伊佐美  


伊佐美
    甲斐商店   大口市里2084   Tel09952-2-0548
    ゲットした日:平成10年秋頃


 「伊佐美」プレミアム焼酎の元祖である。
 昔、経済界だったか、なんかの偉い方が、「伊佐美」は旨いと言ってから大ブレークしたようである。
 昭和60年頃、私が鹿児島の大学に勤めていた頃には、もう幻の焼酎として入手困難で有名だった。
 決まった量しか生産しないため、購入するには販売日早朝から甲斐商店に並ぶと聞いた。
 なかなか手に入らない「伊佐美」に代わって、「伊佐錦」が県下では出回り、好評を博しているが、大口・伊佐地方は鹿児島県ではもっとも寒いところであり、そう言う気候的なものが焼酎造りには適しているのかも知れない。
 昭和62年春、博多親不孝通り沿いの居酒屋で「伊佐美」を初めて飲んだ。6名ほど焼酎を注文すると、主人が「お客さん達鹿児島ですね。そしたら良い焼酎がありますよ!」と、「伊佐美」の1升瓶を持ってきた。我々は標準語で喋っているのに、なぜ鹿児島と解ったか不思議なことであるが(^_^;)、それ以上に不思議だったのが、「鹿児島で手に入らない焼酎が、何で福岡にある?(-_-#)」である。
 結局その時1本1万いくらかで、焼酎は全部飲んだが、他の焼酎と比べて旨いと感じたのかはあまりよく覚えていない。
 現在でも、鹿児島での人気は衰えることはなく、解る人への贈り物最適品として出回り、私も何本か貰っているが、逆に送ったりしている。
 「伊佐美」は丁寧な手作り芋焼酎本来の上質な味で、人気の高さが肯ける。
 水割りにしても、そんなにクセが出ず、十分飲めるのだが、個人的にはお湯割りの方が、旨味が十分引き立ち好きである。

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