が極端に寒く、ロックで焼酎を味わうような気分には成れず、主に割水したものを燗して頂いた。 黒糖焼酎独特の甘い香りと爽やかな味わいに評判が良かった。

  生で飲んでみると、やや抑えめの軽快な甘い香りと黒糖焼酎独特の芳醇な味わいで、後味もスッキリ爽やかで飲みやすい。
  ロックにすると黒糖焼酎の甘味及び旨味の骨格はそのままに軽快さと飲みやすさが増す。 やはり黒糖焼酎は特に夏向きで旨いと感じる瞬間である。
  これを6:4ぐらいのお湯割りにして飲むと、程良くかすかな甘い芳香が引き立ち、芋とは全く異なる味わい甘さなのだが、十分に旨い! 後味もスッキリ爽やかである。  これまで黒糖焼酎に抱いていた「暖めると飲み難い。」という偏見を覆されたような美味さであり、一種のカルチャーショックとも言うべきであろう。(^_^;)  奄美でもお湯割りで楽しむ人が多いのも肯ける。
  この焼酎を一言で表すと「和む焼酎」と言いたい。 どの様な飲み方でも軽快・清冽な味わいでおいしく頂けるのだが、さらにこのボトルを眺めながら飲むと、10年ほど前の梅雨明けに、初めて訪れた奄美大島の原色に満ちた煌めき眩しい風景が鮮やかに蘇ってくる。  黒糖焼酎奥が深し!と痛感させられた逸品である。
  
     
                         平成13年4月13日記載